クアラルンプールの中心地で、間違いなく美味しいマレー料理を食べるのなら、そりゃ、マレーシアが誇るスターシェフ、Chef Wanのレストランが一番良いでしょう...と思って、12名の予約を入れた8月初旬。ちゃんとOccasionは、3名の誕生日会と明記したけれど、おそらくそんなの見ないだろうな、と踏んで臨んだディナー。
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それなら、そんなことを書かせるなよ、と思うけれど…
そこはマレーシア。
万が一見てくれて、本当に用意してくれたら感激!
もし、全然見ていなかったとしたら、
これまたマレーシアだから、期待せずで失望感はなし。
その場で繕ってくれるのも分っているから…
すべて計算済み。
いちいち、きちんと物事が運ぶように
何度も電話したりするのもね…
ストレス満載になるから、もちろんしない。
私もマレーシア人になれる?(諦めているというところが)
こちらがオリジナルのレストラン。
私たちが通されたのは、新しいアネックス。
新しい方は、なんとなく大食堂のような感じが否めないけれど、
それでも雰囲気は悪くはありません。
テーブルは円卓で、中華スタイル。
大勢にはこれがベストよね!
みんな疲れて、風邪引きかけていた者も多かったから、
ドリンクはハーブティーを全員!
マレー料理の創作スタイルでもあるけれど、
基本は伝統的な料理なので、
そこを踏まえて注文。
これ、名前が分かりません。
よく大きな透明プラスチックの筒容器に入って売られているやつ。
これのちょっと豪華版。
これはみんなが好きな味わい。
食べ始めると、止まらなくなる~!
前菜の盛り合わせ。
右奥がグリーンパパイヤのサラダ。
左奥がパク(ぜんまい)の和え物。
左前が、Udang Cucurと呼ばれる小エビのかき揚げみたいなもの。
それにチキンサテ。
きゅうり、エシャロット、タピオカ芋も一緒に。
もう一品、同じだけれど、パク(ぜんまい)の和え物を注文。
辛いけれど、美味しい!
チキンサテも追加で。
マレーシアらしからぬ、美しい盛り付け方。
みんなが食べたがったソフトシェルクラブの揚げたもの。
ピンクの白髪ねぎみたいなのは、トーチジンジャーの花。
このまま一緒にソースを付けて食べる。
スズキのペタイ、サンバルソースで焼いた一品。
マレー系の野菜と一緒に。
ペタイは臭豆と書く。
でも大人なら、好きな人は好きな味だと思う。
みんなは好きだったので、日本人にも大丈夫?
2種類のピラフご飯は、フリーフローでサービス係が盛り付けてくれる。
どちらも美味しい。
マレーシアでも、ここのピラフ風ごはんは、美味しく食べられる!
つまり、ここの料理は、何食べても美味しいです!!!
ここまではサービスも良くて、
スムーズに運びましたよ。
さて、おそらくデザートの時にも、
レストラン側は私が誕生日会と書いても忘れているだろうから…
立ち上がって、サービス係のオニイサンにごにょごにょ。
プレートは出来ないけれど、キャンドルは用意できるとのこと。
そして、お祝いは出来るとのことだったから、おまかせ♪
みんなお腹一杯だったから、注文したのは3種類のデザート。
これをシェアしましょう、となった次第。
ここからが、もうみんな抱腹絶倒!
誕生日を迎える2人(一人は病欠)が、
気づいていないふり(?ひとりは背を向けていたからOK)
していただけかもしれないけれど…
まずは、フロアマネージャーさんが、オンサイトトレーニング。
どうやって、誕生日を祝うのか、一つテーブルを挟んだ向こう側の
柱の陰でスタッフに説明している姿は真剣そのもの。
それが分かったのかどうなのか、はなはだ心もとないスタッフの一人が、
なんと!!!
その一つテーブルを挟んだグループ席へ、
このプラカードを持ってお祝いしようとしているではないか!
それを目撃したマネージャーさんが、大慌てで、
反対から、ジェスチャーで阻止しようとしている!爆笑
そのスタッフが、慌てふためいてキョロキョロ。
どこなんだ?って感じで、うろたえている。
それを柱の向こう側に立っている別のスタッフが、
私たちのテーブルに向って、指を立てて、
「あっちだよ!」と必死で教えようとしているのが、笑えた~!!!
なんだ、これだ、マレー系の皆さん!
悪気はないのは、日本から来たみんなも見ていて分かった。
ただ、マレー系の人たちって、計画性がないから、
その場でぶっつけ本番でやっちゃう。
それも私たちからは見えないと思って、
一つテーブル離れたところで、
マレー語だからいいけれど、説明してるやんけ、
どうやってお祝いするか!
日本から来たみんな、ゲラゲラ笑っているし。
まあ、それはそれで一生忘れない思い出になること
間違いなし!
ヘタなお笑い芸人を観ているよりも、
はるかにおもろかった~!!!
右側がフロアマネージャーさん。
黒手袋姿も笑えたし、
とっても一生懸命に指示していて、
その姿も好ましいけれど、とにかく笑えるしぐさ。
もう、話をしようと努力してくれるし、
誠実さはものすごくよく伝わって来ました。
Happy Birthdayソングも歌ってもらえたし、
めでたしめでたし。
大笑いしたし、本当に楽しいマレーシア最後のディナーに。
ジャックフルーツプリンも、真ん中は
ジャックフルーツの中にプリンも入っていて、
それをグリルしてキャラメリゼしてあって、美味!
ジャックフルーツが美味しいプリンになっていた。
こちらは、黒米(もち米)を発酵させたもの。
ココナッツミルクと一緒に。
ココナッツアイスと一緒に食べると、最高に美味しい!
これは女性にウケる味わい。
フルーツの盛り合わせ。
どれもこれも素晴らしいデザートで、
マレーシアらしい風味をみな楽しんだ。
本当に美味しくて楽しいディナーをありがとう!
シェフワンは、実は今、リンパ腺ガンの療養中。
早く良くなって、またレストランで元気なお姿を見る機会を
楽しみにしています♡
スターシェフだけあって、華がある人。
お母様に料理を習って、そこから
マレーシアを代表するシェフに。
De. Wan1958はThe Lincの中にありますよ。
インスタもしています。