上図は、2006年更新の2万5千図「八日市」。
南東(右下)に「たろぼうぐうまえ」駅があり、参道を北に進むと「太郎坊宮」、「箕作山」があります。
上画像は、その内の「太郎坊宮前」駅。
私が行った折には、周辺整備事業の工事が行われていました。
昨年六月には自転車駐輪場が完成、さらに、車道・歩道の舗装や路面標示などが、本年十月までに行われるようです*。
続けて上画像は、ホームから、工事中の駅前広場を見たもの。
太郎坊は天狗なので、ホームにも、注連縄と天狗の面が飾られています。
1913年12月29日、湖南鉄道の太郎坊駅として開業**し、1998年4月1日、太郎坊宮前に改称しました***。
ホームは、一面一線で無人駅、
朝の通勤・通学時を除いては、時間2本の運行です。
駅前の交差点に出ると、「太郎坊宮」との扁額のかかる一の鳥居があり、
さらに進むと、巨岩の目立つ赤神山や、その中腹の参集殿が見えてきました。
ただ、残念なことに、この日は今にも雨が降りそうな曇り空。
以前、来た折には快晴で、「太郎坊から箕作山へ」へ登ったのですが、さて、今回はどうしようか・・・、
などと、逡巡しているうちに、次の電車が入ってきました。
塗色はレッドとベージュのツートン、ヘッドマークは「赤電」です。
*『中野地区まちづくり協議会 広報誌』NO.51(2021年2月)
**『官報』1914年1月10日
***『鉄道ピクトリアル』NO.685(2000年5月)