先日、三岐鉄道北勢線に乗る機会がありました。
北勢線は、軌間762mmのナロウゲイジ。
北勢鐵道株式會社が大山田~楚原間を開業させたのは1914年4月3日*、楚原~阿下喜東間が1916年8月5日**、六石(阿下喜東を改称)~阿下喜間は1931年7月8日***です。
また、北勢鐵道は、1934年「北勢電気鐡道」と改称⇒1944年に県内の同業他社と合併し「三重交通」⇒1964年三重電気鉄道⇒1965年近鉄に合併され⇒2003年三岐鉄道に譲渡****
という複雑な経緯を辿って、現在は同社の北勢線。
そして始発駅は、西桑名(大山田を改称)です。
さて、西桑名駅より、
阿下喜行きに乗車しました。
車両は、幅が2110mmとコンパクトサイズで、
ロングシートでした。
続けては、東員駅の駅名標をご覧ください。
描かれているのは、鉄道むすめの「楚原れんげ」。
東員駅勤務の駅務掛という設定だそうです*****。
また、楚原駅発・止の列車があるため、
楚原~阿下喜間は列車の本数が少なくなっています。
さて、20.4kmの距離を約55分の乗車で、終点の阿下喜駅に到着しました。
同駅については、もしよければ、2018年3月22日付けのこのブログ「三岐鉄道阿下喜駅」をご覧ください。
前回訪れた折は上天気だったのですが、この日は残念ながら、雨が降り始めました。
*『官報』1914年4月9日
**『官報』1916年8月12日
***『官報』1931年7月17日
****三岐鉄道80周年記念事業公式サイトより