毎年、色々なブームが起こります・・・。
スーパードライジョッキ缶もその一つでしたが、
今やどこの店でも普通に山積みになっていて、
以前のような奪い合いの様相は見られません。
ブームも旬を逃すと、いくら増産しても徒労に
終わるのは、鬼滅の刃ブームで色々な業界の
方々が味わっていると思いますが、いつ終焉を
迎えるのか予測が難しいのが、厄介な所ですね。
6年前に起こった、湖池屋のプライドポテト騒動も
記憶に新しい所。
鬼滅ブームは、昨年ではっきり終わりを迎えた筈
ですが、世の中にどれだけさばき切れない在庫が
存在しているのか・・・。私の店では幸いなことに、
一部のコラボ品数点しか在庫は存在してません。
こういうブームに対しては、特にバイヤーの方達は
色んなプレッシャーと戦いながら、仕入れるものを
決めている事を考えると、本当に頭が下がります。
そして、今年は昨年のマリトッツォに続いて、どんな
商品がブームになるかと思えば・・・
「ヤクルト1000」という、新商品という訳でもない
のに、ここに来ての爆発的ブーム。ブームになる
パターンとして、新商品が話題になるのはよくある
事ですが、今まで存在していた商品が何かの
きっかけで急に脚光を浴びる・・・というのが、
今回のパターンという事でしょう。ブームの要因
が、某テレビの有名タレントさんが紹介されたと
いう事なので、すぐにブームが去りそうですが、
もともとが堅実な販売で売られている商品の為、
メーカーとしては作りすぎて困る・・・という事は
なさそう!?。ブームは、気づいたらいつの間にか
終わっていた・・・というパターンが多く、誰にも
分かりようがない、「ブームが終わる瞬間」という
のはどこかの時点で確実に存在するはずです。
誰かが「ブームは終わった」と宣言して終わる事
はほとんどないので、自然発生的に世間の同意
が成されて成立する、その流れを見極める力を
販売側は持つ必要があるのですが、難しい。
株の損切と一緒で、ある程度売れている所で
スパっとあきらめられれば、どんなに楽でしょう。
「まだ、大丈夫」と持ち続けて、気づいたら手遅れ
・・・というのは、どこの世界でも同じなのかも。