以前ギターについての記事を書いたことがありますが、今でも細々と趣味で続けています。
腕を骨折した当初はとても弾けないと思ったのですが、こつこつやっていたら大分以前の
状態に戻ってきて98%ぐらいの状態になった感じです。ギター弾き=リハビリの一環。
ギターをやっていると宿命とも言える面倒な作業、弦の張り替えが定期的に発生します。
この作業が好きな人はいるんでしょうか?私ははっきり嫌いな方です。でも、ふとした拍子
に切れることが(特に1弦、2弦)あるので、そういう時はやらざるを得なくなります。ちなみに
アコースティックギターの弦は張り替えなくても運が良ければ1年以上持ちますが、弾いた時
の音色が濁ったり、指の爪が引っかかる感じがするので本当は数ヶ月ごとに替えることが
望ましいのです。替えた直後、しばらくの間は弾くときらびやかな音が出るようになります。
たまには変わった曲を練習しようと思って、押尾コータローさんのアルバムCD「KTR×GTR」
から「JOKER」という曲をチョイス。
ちょっとダークなイメージの曲です。押尾さんによくありがちなストローク系の楽曲。
使用しているギターがバリトンギターという、大ぶりの低音特化のギターを使用しているのも
特殊な上、楽譜には更にもう1つ、驚きの事実が書かれていました。
アコースティックギターの弦は通常6本あり、上から1、2、3、4、5、6弦と順番に張られて
いて、それぞれ弦の太さが違います。でも、この曲に関してはなんと3弦と4弦の場所に
代わりに1弦、2弦を張るように書かれています。つまり、1、2、1、2、5、6弦という配置で
3弦、4弦は使用しないということ。どうも、この弦を使って主旋律を弾く為にこのようなこと
になったようですが、特定の曲を弾くために弦の張り替えをしなければならないというのは
初めての経験です。ちなみに弦のチューニングもかなり特殊なので、通常の弦のままで
合わせてしまうと、100%弦が切れる結果が待っています。
わざわざ1弦、2弦だけ楽器屋に買いに行き、面倒ながらも張り替えました。(使用弦は
YAMAHAのライトゲージです。)
この曲、以上のような理由で敬遠されているのか、あまり動画公開している人がいない中で
数少ない、演奏者を見つけました。再現度がかなり高いと思います。
大体私もマスターしたのですが、他の曲を弾くにはまた弦を張り替えないといけないのが
非常に厄介です。スタンダードチューニングで弾ける曲だったらどんなに良かった事か・・。