「生きのびるための事務」を読んだ | 忙しいうちが花?ぴるごんの放言

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事務という言葉に割と近いところにずっといるので、勝手に反応して気になっていたこの本。

 

AIその他各方面の技術の発展目覚ましい世の中、人間を助ける仕組みは増えるばかり。それを使いこなせる人にとってはもう、人間の「事務」なんていらなくなるんじゃないかとびくびくしている今日このごろ。

私の就労体験は営業事務に始まり、経理事務を経験する中で仕訳を覚え、簿記を覚え、ワープロからパソコンへの脱皮を22歳~23歳で経験。こどもを生んでからはワンオペ育児(当時はそういう言葉はなかったが)と両立できる限界を極めるために在宅勤務を駆使しながらの下働きから入力、アンケート集計、会議の議事録作成、学会会計、記録、庶務、大学事務、科研費、と働く場所とスタイルをこどもの成長ステージと共にを変えながらずっと「事務」という柱だけは共通している。

 

なんとなくそんな私に「生き延びるための」という枕詞が、この先も事務の仕事が消えないんじゃないか、という励みになるような気がして読んだら、だいぶ予想と違う展開だった。

 

まず、漫画だった。文字ではなかった。

まあ、よい。

そして仕事としての事務というよりは、主人公が気持ちよく好きなことだけ(?)して無事に生きていくために必要な情報の整理と現在並びに未来の見える化をするスキルのことを「事務」、と呼び、「ジム」と擬人化したストーリーであった。

1時間くらいで読めてしまったので、感想を述べるほどじっくりも読んでいないことを反省しつつ、仕事でなく生活の中でも頭の中の整理にも役に立つ、という描き方が私に少し力を与えてくれたので、その安心感だけ受け取って、本を閉じた。

 

少しの安心感と、あと、作者の坂口さんのサクセスストーリーにジムが伴走してる感じの物語だな、というのが感想。そこまでうまくいかんだろ・・と思えてしまう部分もあるので要注意。

 

本屋さんで「今品切れなんですよ、増刷かかっていて刷り上がりが7月3日なのでその後1週間くらいで入荷ですねー」と言われ、メルカリで買った。1時間で読み終わったので、まだ読みたい人がいるかもしれない・・と思って出したら確かにすぐ売れた。