これは前記事からの続きになりますので、まだの方は、先ずはコチラ↓からお願いします🙇
まぁいつものようなしょーもない記事ですが、そんなのでも続きが気になるという変◯さんだけ、この先をどうぞ(笑)
家族で食べる分(3〜4匹)を釣るのを目標にした、この日の私のアマゴ釣り。
だが、二匹目GETまではすんなりといったのだが、あと一匹がなかなか釣れずにいた。
チェイスやアタックは何度もあり、久しぶりに楽しい釣りになっていたが、三匹目GETの為のせっかくのチャンスをなかなかモノに出来ないまま、刻一刻と時間は過ぎていった。
そして当然だが、時間の経過と共に魚は次第にスレてきて、ルアーを見切られる事が増えてきた。
どうやら放流フィーバータイムは既に終了の雰囲気。周りの他の釣り人を見ても、そんな様子だった。
「なんとか、あと一匹を…」
リミットメイク目前のバスプロのような気持ちで、あちこちの放流ポイントを回ってみたが、魚の反応はあってもチェイスのみで終わるばかり。
この状況の中、周りに居た釣り人は、一人また一人と釣りを終えて引き上げていった。
「ワイもそろそろ、もう諦めて帰ろっかな…」
そう思った私はふと、あのファスナー全開だった長老の言葉を思い出した。
「ええか。奴ら(アマゴ)は、しも(下流)へ行くんじゃ。鮎は、かみ(上流)へ向かうが、奴らはしもへ行くんじゃ。これは何処の川へ行っても同じ事じゃ。それを忘れるな‼︎」
という、あの大切な言葉を。
「そうだ。もっと、しも(下流)へ行こう!」
そう思った私は、最終放流ポイントよりも、まだ更に下流へと向かった。
最終放流ポイント付近には、エサ釣り師がまだまだ多数残って粘っていたが、私はそれよりも下流方面へと行き、周りに誰も居ないエリアで釣りを再開する事にした。
私が選んだその下流のポイントでは、アマゴが泳ぐ姿は全く見えなかったので、放流されたアマゴがそこまで流れて来ているという確信は持てなかった。
だが、長老の「奴らは"しも"へ行くんじゃ。」というあの言葉だけを信じて、私はキャストを開始した。
そのポイントでの二投目だった。
ググンッ‼︎
午後4時32分
やった…🥲 三匹目をGET。
これで帰り道に魚屋へ走らなくて済んだ(笑)
二匹目を釣ってから、実に三時間後の事だった。
そして、その10分後。
立て続けにダメ押しの四匹目をGET。
今日イチのサイズとファイトに、放流魚とはいえ初心者の私は大満足だった。
ありがとう長老。たしかにアンタの言う通りだったゼ👍
オーケー!ミッション完了👍これにて納竿。
自分の家族で食べる分以上に持ち帰る必要も無かったので、この日の釣りはこれで終わりにした。
久しぶりに夢中になって釣りをしていたので、時計を見たら、時刻はもう午後五時近くになっていた。
そもそも私は「ちょっと放流の様子を見てくる。」と言って家を出て来ていたので、家族の顔が頭に浮かんできて、「ヤベェ…さっさと帰らなくては😥」という突然の焦りに襲われた。
だが、道端で急いで帰り支度をしていた私に、一人のお婆さんが近づいて来て「釣れましたかぇ?」と話しかけて来た。
聞けばそのお婆さんは、この地を終の住処として都会から近々移住してくるようで、この近くの古民家を自分達で改装中らしい。かなりの話好きな様子のお婆さんから、その古民家(築300〜400年だとか⁈)に伝わる歴史的なエピソードなどのお話しを聞いていたら、どんどんと時間が…。
貴重なお話しをしてくれるのはたいへんありがたいのだが、しかし私は一刻も早く帰らなくては…😰
そしてお話しのキリの良いところでお婆さんと別れ、最後に漁協に挨拶する為に立ち寄った。
もう夕方だが、この日はまだ漁協小屋の扉は開いていて、姐さんと、もう1人の漁協のおじさん、そして複数の釣り人が残っていた。
私が開いていた扉から顔を出し、
「今日は放流お疲れ様でしたー!そろそろ帰りま…」と言った時に、
姐さん
「オー!ちょうどええ所へ来た‼︎とりあえず、これ食べろ。」と。
いつもいつも頂いてばかりで、ありがたい限りです。
しかし私は、一刻も早く帰らなくてはいけないのだが…😅
姐さんと、もう1人居合わせた釣り人さんと三人で喋りながら、頂いた大判焼きを食べていたら、私が食べ終わるのを見計らった姐さんが「よっしゃ。ほな、そろそろ行くでぇ〜」と。一体なんのこっちゃ⁈😳
どうやら、その居合わせたお客さんが連れてきていた二人のお子さんが釣りをしたいと言うので、少しだけ生簀のアマゴを別の場所へ放流してあげるらしい。なんとも子供に優しい姐さんである。
※お子さん達もきちんと入漁券を購入済でした。
姐さん
「ほら運べッ‼︎」
子供たちの親父さんはそのままなのに、何故か唯一の放流アシスタントとして抜擢された私😅
子供には優しく、私には厳しい姐さんである(笑)
しかしまぁ…気前が良いなぁ。
(どうやらこの日の放流日に合わせて来られなかった、翌日以降の釣り人の為の放流でもあるらしい。姐さんと漁協のさりげない気遣いやね。)
子供たちと姐さんの後を、バケツを持ってもたもた追うピロテンの図。
本当は写真など撮ってないで、姐さんに怒鳴られないように素早く行動しなくてはいけない。漁協の皆さんのお気持ちや苦労がわかる一コマだった。
それにしても、私は一刻も早く帰らなくてはいけないのだが…😰
そして放流が終わり、川から引き上げる。
自分は1つだけで、私には平気でバケツを3つ持たせる姐さんの後ろ姿から、「お前も自分の仕事場ではこうすればええんや。」と、先日仕事場で嫌な事があった私はそう無言で教えられた気がした。
口先ではなく背中で語る。実に男前な姐さんなのであった。
そして漁協小屋に戻り、いよいよ今度こそ帰ろうとした時だった。
次は漁協小屋前の駐車スペースで、もう一人居た別の釣り人さんの車のバッテリーが上がってしまったという、プチ騒動が起きていた。
そして、その車はMT車なので、皆で押しがけをしようとなった。
一刻も早く帰らなくてはいけないと焦っていた私だったが、やはり困った時はお互いさまという事で、押しがけに参加。
何度か車を押してエンジン始動にチャレンジしたが、どうやらプラグがカブっているらしく、なかなかエンジンはかからなかった。車を押していたメンバーの我々は、今日一日の疲れと、その平均年齢の高さもあり、成功する前に皆ヘロヘロに🥵
「もうこうなったらバッテリー直結でセルを回そう」と、漁協のおじさんが自宅に置いてあるブースターケーブルを取りに行くという事になり、しばらく待ち時間となった。
その時、バッテリー上がりの車の釣り人の顔をよく見たら、以前に釣り場でお会いしてお話しをしたことのあった、物静かな雰囲気を持つフライフィッシャーマンの方だった。
その方も私の事を覚えていて、また少しお話しすると、奇遇にも私と出身学校が同じで、おまけに私の兄弟と同級生という事実が判明。その偶然に会話は盛り上がりを見せ、そして物静かなそのお方は熱くフライフィッシングの魅力を語り出し、「せっかくフライタックルを購入されたのなら、是非やりましょうよ!」と、どこかの怪人ブロ友氏と同じ事を仰られていた。
まぁ楽しく会話するのは、それはそれで良いものだ。
だが今の私は、一刻も早く帰らなくてはいけないのだ…😨
その後、漁協のおじさんの手により無事にエンジン始動。そして、フライフィッシャーマンさんとのお話しもひと段落して、いよいよ今度こそ帰ろうとしたその瞬間…
姐さん
「おーい!いちご大福もあったから、これも食べろや。こんなの置いといても腐っちまうから、ほら食べろ食べろ!」
…あの〜、たいへんありがたいのですが、私はマジで一刻も早く帰らなくてはいけないのだが😵💫
結局、盛り上がるフライフィッシャーマンさんと会話しながら、いちご大福もしっかりと頂き、その後ようやく帰宅の途へ。その頃、もう辺りは暗くなりかけていた。
(慌てて食べたから、いちご大福の画像は無し😅)
そして午後七時前になって、ようやく自宅へと到着。
「ちょっと放流の様子を見てくる。」と言って午前九時半に玄関を出てから、実に九時間が経過していた。
帰宅後の当ブログ主の家庭内での様子は、読者様であるエブリバディ達のご想像にお任せする。
だが、とりあえず私はしばらく大人しくしようと思っている事だけは、ここでお伝えしておく(笑)
そんな感じの、先日のアマゴ釣りだった。おそまつ😙