辻井伸行さんは天才だ…… | 30歳・無職・法務博士の就職活動日記

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これは、30歳を迎えた法務博士が、司法試験を辞めて就職することを目標とした、厳しすぎる現実との戦いを記したリアルタイム体験記です。

同じ境遇の人の参考になればと思います。

6月25日(土) 14時 オペラシティ


かの有名ピアニストである、



辻井伸行さん


の演奏を聞いてきた。


正直、思いました。





天才だと。






音の海に溺れながら、




どうして彼は天才なのだろうかと考えていました。




正直な感想としては、彼のピアノは「若い」という感じがしました。




ただ、小柄な身体の割に勢いがあり、音も澄んでいます。




指の織りなすハーモニーはさすがだと思いました。




彼は、完成された天才ではなく「未完成な天才」なのだと感じました。




そして、彼が演奏を終えてからは、会場から激しい拍手が降り注ぎます。




その拍手に対して、少しはにかみながら礼をしていくその姿に、軽い感動を覚えました。




今回の会場よりも大きなステージで、多くの人から拍手をされた経験があるはずなのに、




あの表情ができることにです。




まるで、初めて子供がピアノを一曲弾ききったときにもらった拍手に対する笑顔のように。




そこが、彼のピアノの根源であり、また天才でありつづけることができる理由であると。



帰りは友人とディスクユニオンで彼のCDを買って帰りました。




部屋で聞きましたが、最高です。




しかし、生には敵いませんね。




また、機会があれば是非とも行きたいものです。



ちなみに、オーケストラの生演奏を聴いたのですが、良かったです。


とはいえ、辻井君の演奏でチケットの代金の元は取ったと感じましたが(笑)