ブリュッセル(ベルギ−)

 


2013.09.29 晴ときどき曇

 

グランプラス

 

オランダ・アムステルダムから列車で1時間50分、ベルギーの首都・ブリュッセルに到着した。

 

 

アムステルダム中央駅


アムステルダム中央駅でブリュッセル行き片道36ユーロという安い乗車券を購入して同じ時刻に出発する違う列車に乗ってしまい、車掌さんに違う電車だから全額支払うように言われたのにゴネまくって差額分で勘弁してもらうというズウズウシイ観光客になっていたっけ…。
「オランダからベルギーに行くのはこんなに安いんだね〜」と、喜んでいた私たちはヨーロッパの高速列車・タリスに乗っていた。

アムステルダムホテル→中央駅 10ユーロ(タクシー)
中央駅→ブリュッセル南駅 315ユーロ(電車3人分)
ブリュッセル南駅→ホテル 16ユーロ(タクシー)

遡って…、アムステルダム中央駅近くのボロいクセに高額な3つ星ホテルから駅に向かう時、空港までじゃないと手配できないと突き放され、とりあえずの努力もしないで断られたのでホテルに依存するのをあきらめて、時間をかけて流しのタクシーをつかまえたけど、駅までの距離が短かすぎて散々嫌がられて4台目でようやく乗車。タクシー運転手が「350ユーロでブリュッセルのホテルまで行くよ」と言っていたのを断らなければよかったと後悔した。1時間半で着くと言ってたし…。

教訓:移動目的の交通機関まで歩いて行けないのなら駅近のホテルに泊る意味はない。1km以上離れた4つ星ホテルに宿泊した方がホテル前に待機しているタクシーに乗ることが出来て気持ち良く移動できる。

 

 

ブリュッセル南駅


タリスが到着したブリュッセル南駅はとても近代的な建物で、表に出たら目の前にカフェが並んでいたので休憩。すぐそこにタクシー乗り場があり、2台に断られて3台目でようやく乗せてもらうことができたけれど、3台の運転手全員が最初に言った言葉は「すぐそこだよ、歩いて行ける」。

ホテルがあるのはタクシーを使うような場所ではないくらい便利な場所なのだろうけど、こちらは大きなスーツケースを持ち、200m歩く度に休憩が必要な老人と一緒だから必死でお願いした。世界中どこへ行っても1km以内のタクシー乗車を嫌がられる事が多いけれど、生きていれば誰もがいつか1kmさえ歩けなくなる歳になるのだということを理解できる優しい世界になって欲しいと、つくづく願う。

 

 

ブリュッセルマリオットホテル


一方通行の道が多くて大回りしても10分足らずで辿り着いたのはブリュッセルマリオットホテル。

今回も旅のはじめから思い通りに進まなかったけど、なんとかブリュッセルのホテルへ辿り着けた。そう、小さなアクシデントは後で楽しめるからあった方が良い。私は心のどこかでおもしろがっているような気がする。その時は困ったり嫌がったりと心は忙しいのだけど、最後に楽しい思い出が残ればすべて笑い話になってしまうのが旅行。何も問題が無かった時の方がかえって思い出せないのだから。

 

 

 


旧市街の中心地・グランプラスまでわずか300m、周辺には飲食店や土産物屋がたくさんある便利な立地。

 

 

ブリュッセルマリオットホテル・ジュニアスイート


窓が多くて明るいジュニアスイート客室は使いやすく、大人3人でもゆったりと過ごせる。ここに9泊してベルギーを満喫するというのが今回の親子旅の目的だ。

 

 

グランプラスへ向かう路地


チェックイン後少し休んでさっそくグランプラスへ。
わずか300mの道程でも老人と歩くと時間がかかり、さらにチョコレート店やお菓子屋さん、雑貨店が並んでいて立ち止まったり休憩してしまうため20分位かかって、

 

 

市庁舎


市庁舎と立派な建物に囲まれた広場・グランプラスに到着。

 

 

グランプラス


ここはフランスの文豪・ヴィクトルユゴーが「世界で一番美しい広場」と称えたといわれるベルギーの世界遺産で、華麗なギルドハウスと邸宅に囲まれた広場は美しく気高い。

 

 

 

 

黄金の船の館


ギルドハウスというのは同業者組合の館のこと。紋章や彫刻で飾られたファサードは個性的で、黄金の船の館、天使の館、鳩の館と建物毎に名前が付いていてそれぞれに由来がある。現在はレストランやチョコレート店、博物館として使われているということ。

 

 

ベルギービール


ここへ来たら、とにかくベルギービールで乾杯。

 

 

市庁舎脇の路地


広場の先にはいくつもの路地がありごちゃごちゃとお店が並んでいて楽しそうだけど、ベルギーに着いてまだ1日目。有名な小便小僧を探すのは今日はやめておこう。 

 

 

グランプラス

 

そしてライトアップされた姿も幻想的。
タクシー運転手や電車の車掌さんとの面倒くさい交渉から始まったけれど、1日の終わりが楽しい気分でキレイなモノに囲まれていることが嬉しい。

                               つづく
 

 

 



☆グランプラス → 旅アルバム「世界遺産」79
☆ブリュッセルマリオットホテル → 旅アルバム「ホテル」43

 

 

 

 

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