旅アルバム「世界遺産」31 イタリア
Palermo Cathedral
パレルモ大聖堂(シチリア島/イタリア)
〈パレルモのアラブ・ノルマン様式建築物群及びチェファルー、モンレアーレ大聖堂〉
2015年 文化遺産
それは9世紀。
北アフリカからシチリア島に侵攻した
イスラム教徒がパレルモを陥落し、
ここに建っていた小さな聖堂をモスクとして改築したことが、
折衷様式の『カテドラル』のはじまり。
10世紀にはシチリア島全島がイスラムの支配下に置かれ、
イスラム王朝の首都がシラクーサからパレルモにかわりました。
そして11世紀、支配者がノルマン人に変わると、
キリスト教の聖堂として再改築され、
アラブ・ノルマン様式に生まれ変わります。
その後14世紀に鐘楼が、15世紀にはカタロニア・ゴシック様式の
入口が造られたということ。
18世紀の大規模な改築で、内部をネオクラシック様式に変更。
アラブ、ノルマン、カタロニア・ゴシック、ネオクラシック…と、
色とりどりの建築様式が残る、
パレルモの歴史を凝縮したような大聖堂です。
☆旅行記はこちら → 南イタリア親子旅行Vol.53
〈パレルモのアラブ・ノルマン様式建築物群、
及びチェファルー大聖堂・モンレアーレ大聖堂〉
◇パレルモ大聖堂
◇ノルマン宮殿(王宮)とパラティーナ礼拝堂
◇マルトラーナ教会
◇サン・ジョヴァンニ・デッリ・エレミティ教会
◇サンカタルド教会
◇ジーザ城
◇海軍提督の橋
◇モンレアーレ大聖堂
◇モンレアーレ修道院の回廊
◇チェファルー大聖堂
◇チェファルー修道院の回廊