地獄の5丁目14番地:誤ってパスした法律クラス | ピロの屋本館@ロサンゼルス

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天使の女王の町Los Angelesでの生活記録

 

Spring 2022

 

この春の学期は、私にとって

最初の3クラスだった。

 

 

取っていた教科は

星エンバーミング

星遺体修復クラス

それから

星ビジネス法律

だった。

 

 

エンバーミングと修復クラスは、

授業内容が重なるところもあり、

一緒に勉強するには良い。

 

 

しかし、

両方共ラボがあるので、

結構な時間を

取られることになる。

 

 

その為

本来ならこの2クラスで

よかったんだけど、

それにプラスし

なぜ法律クラスまで取ったか。

 

 

それは、

法律が苦手だから。

 

 

このMortuary学校の勉強も、

残るはあと1学期。

 

 

その時には、

次の法律クラス、葬祭法律と、

キャップストーンと呼ばれる

総まとめのクラスを

取らねばならない。

 

 

キャップストーンでは、

入学時から勉強したこと

全ての復習をするので、

考えただけでゾッとする

それは恐ろしいクラス。

 

 

なので、もし春の学期で

ビジネス法律を取らなかったら、

最後となる秋の学期には、

星ビジネス法律

星葬祭法律

星キャップストーン

となり、私にとっては

とても非現実的であった。

 

 

その非現実的なことが

その通りになったとしたら、

間違いなくどれか落第し、

卒業が1学期延びるという

現実が待っている。

 

 

これはいかんっあせる

 

 

そして考えたプランが以下。

 

 

まずは春の学期で

”予習がてら”

法律クラスを受けて勉強しておく。

 

 

で、どうせ落第するだろうから、

秋の学期に再受講すれば、

いくら苦手と言えども

2度目となれば

さすがにパスはできるだろうし、

その他2クラスに集中できるひらめき電球

 

 

という目論見だったんだけど、

いざ春の学期が終わってみたら、

なんと迂闊にも、

パスしてしまったと。

 

 

これは流石に想定外だったので、

途方に暮れたチーンガーン

 

 

なぜパスしたのに

”まずい”のか。

 

 

それは、うちの学部の

システムにあった。

 

 

新たなクラスの初日には、

その前の関連クラスの

期末テストがある。

 

 

その為、

葬祭法律クラスの初日には、

ビジネス法律クラスの

期末テストが待っていて、

その期末テストも

しっかりそのクラスの成績として

カウントされる。

 

 

それプラス、秋の学期には例の

キャップストーンがある。

 

 

そのクラスでだって、

ビジネス法律の部分が

欠けることになるので、

そこで成績に影響すること

間違いなし。

 

 

それから、

そんな苦手なのに

なぜパスしたか。

 

 

原因は2つ。

 

 

1つは、

ボーイフレンドが宿題を

手伝ってくれたから笑

 

 

以前のクラスでも何度かあったので

ここでも述べましたが、

ディスカッションボード

という課題があり、

そこでテーマに沿った

意見交換をする。

 

 

その文章を

彼に考えてもらうことが

7割から8割あった。

 

 

とは言え、

ディスカッションボードの

成績比率は

そこまで高くはない。

 

 

で、2つ目の原因になったのが、

テスト。

 

 

テストは当たり前に

チンプンカンプンだった。

 

 

だからろくすっぽ問題も読まずに

答えを選んで提出したら、

大体どれも平均点以上を取り

いい成績だったという、

なんとも幸運的不運が、

よりに寄って落第を狙っていた

こういった時に限って

連続した起こってしまったのだもやもや

 

 

まさか春の学期に私に降り注いだ

テストの神様が、

秋まで私に

付きまとっているはずがない。

 

 

エンバーミングと

修復クラスも

時間を取られて大変だったとはいえ、

それは興味があるクラスだったんで、

勉強だって進んだ。

 

 

けど法律なんて、

興味があるどころか

なに言ってるのかすら

ほぼ分からない。

 

 

といったわけで、

春のクラスで法律クラスを

パスしてしまった私は、

真剣に困ってしまったもやもや

 

 

 

 

 

学期が終わって仕事に行ったら、

同僚のブリオが

教会で掃除をしていた。

 

 

『ハーイ、ブリオ』

と挨拶すると、

すかさず聞かれた。

 

 

『ヘイ、ピロ!

期末テストはどうだった?』

 

 

ブリオには以前、この計画を

仕事中に話したことがあった。

だから気になったのだろう。

 

 

なので私は言った。

 

 

『well,,,,I accidentaly passed

the Business Law class』

 

 

ブリオは、”よかったじゃん”

とは言ったものの、

2人してどことなく、

”ありゃりゃ、いいのか悪いのか”

といった複雑な顔をして

苦笑いをしたもやもや

 

 

 

 

 

さて、地獄の5丁目も、

次回が最後になります。

 

 

そして次の地獄の6丁目は、

いよいよMortuary学校

最後の学期。

 

 

ここでも、

最後にふさわしいほど、

アップダウンのある学期となり、

読みどころ満載です。

 

 

私の運命や如何に。

 

 

お楽しみにパー

 

 

ではではまた金曜日に音符