職場の25歳の子に言われたこと | ピロの屋本館@ロサンゼルス

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天使の女王の町Los Angelesでの生活記録

どこの職場でも、

多少はあるだろう

”人間関係問題”。

 

 

頭痛の種ですよね~。

 

 

もちろん私の職場にも

あるんですよ、その種が。

 

 

これといった問題の原因ってのが

はっきりしてない場合もあるけれど、

大抵の場合は、

”コイツがトラブルメーカー”

ってのが存在するケースですよね。

 

 

私の職場で

その大役を務めているのが、

まず、スーパーバイザー

エンバーマーのゴリラ。

 

 

続いて

アプレンティスエンバーマーの

子豚。

 

 

ゴリラはもう数年で

60とかになる

オスのゴリラ。

 

 

子豚は27とかで

バツイチ子持ちのメスブタ。

 

 

でも今日の記事は、

奴らの底意地の悪アップではなく、

同僚のエメルちゃんのお話し。

 

 

このエメルちゃんは25歳。

私の職場、ケアセンターでは

とりあえず一番若い。

 

 

けど、人間的には

一番キャパが広いかなぁと

私はみている。

 

 

そんな最年少で

デカいキャパの持ち主のエメルちゃんが

どんな人物かを

ちょっと述べておきましょう。

 

 

まずこの子は

ぽわぽわしている。

 

 

感情の起伏がほぼなく、

いつ何時でも

落ち着いて話ができて、

誰に対しても同じ態度で

接することができる。

 

 

エメルちゃんは

Embalmerとして

ケアセンターで働いていたけど、

脚の手術をして

しばらく松葉づえだったので、

私が来た頃には、

座っていられる

受付で働いていた。

 

 

それで、松葉づえも必要なくなった

去年の11月終わり頃に

ケアセンターに戻って来たんだけど、

その頃、ケアセンターの

人間関係は非常に悪く、

かなりギクシャクしていた。

 

 

んで当時ってのが、

以前ちらっとアップしたけど、

床の張替えの為、

系列の葬儀社にご遺体を運んで

作業していた頃で、

彼女とバンで移動していた時に、

お互いの事を話す機会ができた。

 

 

そこでいくつかの

共通点が発覚した。

 

 

箇条書きにすると、

 

星両親が不仲だった

 

星兄弟が意地悪だった

 

星家が厳しくて、

友達ともあまり遊べなかった

 

星絵を描いたり、

物を作ったりが好き

 

星人と争ったり競ったりが

大嫌い

 

星因果応報に基づいた行動を

常にとっている

 

 

とまぁ、こんな感じ。

 

 

うちの両親は喧嘩ばかりで

結局は離婚したけど、

エメルちゃんのご両親は、

結構なカトリックな事もあり、

世間体やら信仰やらの関係で、

今でも一緒にいるのだとか。

 

 

うちはとっとと離婚に至ったけど、

その後だって、

ママが男と大喧嘩をするとかは

日常茶飯事だったから、

あの頃は本当につらかった。

 

 

そんな共通のバックグラウンドを

持ったエメルちゃんと私は、

似ている部分があった。

 

 

それは、

職場のゴシップに

混ざりたくないこと。

 

 

派閥があるんですよ、

新型社員と旧型社員の間で。

 

 

新型社員と旧型社員とに

分けたので、

ここで私とエメルちゃんを

便宜上、平和社員としましょう。

 

 

そんなの~、

適当に聞いてるフリして

誤魔化せばいいし

とも思うでしょ?

 

 

それすら気を使う理由は、

無難に『あ~、そうなんだ~』

とかで聞き流していると、

『エメルちゃんもそう言っていたし』

とか

『ピロも共感していたし』

な~んて都合よく言われて

巻き込まれる恐れがあるから。

 

 

なので我々は、

常にイヤフォンを持っていて、

風向きが怪しくなったら

すぐに音楽を聴きだす。

 

 

それで相手が

『ね~、そうだと思わない?』

なんて引きずり込もうとしたら、

『え、なに?どした?』

くらいの返事をし、

聞いてなかったわ~

的な雰囲気たっぷりだして、

誤魔化して逃げるのだ。

 

 

私の場合は、

音楽もそうだけど

英語が母国語でない事を

少々利用したりする。

 

 

『え、なに?

それどういう意味?』

とかなんとか言いながら誤魔化すと、

相手も諦める。

 

 

『だからさ~、

本当は分かっていても、

”は?ん?”

みたいな素振りしときゃ~

大抵諦めるから~』

と以前エメルちゃんに言ったら

大ウケしていた笑笑

 

 

そんなある日、

私が子豚の行動に

イラっときたことがあった。

 

 

それを子豚が席を外した時に

エメルちゃんに言ったら、

音楽も聴いていなかったのに、

『ん?なにがあったの?

気づかなかったわ~』

と言った。

 

 

へ?おかしいな。

エメルちゃん、音楽聞いてなかったし

側にいたし。

 

 

よくよく聞いてみると、

彼女にはスイッチがあるのだとか。

 

 

だから例えば、

”その話は聞きたくない”

と思った時には、

そのスイッチをオンにすると、

人の会話が全く頭に

入って来ないのだとか。

 

 

で、戻りたい時には

オフにすると戻るのだと言う。

 

 

私はその話を聞いて、

エメルちゃんの中にあるスイッチに

深い魅力を感じた。

 

 

そしてその日から、

自分にもそのスイッチを

内蔵しようと努力を始めた。

 

 

それから数日後、

また子豚がブヒブヒと

騒ぎ出した。

 

 

なので後でエメルちゃんと

2人になった時、

私は彼女にこう言った。

 

 

『さっきさ、私も

スイッチをオンにしてみようと

思ってやってみたんだよね~。

でもムリだったわ』

 

 

するとエメルちゃんが

いつもの調子で

ぽわぽわ~っと言った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『ははは~。そんなにすぐには

出来ないよ~。

私はこのスイッチを

使いこなせるようになるまでに、

25年かかったんだから~』

 

と。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はい、

大変

失礼いたしました。

 

 

 

 

 

私はその

 

 

も、生きているのに、

まだオンかオフの1つも

備えられておりませぬ。。。

 

 

 

 

まぁそんな事があった日の

仕事帰り、

車を走らせながら

スイッチの事を考えていたら、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あ。。。。

 

 

 

 

 

 

私にもスイッチ、

あるわっ気づき

 

 

 

 

 

びっくりダッシュ

 

 

 

 

 

 

その私のスイッチは、

授業中に

それはそれはよく

オンになっていたではないかあせる

 

 

そうあれあれ、

あのスイッチかドンッ

 

 

学校行って帰ってきても、

なにも覚えていなかったという

そういった見事なスイッチが

私には備わっているニヤリ

 

 

ははぁ~ん、

あ~いうことをいうのね~。

 

 

で、そのスイッチが

オンになっている時って、

まったく違う次元に

移行しているのだ。

 

 

そういった時って、

頭の中で全然無関係の事を

考えている。

 

 

そしてその世界に

どっぷりつかっているのである。

 

 

そしてこの私に内蔵されている

スイッチ、

時にボーイフレンドと

会話をしていても

咄嗟にオンになったり笑

 

 

だから、ふと気づくと、

なんの話してるのか

さっぱり分からなくて

そのまま会話が終わる。

 

 

そしてお決まりパターンで

こう言われる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

猫ちゃん、

これ前も何度も言ったんだけどーDASH!

 

 

笑

 

 

 

 

 

 

ということで、

私にもとりあえずそれが

内蔵されている事は

分ったので、

あとはコントロールの仕方を

マスターすればいいだけアップ

 

 

まぁ、それが

難しいんですけどね笑

 

 

そういった事も含めて、

やっぱりエメルちゃんは

凄いな~と思った。

 

 

たったの25年で、

何もない状態から

スイッチを巧みに操る事まで

マスターしているんだもんね。

 

 

私も、スイッチを

コントロール

できるようになったら、

またコツとかを

アップするかもしれませんよ笑

 

 

 

さて、今週のブログは

これでおしまい。

 

 

皆さま、よい週末を

お過ごしくださいませ音譜

 

 

ではではパー