クリスマスランチェオン | ピロの屋本館@ロサンゼルス

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天使の女王の町Los Angelesでの生活記録

仕事がある日は、
まだ暗いうちに起きます。
 
 
それから
シャワー浴びて支度して、
珈琲の準備をして
ちょっとデスクを前にすると、
奇麗な朝焼けが見える時間。
 

 

毎日違う朝焼けが見れるのが
とても嬉しいです。
 
 
さて、この日も仕事だったけど、
12時から職場全体の
ランチェオンがあった。
 
 
会社から従業員に
感謝のしるしとして、
食べ物と飲み物が
振舞われた。
 
 
食事の前に
Blessingをするんだけど、
メールでそのBlessingの
英語バージョンが
事前に送られてきていた。
 
 
様々な国の言語で、
このBlessingをしたいから、
英語以外の言葉を話す人で、
誰かボランティアを
やってくれる人がいたら
連絡下さいということだった。
 
 
私はそのメールを
チラッとみただけで

ほぼ読んでなかったもんだから

知らん顔していたんだけど、
同僚が話をもちかけてきた。
 
 
その後、よく喋る
フィリピン人の男の子が
自分はやるんだけどピロは?
と聞いて来たので、
『うん、マークもやるなら
私もやろっか』
と、参加することにした。
 
 
皆がそろって着席した時、
MCがBlessingをするから、
代表者たちは
前に来てくださいと言ったので、
私も前に行った。
 
 
結局Blessingは全部で、
英語
スペイン語
ポルトガル語
イタリア語
タガログ語
日本語
となった。
 
 
それから食事タイム。
 
 
我々Mortuaryのマネージャーが、
なんだか知らないけど、
食事をもらいに行く順番を、
『エンバーマーたちからね』
と言ってくれたので、
我々は最初に頂けることとなった。

 

 

サラダとパン。
それから何故か2種類の味の
これは~、、、ペンネかな?
 
 
どっちも好みだったけど、
クリームの方が好きだったかな。
 
 
デザートのクッキーやら
ケーキやらも出てきた。
 
 
それから全員が
$25のGift Cardをもらった。
 
 
これはゲームになっていて、
最初、レセプションルームに
入って来た時にもらった
番号札を呼ばれたら、
前に行って好きなカードを
選べる。
 
 
だけど、
Stealといって
人がもらったGift Cardを
盗む事もできる。
 
 
どういうことかというと、
例えば私のボスが、
ホームセンターのGift Cardを
とったとする。
 
 
もし私がそれが欲しかったなら、
自分の番号が呼ばれた時に、
前に行ってGift Cardを
選ぶのではなく、
ボスのところに行って
カードを奪う。
 
 
奪われたボスは、
前に行って別のGift Cardを
選んでよい。
 
 
なので、単に番号を呼ばれて
好きなカードを選ぶより
楽しいし盛り上がる。
 
 
それに、
最後の方に呼ばれた人にも、
まだ欲しかったカードを
手にするチャンスが
あるということになる。
 
 
逆に、あんまり早くに呼ばれて、
その時に人気のカードなんて
とってしまうと、
奪われる可能性が
高くなると。
 
 
そんな感じで、
結構楽しくゲームをやった。
 
 
私が選んだのは、
無難にAmazon。

 

 

 
これで電気のタイマーを
買おうと思ってます。
 
 
仕事が終わる頃には、
辺りはもうすぐで
真っ暗って状態なので、
家に着く頃には
もちろん真っ暗。
 
 
お姫さまたちが
なんか真っ暗な中にいるのも
可哀想なので、
4時半頃にタイマーをセットし、
家の中が明るくなるように
しようかと思ってます。
 
 
最後はシャンパンが出てきて
皆で乾杯して飲んだんだけど、
乾杯の前に
なにか言うじゃない。
何に乾杯とか。
 
 
『誰かなにかありますか?』
とMCが言った時、
あまり会わないけど
仲良くしている
ジーノというディレクターが
手を挙げた。
 
 
『僕はエンバーマーたちに
是非乾杯したいよ』
 
 
私はキョトンとした。
 
 
ジーノは続ける。
 
 
『葬祭ディレクターをやっていると
ご遺族とお話しする機会や
ご遺族の方達の反応を
見たりする機会が多いけど、
彼らがいつも口にすることは、
”まるで寝てるみたい!”
ということ。
どんな状態が悪いご遺体でも、
そこまでの姿にして
ご遺族の元に返している
エンバーマーたちは、
ぜひここで称えられるべきだからね!』
 
 
エンバーマーという職業を、
そこまで絶賛してくれる
葬祭ディレクターこそ、
私はいいディレクターだと思う。
 
 
中にはいるんですよ。
ご遺体に触るなんて無理!
ってディレクターも。
 
 
ならなぜこの職業を?
と思わず思ってしまうけどね(笑)。
 
 
あれからまだ
ジーノには会ってないけれど、
次に会った時には、
私の方からディレクターを
称えてあげようと思っている。
 
 
職場は、
それぞれが
それぞれのポジションを
リスペクトし合ってやっていくのが
一番ですものねウインク
 
 
 
それではみなさま、
良い週末をベル