地獄の4丁目6番地:怒涛のWeekで葬儀に遅刻?! | ピロの屋本館@ロサンゼルス

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天使の女王の町Los Angelesでの生活記録

 

Fall 2021

 

今から思うと、

この学期が一番、

心身共に山場

だったのかなとも思う。

 

 

取っていたクラスは

たったの2つだったけど、

1つはDr. デーモンの

激難しいサイエンスだし

リテイクだった事もあり、

次にクラス落としたら

今度は退学だったので、

相当緊張していた。

 

 

もう1つは”あの”ランデ教授の

アカウンティング(経理)で、

始めて習う事だったし

課題とか多かったし。

 

 

そんな時、運悪く

この2クラスで

課題やらテストやらが

やたらと重なった週があった。

 

 

うる覚えだけど、

書き綴ってみましょう。

 

 

204がランデ教授のクラスで

214がデーモンのクラス。

 

 

月曜日:

204 課題提出

214 講義

   仕事

 

火曜日:

204 講義&ラボ

204 課題提出

 

水曜日:

214 講義

214 テスト

   仕事

 

木曜日:

204 講義&ラボ

204 課題提出

204 テスト

 

金曜日:

204 課題提出

214 論文提出

214 課題提出

   仕事

 

のような感じで、

講義とラボの他に、

課題や論文提出やら

テストやらが重なってしまった。

 

 

当然おちおちと

寝ているヒマもなく、

小刻みに仮眠程度の

睡眠を取ってはデスクに向かい

なんて1週間だった。

 

 

そしてその週の金曜日、

仕事で葬儀のアシスタント

だったので、朝の8時には

職場に行かねばならなかった。

 

 

うちから職場までは

車で40分みておけば大丈夫。

 

 

だからまぁ、7時15分くらいに

出発すれば間に合う感じ。

 

 

だったのだけど、

やっぱり忙しかったせいか、

今さらなに?

思うような間違いを犯した。

 

 

何かというと、

時計を読み間違えた(笑)。

 

 

そしてそれは7時40分ごろ、

ボーイフレンドから

電話がきたことで発覚。

 

 

『あれ?もう家出たの?

今日8時からって

言ってたよね?』

 

 

彼のこの言葉で

ハッとなって時計を見たら、

あと20分で8時だったと。

 

 

急いで家を出て

職場に向かったけど、

40分かかる道のりを

20分で、いや、その頃は

すでに15分とかかな、

それだけの時間で行くのは

物理的に不可能。

 

 

マネージャーのサンドに

少し遅れるってText送ったけど、

返事はなかった。

 

 

そしてその葬儀の事なんだけど、

私は内容は聞いてなかったので、

いつも通り、

ブリオがディレクティング、

オスティンと私が

アシスタントとかお花とか、

そんなのかと思っていた。

 

 

しかしこれまた悪い事に、

なんとその日は、

サンドがディレクター、

そして私がお花だった。

 

 

更に最悪だったのが、

ベテランの葬儀、

つまり退役軍人さんの葬儀だったので、

結構盛大な葬儀だし、

近所の教会で葬儀をした後に、

リバーサイドという

職場から1時間以上離れた

ミリタリー専用の墓地まで

行かねばならなかったのだ。

 

 

彼らの葬儀はまた特殊で、

エスコートとかバンドとか、

ラッパ吹く人とか

銃みたいの撃つ人とか、

そういった感じで

軍人さんならではの葬儀なので、

遅れるとかは絶対無し。

 

 

 

 

 

 

 

15分程度遅れた感じで

職場に到着すると、

霊柩車を用意して

すでにサンドが立っていた。

 

 

『遅れちゃってすみません!』

 

 

するとサンドは、

まぁまぁいつもの笑顔でクールに

『大丈夫だよ。

バンのキーを持ってきて

ついてきて』

と言った。

 

 

私は急いで建物の中に行き、

沢山あるキーの中から

バンのキーと思われるものを

適当に選んで持ってきた。

 

 

そして急いでバンに乗り込み、

サンドの霊柩車の後について

走っていった。

 

 

幸い葬儀にはギリギリ間に合ったけど、

本来ならば、

”ギリギリ”

ではいけない。

 

 

できれば20分から30分

くらい前には到着して、

ご遺族と段取りしたりとか

色々しないといけなかったからね。

 

 

色々やらかしたけど、

最悪の事態だけは

なんとか免れた。

 

 

ここで1つ感心するのがサンド。

 

 

どんなミスをしても、

それを責めることを

絶対にしない人。

 

 

結局葬儀が終わって、

墓地にも行って帰って来た後、

私は改めてサンドに謝罪した。

 

 

そこにはピナもいたんだけど、

サンドはやっぱり、

『大丈夫だよ。

今日は手伝ってくれてありがとう』

だった。

 

 

ピナも、

『普段はね、送れても

問題ないけど、

葬儀の日は私も緊張するわよね』

なんて笑いながら言ってくれた。

 

 

私がそこの職場の人達から

学んだ良い面の1つは

このことだった。

 

 

赤薔薇人のミスを責めない赤薔薇

 

 

人ってどうしても、

誰かがミスすると

なにか言いたくなるでしょ(笑)。

 

 

”これはこうじゃないから!”

”あれはあーしなきゃ!”

とかさ。

 

 

酷い人なんて、

その事を尾ひれつけて

人に言いまわったりね。

 

 

でも私が彼らから学んだことは、

とりあえずは許し様子を見る。

 

 

だってわざとミスする人なんて

いないでしょ、普通はね。

 

 

それで申し訳ないと思い

謝っていれば、

本人恐らく

反省はしているわけだしね。

 

 

それでももし、同じようなミスを

2度3度したら?

 

 

そこでも怒らない。

 

 

だってその人は、

それを教えてもらっていない

とかかも知れないし、

そうする事、しない事に関して

その人なりの

理由があるかもしれないしね。

 

 

だから複数回同じ事をしていたら、

その時はまず

尋ねる

 

 

なぜそれをするのか、

または、しないのか。

 

 

理由を聞いた上で、

必要ならば適切な指導をすると。

 

 

長く勤めていると、

必然と立場も上になってくる。

 

 

そうなった時に、

一体どんな対応をすれば

部下が育つか、

いいチームワークで

仕事ができるか、

などまで考えられるのが、

真のリーダーなのだと思う。

 

 

 

 

というわけで

話は反れましたが、

すっ呆けて

葬儀に遅れそうになった

お話しでした。

 

 

学校で散々教授たちが、

”クラスに遅れるなー”

”宿題遅れるなー”

”きちっとした格好しろー”

散々言っている意味が

身に染みてわかりましたよ。

 

 

そして、

 

 

その後の私はというと、

とりあえずあれ以降、

葬儀に遅れた事は

一度もありませんよ、

もちろん笑

 

 

 

それではみなさま、

今週も頑張りましょうアップ