親の鏡 | ピロの屋本館@ロサンゼルス

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天使の女王の町Los Angelesでの生活記録

今回鳥の雛の観察をしていた時、

涙した事があったんです。

 

え?

鳥の母からくらった

後頭部のケリかですって?

 

ははは、まぁそれも1つですが(笑)。

今日はちょっと真剣なお話し。

 

葉っぱ 花花花 葉っぱ 花花花 葉っぱ 花花花 葉っぱ

 

鳥の母は雛が孵った後、鳥の父と共に

ヒナたちにエサを運んでいました。

13日間これを続けた鳥の父と鳥の母。

 

そしていよいよ巣立ちの日、14日目の朝、

3羽のうちの1羽が巣立った。

次にもう1羽も巣立った。

最後の子は臆病なのか

いつまでも巣の中でモタモタしていたけど

昼前には巣立った。

 

がしかし、

最後に巣立った(はず)の子が、

再び巣に戻って来てしまった。

そして親鳥がエサを運んで来るのを

待ちはじめてしまった。

 

親鳥が付近に来たのを見つけて鳴く雛。

 

そこに鳥の母がやってきた。

ヒナは今まで通り大きくくちばしを広げて

ピーピーとエサをおねだり。

 

 

しかし、鳥の母は

エサを運んできてはいなかった。

 

ピーピー、、、ピーピー、、、

鳴き続ける雛の横で、

鳥の母は優しく側にいるだけ。

 

 

どんなに雛が鳴いてもただただ側にいるだけで

エサを取りには行かない。

 

そして鳥の母は、

エサを求めて必死に鳴く雛を残して

巣から飛び立った。

 

  

 

実はこの動作が何度か映像に残されていたんです。

いつまでもエサを運んで来る親を求めて鳴く雛。

エサを持たずに雛の元へと度々行く鳥の母。

 

お分かりだと思いますが、

これは巣立ちを促す親の動作。

 

いつまでも親からエサをもらっては

生きていけない。

1日も早く巣立ち、

1日も早く自分でエサをとれるようにならなくては、

野生の彼らは死んでしまうからだ。

 

巣の中でいつまでもピーピーと鳴く雛を置いて

その場を離れる鳥の母の気持ちは

想像を絶する辛さなのだろう。

 

それでも鳥の母は辛抱強くエサを持たずに巣に行き、

ピーピーと鳴き続ける雛を少しの間見守り、

そしてまた去っていく。

 

私はこの映像を見ていて、

鳥の母の親としての強さと子を思う愛の深さに

完全に胸打たれてしまった。

 

可愛いからこそ、子供を思うからこそ、

突き放す親の愛は、

本当に美しいですね。

 

正に親の鏡だなぁと

思った出来事でした。

 

 

おまけですが、

学校で漢字を習っている時に、

こんな風に教えてもらいませんでしたか?

 

という字は、

木の上に立って子供を見ている

という意味だと。

この親という字をばらすと、

になるからでしょうね。

 

実は私、この意味に少々疑問をもっていたんです。

 『なんでわざわざ木の上から見るんだろうか』と(笑)。

 

で、調べてみたんですけどね、

実はその由来はこじつけなようです(笑)。

 

でも私はそのこじつけ、

嫌いじゃないなぁって思いました。

だって、

自分の子供をしっかりと見つめるって、

まさに親の役目でしょ。

 

だけどやっぱり気になるのは、

木の上ってところ(笑)。

 

って思っていたらふと、

うちの鳥の母が巣出った雛たちを

電線の上からずっと見守っている姿が

脳裏に浮かんだ。

 

ハッとして窓辺から上を見上げたら、

やはりそこには鳥の母がいて、

ヒナがいると思われる

レモンの木とスモモの木を

見守っていたのである。

 

 

これだよ!!

 

その木の上に立って子供を見ているのは

人ではなく鳥だ。

まだ飛べない雛を、

木の上からじっと見守る

親の愛。

 

漢字には色々由来はあるにしろ、

その字を覚える過程で、

自分なりに考えたりストーリーを作る事は

全然悪い事ではない。

 

それに、ニュースを見ていると、

何だか親が子供を虐待したり殺したり、

逆バージョンもあったりなんかして、

一体全体どうなってしまっているんだろうか、、、

と思ってしまう近年だからこそ、

この親の意味で良いのではないかと思った。

 

この鳥の子育ては、

まさにこの親という字の

象徴かもしれない

 

って事にしました( ´艸`)

 

いいよね(^~^)

 

 

 

 

貴重な経験をさせてもらいました。

この雛たちが、

元気で鳥生を全うできますよに。。。

 

 

 

鳥の母からくらったケリも

また貴重な体験だったけどさ(;^_^A

 

 

 

ではでは皆さま、また明日。

本日もお立ち寄りどうもありがとう。

ぽちっとして頂けると嬉しいです。

 

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