従弟の子供と私 | ピロの屋本館@ロサンゼルス

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天使の女王の町Los Angelesでの生活記録

私には3つか4つ違いの従弟がいる。
そしてその従弟には子供が3人いるんだけど、
上が大学生、真ん中が中学生、下が小学生でみんな見事に6つ違い。
だから前に従弟の嫁さん(以下オロンちゃん)が、
 
『小学校に18年もいかなきゃなんないのー(; ̄ェ ̄)』
 
と嘆いていた(笑)。
 
ふふふ。確かにそりゃ~、大変だ(*’艸3`):;*。 プッ
 
 
さてこのファミリーの家族構成なんですが、
実はオロンちゃんは再婚で上の子(以下ふーちゃん)は連れ子。
だからふーちゃんは従弟とも私とも血の繋がりはない。
でも私は下2人と同じようにふーちゃんを可愛がっている。
 
と言うのはウソで
 
下2人よりもちょこっとだけふーちゃんの方に特別扱いをする。
 
本当は”差”をつける事は良くないのだけど、
下2人はその他の家族からもれなく可愛がってもらえるから、
そこにわざわざ私まで入る必要はないだろう。
その分を何気なく補ってあげるのが私の役目だと考えている。
 
大人になっていくうちにふーちゃん本人の方が
”自分だけ兄弟の中で父親が違うから”
といった意識を強く持って心が離れていくなんて事がないよう、
私が⚓(イカリ)になってあげたいのだ。
 
 
ふーちゃんは幼い頃から身体を動かす事が好きで、
芸能活動と共に社交ダンスなどを習っていた。
結構な大会でも良い成績を何度も取っていると思う。
高校の時には進路を芸能活動か普通に進学かと迷っていたようだが、
結局体育大学へ推薦をもらって入り将来は体育の先生になるのだと頑張っている。
性格も明るくて優しくて思いやりもしっかり備えている。
そんなモチベーションの高いとっても良い子に、
私はできる限りの事をしてあげたいと常々思っていた。
 
 
そんなある日、私がSNSに投稿したNIKEの画像にふーちゃんが反応した。
どうやらNIKEが好きらしいのだが、
日本だと例えばNIKEの靴一足1万8000円もするのだと嘆いていた。
 
まぁねぇ。。。
お習字失敗したようなロゴがペロッと入るだけで1万8000円じゃね。。。
 
何が欲しいのか訊いたら、
NIKEなら何でも良いとのことだった。
 
そんなやり取りがBlack Fridayの夜だったので、
私は翌日に再びアウトレットへ行きふーちゃんの為にNIKEを買いまくった。
 
 
以下その商品。
 
 
  
 
 
 
  
 
 
 
  
 
 
 
  
 
 
 
  
 
 
 
 
それにアクセサリーでこんなのも。
 
  
 
 
服が丁度10枚でこのアクセサリーが1つ。
それにバッグも買っておいた。
 
 
 
ふっふっふ。
こんだけ買えば1つくらいは気に入るのがあるだろう( ̄▽+ ̄*)
 
 
 
 
服はみんな丸めて縛り、
 
 
バッグに詰込んじゃった(*≧m≦*)ププッ
 
 
これを私から受け取ったふーちゃんは、
『わぁ!!NIKEのバッグだ!!』と喜ぶ。
しかし中を開けてびっくり。
服がいっぱい入っているという仕掛けになっている。
 
サプライズが好きな私は
早くふーちゃんの驚く顔が見たくて今からウズウズしている。
 
 
 
でね、さっきの話の続き。
 
どうして私が下の2人よりもふーちゃんを可愛がるのかと言うと、
育った境遇が似ているからかもしれない。
 
うちは私が幼い頃に両親が離婚し母親に引き取られたが、
酒癖と男癖の悪かった母親だったんで、
母親の男、つまり血縁関係にない男と一緒に暮らしていた。
 
とは言え、うちは単なる不倫相手だったけど、
従弟たちはちゃんと結婚しているけどね。
 
しかしここでまた問題があってね。
従弟とオロンちゃん、不仲になって半別居生活。
いずれ離婚になるだろうけど、そうなればなったで、
今度は子供達、”片親”というレッテルが付いてしまう。
 
私も日本にいた頃に散々言われて育ってきたけど、
なんで日本人ってあんなに家族構成とか家庭環境を気にするのか、
全く不思議な人種である。
 
しかしそれだけならまだマシで、酷い人だとこんなのもいる。
仲良くしている時には
『あの子は親が居なくてもしっかりしている』とか言ってくれるんだけど、
何かちょいと気に入らない事があると今度は、
『あの子は親が居ないからあ~なのよ』に早変わり。
 
片親は就職にも影響すると言われていたし、
結婚してからも義家族が悪けりゃ
”片親だ”とか”親無しだ”などと馬鹿にされたりもする。
 
きっとまだそういった心の貧しい人間も多い日本。
これから社会に出ていくにつれ、
あの子達も私が味わった扱いを受ける事もあるかもしれない。
 
そんな時でも決して負ける事なく堂々と生きていってほしいんですよ。
 
家族構成がおかしいとか親が居ないっつーことは、
子供には何の責任もないのである。
 
そもそも、その血縁関係のある家族とやらの始まりは、
血縁関係の無い男女だもんね。
そこから血の繋がった子供が1人増え、もう1人増え、また1人増え、、、
と、増加していくけども、
そこにふーちゃんのように血の繋がりがない子が入ってしまうと、
血縁関係の無いものが家族間でマイノリティー化し、
小さな偏見や差別が芽生える
(従弟家族にその差別はないですけどね)。
 
 
そこで考えてみてほしい。
お父さんの実家へ家族そろっていけば
そこで血縁関係が無いのはお母さんになるし、
お母さんの実家へ行けばそこではお父さんはよそ者だ。
こうやって角度を変えればさ、
いつ何時でも自分がそのマイノリティーになり得るという事と違いますか?
よって、
あまり子供にばかりに”血のつ繋がり”とやらで
責め立てるのは間違いである。
 
 
 
こうして罪無き子供達が悲しい思いをして育っていくのだろうけど、
私はふーちゃんにそういった思いはさせたくないし、
その考えがどれだけ馬鹿げているかも理解してほしい。
 
『私には、血縁関係がなくても、
こうして私を大切に思ってくれている本当の家族、
ピロちゃんがアメリカにいるんだ』
 
そう思って安心して堂々と生きて欲しい。
 
家族同士の結びつきや愛の深さに
血縁関係なんてクソだという事を知ってほしいのである。
 
 
 
あっ、ちなみにふーちゃんもそうだし下2人も、
私を”おばさん”とは呼ばず”ピロちゃん”と呼ぶ
非常にできた子たちです( ̄▽+ ̄*)​
 
(↑ここが一番いい子だよね”笑”)
 
 
 
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