私と夫が移住を考えているということを子供たちに話した。
思っていた通りだが最初は嫌がられた。
確かに子供にとって生活環境の変化は怖いことだろう。
自分にも夫にも子供の頃に引っ越しの経験があるので気持ちはわかる。
だが子供には順応する力があるし、むしろ大人より早々に馴染んでしまったりもする。
急な展開で子供達に対して心苦しくも思ったが、良くも悪くも刺激になって経験値も上がるだろう。
当時長男は中学2年生、次男は中学1年生、長女は小学3年生だった。
皆明るく素直で元気なのだが、移住を考える前からそれぞれ学校での悩みを抱えていた。
それでもほとんど休むことはなかったが、子供たちの抱えるストレスもまた体に表れていた。
長男は進学を考える時期であったが前向きではなかった。
ならばいっそ環境を変えてみたほうが案外面白いかもよと提案した。
そして移住先で教えてあげたいことがまだまだ沢山あることを伝えた。
その上で、子供たちには選択してもらいたい。
先の事を考える時、選択肢は出来るだけあった方が良い。
自分が自分らしく居られる暮らしはどんな風なのかをとことん考えて決めていけたらいいと思う、と。
当初移住に否定的だった子供たちは少し前向きに考え始めていた。
説明しても尚子供たちがこの話に大反対していたら、また別の方法を考えていただろう。
親子とは言えど合わない部分があって当然なのだから。
ていの良い言い訳をくっつけただけに聞こえるかもしれないが、不思議なことに家族それぞれの事情が、生活スタイルを考え直すタイミングにバチッと合っていたような気がする。
何か変化が起こるときは、そんな感じの時が多い。
子供たちの意見は曖昧なまま話は終わったが、様子を見て色々と話をしながら結論を出すことにした。
そして引き続き物件探しを続けた。