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ウェルズ・ファーゴ2023年第1四半期決算
ウェルズ・ファーゴ(WFC)
純利益 49.9億ドル(前年同期比 +32%)
EPS 1.23ドル(+35%)
発行済株式総数 38億1,870万株(-1%)
総収入 207億ドル(+17%)
純金利収入 133億ドル(+45%)
純利ざや 3.20%(2.16%)
利息外収入 74億ドル(-13%)
引当金費用 +12億ドル(+253%)
利息外費用 137億ドル(-1%)
正味貸倒損失 5.6億ドル(+85%)
純償却率 0.26%(0.14%)
平均貸出金残高 9,487億ドル(+6%)
平均預金残高 1.36兆ドル(-7%)
ROA 1.09%(0.80%)
ROE 11.7%(8.7%)
ROTCE 14.0%(10.4%)
エフィシェンシーレシオ 66%(78%)
増収増益

金利上昇の追い風を受け純金利収入は前年同月比で45%増加

2023年度の純金利収入はは2022年度と比較して約10%増加の見込みです

貸倒損失もゆるやかに増加してきましたが、いまのところまだパンデミック以前の水準を下回っています。
インフレや金利上昇に対する顧客感度を積極的に監視し、必要な場合には適切な処置を講じているとのこと。
金利収入は絶好調ですが、貸倒損失がどこまで増大していくのかについては不透明感がつきまといます。
2023年度中に米国経済はゆるやかな景気後退入りが予測されており、そのあたりは株主にとって忍耐を求められる展開になるかもしれません

決算発表資料よりウェルズ・ファーゴのCharlie Scharf 最高経営責任者(CEO)のコメント。
「当四半期は、第4四半期および前年同期比で増収となるなど好調な業績となり、効率化への取り組みも引き続き進展しています。」
「延滞債権と正味償却債権は、予想どおり、引き続き緩やかに増加しました。既に好調だったCET1比率は上昇し、買戻しプログラムを再開して40億ドルの普通株式を買い戻しました。」
「銀行業界に影響を与えた最近の出来事において、米国の金融システムを支えるために強い立場に立てたことを嬉しく思っています。地方銀行やコミュニティバンクは、金融システムの重要な一部であり、顧客や地域社会に貢献するために独自の立場にあります。私たちは、自らのフランチャイズが、大規模な支店網を持つ大規模な運営を含む多くの利益をもたらすと考えています。私たちの顧客は、私たちの規模や提供する銀行サービスの範囲から、個人や企業と完全な関係を築くことができるという利益を得ています。多様なビジネスモデル、強固な資本基盤、預金構成、資金調達源へのアクセス、財務および信用リスク管理への継続的な注力により、当行は景気サイクルを通じてお客様をサポートすることができます。」
「今後については、当行の最優先課題であるリスクとコントロールの課題を引き続き推進します。進捗はしているものの、仕事は終わっておらず、タイムリーに仕事を完了させることに引き続き注力しています。同時に、お客様により良いサービスを提供するための改善された製品やサービスの開発、地域社会への投資、適切なリスク調整後リターンの創出など、その他の戦略的目標も実行しています。」