株式投資を身近にシンプルに♬
ものまね株式投資家のピッポです。
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二極化続く米国株式市場
今年2月3日、著名投資家ハワード・マークス氏ら擁するオークツリーがマーケットコメンタリーを公表していました
そのなかに「ディスパージョン」との用語を目にしました
日本語訳すると、
「価格乖離」や「二極化」という意味です
内容を読み進めてみると、現在の米国株式市場や消費者間で進む「二極化」が指摘されていました
1. 米国経済:高所得層が牽引する「K字型」の成長
見かけは堅調:GDP成長率は年率4.4%(25年Q3)と予想超え
実態は二極化:株高の恩恵を受ける高所得層の消費(前年比+4.0%)が全体を底上げする一方、低所得層(同+1.4%)は衣料品や航空利用を削るなど失速
AI主導の設備投資:設備投資の総額も、巨大IT企業による巨額のAI投資(2025年は約4,000億ドル)で大きく底上げされています
平均すると米国経済は成長している
ただ、一部企業や高所得者層が成長を牽引し、そのほかは低成長または苦境に陥りつつあるというのが実態のようです
そしてご存知のとおり、株式市場でもまったく同じ二極化が進行しています
2. 株式市場:「AIスーパースター」の一強
株価指数の高騰:S&P 500は2025年に16%リターン、3年連続2桁増と好調
驚異の集中度:しかし、そのリターンの4分の3以上は一握りのAI関連株(42社)によるもの
現在、上位10社だけでインデックスの約40%を占める歴史的偏り
セクター格差:3年間の年率で「情報技術(33.8%)」が爆発する一方、「生活必需品(6.5%)」や「エネルギー(1.8%)」は低迷
「たった一つの勝ち筋(AI)」しかない歪んだ構造です
この集中度を見ると、「インデックス投資よりもビッグテックやAI関連に集中投資したほうが高リターンが期待できるのでは?」と思えてきます
ただ、歴史的にみると、それはリスキーな選択肢だったりします
なぜなら、過度な二極化はやがて是正されるからです
3. 歴史が証明する「二極化の終わり」と平均回帰
ハワード・マークス氏の哲学が示す通り、市場の振り子は片側に振り切った後、必ず中心へ戻ります
1970年代(ニフティ・フィフティ):
優良大型株(コカ・コーラやIBM等)に資金が超集中
その後、インフレと利上げでバリュエーションが崩壊し大暴落
2000年(ドットコムバブル):
ネット新時代への期待でハイテク一強に
バブル崩壊後はハイテクが急落する一方、見放されていた「バリュー株(割安株)」が底堅く推移し格差が是正されました
今回の焦点:
巨大IT企業の巨額なAI設備投資に対し、市場が「ROI(費用対効果)が見合っていない」と疑念を持った瞬間、あるいはインフレ・長期金利の急変が、振り子が逆に振れる(平均回帰の)引き金になりえます
現在、半導体やクラウド基盤を提供する「AIインフラ側」は驚異的な売上で大儲けしていますが、そのインフラを巨額資金で買っている「AIを提供する企業側」が、はたしてどれくらいの利益率を出せるのかは、予測の域を出ていません
もしAIを提供する側が収益化につまづけば、インフラ側への資金も止まり市場全体のリスクへとつながる、ここが焦点といえます
4. 現在の上昇トレンドは「歴史的最長クラス」
2008年金融危機以降の右肩上がりは、米国の歴史上「3大長期上昇相場」の一つに数えられます
1. 1950年〜1966年(約16年間):
戦後黄金期(家電・自動車)、インフレ過熱で終了
2. 1982年〜2000年(約18年間):
金融緩和とIT黎明期、ドットコムバブル崩壊で終了
3. 2009年〜現在(17年目):
ゼロ金利とデジタル革命(スマホ・クラウド・AI)
過去の長期相場は15〜18年ほど持続しましたが、いずれも「過剰な楽観」と「金利・インフレの急変」でリセットが入っています
現在の2026年相場は、まさにその「終盤戦のサイン(二極化)」が出ている領域です
みなさんは現在の株式市場どう見ていますか??
今回の長期上昇相場が過去最長クラスを超えて続くのか、どこかでバブル崩壊するのか、誰にもわかりません
ただ、わが家の方針としては、長期では「米国株式市場に強気」です
米国株式はこれまでに金融危機や戦争、感染症などありつつも、「70%の年」で上昇してきました
史上最高値圏ではありますが、「売りに賭ける」のはリスクがあると感じます
ただ、バブル崩壊への備えも(少しだけ)しておきたい
人生に2、3回訪れる絶好の投資機会に手元資金がなくて何も買えないというのも悲しいですから
インデックス投資は継続中、現金、債券も(少し)確保しておこうと考えてます
(これまでとたいして変わらないという)
市場の上げ下げに振り回されず、自分の心地いいポジションでじっくり市場に居続けたいです
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