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リハビリの為のタイピングブログ

■2023年2月に観た映画

11本(劇場、配信、レンタル、見直した作品を含む)(うち短編2本)

 

・エンパイア オブ ライト (原題:Empire of Light) - 3.3 (2023.2.28/伏見ミリオン座)

監督 脚本:サム・メンデス。2022年。日本公開2023年。ダメな日本映画観てるみたいでツラかった。

 

・逆転のトライアングル (原題:Triangle of Sadness) - 3.8 (2023.2.28/伏見ミリオン座)

監督 脚本:リューベン・オストルンド。2022年。日本公開2023年。第75回カンヌ国際映画祭パルムドール受賞。3幕構成でそれぞれ違ったシチュエーションでなんともシニカルな会話劇を繰り広げる。誰もが思うだろうが2幕目の画的なインパクトがとにかくドイヒー(褒めてます)。濃厚な147分が辿り着く先も ある程度観客に委ねる姿勢には余裕を感じる。

 

・渇き (洋題:Thirst)-4.2 (2023.2.27/WOWOW録画)

監督 脚本:パク・チャヌク。脚本:チョン・ソギョン。2009年。日本公開2010年。

 

・菊次郎の夏 - 3.6 (2023.2.27/DVD)
監督 脚本:北野武。1999年。いちいちの幕間が無ければ...

 

・ベネデッタ (原題:Benedetta) - 4.0 (2023.2.23/ミッドランドスクエアシネマ)

監督 脚本:ポール・ヴァーホーヴェン。脚本:デヴィッド・バーク。2021年。日本公開2023年。真面目に観てたが相棒のバルトロメアとの絡みが出てきた辺りから"あ、そっちなのね"と気付き終始半笑いで観た。とにかくベネデッタがめちゃくちゃで新しいモンスターヒーロー誕生に立ち会えた気がした。面白かった様な、なん何だこれはと言う様な。

 

・HANA-BI - 4.0 (2023.2.19/DVD)

監督 脚本:北野武。1998年。終盤、車の中で白竜らを撃ち殺した直後のシーン。その時乗っていた車を真上から捉えたショットから始まりカメラがグルっと360度回った後、たけしの後ろ姿を追ってショットが動き出すという描写の際、画面がユラユラと(ミッドサマーのあのドラッグ描写の様に)グネグネしているそれがどういう意図なのか、またはアクシデントなのか、調べても全く分からなかった。

 

・別れる決心 (洋題:Decision to Leave) - 3.7 (2023.2.19/ユナイテッドシネマ岡崎)

 監督 脚本:パク・チャヌク。脚本:チョン・ソギョン。2022年。日本公開2023年。トリッキー(と言う程なのか微妙)な編集やショットの連結を作品の機動力としているが、手数の過剰さで若干食傷気味に。集中力がいる作劇の割には話の内容の無さ、正直付いて行くのがやっとだった。1回目なので何とも言えないが期待し過ぎたか。もう1度見るか。

 

・やくたたず - 3.9 (2023.2.18/日本映画専門チャンネル)

監督 脚本:三宅唱。2010年。車を盗まれた直後のシーンが秀逸

 

・イニシェリン島の精霊 (原題:The Banshees of Inisherin) - 4.0 (2023.2.8/伏見ミリオン座)

監督 脚本:マーティン・マクドナー。内戦のメタファーではあるがそれよりも、自分と他者との間にある圧倒的な"埋まらなさ"や"得体の知れなさ"、"理解のし難さ"みたいなものを改めて見せつけられた様に感じた。良くも悪くもこれだけは忘れずに生きて行った方が良いなと感じる。人や集団との関わりや腹の内の見せ方、誰もが複数枚の膜を通して誰かと関わっている事実を忘れてはならない。が、こんな温度で描く必要ある?w(そうだから面白いんだけども)

 

・すべてうまくいきますように (原題:Tout s'est bien passé) - 4.2 (2023.2.8/伏見ミリオン座)

監督 脚本:フランソワ・オゾン。2021年。日本公開2023年。ウェットにもドライにも振り切らず、実直な作劇に信頼して鑑賞することが出来た。劇映画としての揺るがない部分は担保したまま、両方を描き切る手腕に唸る。客席はほぼ満席だったが、10割シニア客でなんだかすごくリアルだった。面白かった!とは言わないが余韻たなびく良作である。

 

・FALL / フォール - 3.6 (2023.2.7/ミッドランドスクエアシネマ2)

監督 脚本:スコット・マン。脚本:ジョナサン・フランク。2022年。日本公開2023年。面白そうなジャンル映画がサクッと観れそうだなあと気楽に観に行ったらもうマジで途中退場しようかと思うほどに怖くて内容どころではなかった。手汗すごい。劇伴がうるさいのはかなり気になったけど他は楽しめた。高所苦手な人は絶対観ない方がいいです。

 

■2023年1月に観た映画

15本(劇場、配信、レンタル、見直した作品を含む)(うち短編2本)

 

・そして僕は途方に暮れる - 3.5 (2023.1.31/伏見ミリオン座)

監督 脚本 原作:三浦大輔。2023年。

 

・あつい胸さわぎ - 3.4 (2023.1.30/センチュリーシネマ)

監督:まつむらしんご。脚本:髙橋泉。原作:横山拓也。2023年。複数の問題というか問題っぽい何かを散らして、作劇を回す為だけに行動する登場人物たちと、濃い口演技で大仰に喚くキャラクター、いつの間にか問題は勝手に解決したっぽい雰囲気。主演以外が全て"装置"の様に置かれた空っぽな人物造形。なんだこれ。そりゃこのメインビジュアルのシーンや、お母さんが"私やったらよかったのに"と、つぶやくシーンには泣かされましたが、それは反射であり。全体的に全てが薄っぺらい、まじめに人間を描く気ないんだろうなーと久々にちょっと萎える内容だった。

 

・あの夏、いちばん静かな海。 - 3.8 (2023.1.29/DVD)

監督 脚本 編集:北野武。1991年。

 

・ピンク クラウド (原題:A Nuvem Rosa) - 2.5 (2023.1.27/センチュリーシネマ)

監督 脚本:イウリ・ジェルバーゼ。2021年。日本公開2023年。ブラジル映画。正直言ってかなり退屈だった。ワンシチュエーション、ピンクの照明を使って展開させるプロットは面白いがさすがに予想以外の事が起こらなさ過ぎたし、何のドラマも無くどこが見所なのか分からなかった。ラストも、ふ〜んくらいしか感想が無い。

 

・SHE SAID / シー セッド その名を暴け (原題:she said) - 3.8 (2023.1.17/伏見ミリオン座)

監督:マリア・シュラーダー。脚本:レベッカ・レンキェヴィチ。原作:ジョディ・カンター。ミーガン・トゥーイー。(お話自体に対する感想は置いておいて)一見すると証言を集めてまわる非常に地味な映画になってしまうところを、きちんと切実さをもって演出できる手腕は見事。見易いし。

 

・モリコーネ 映画が恋した音楽家 (原題:Ennio) - 2.3 (2023.1.16/伏見ミリオン座)

監督 脚本:ジュゼッペ・トルナトーレ。2021年。日本公開2023年。せっかくの本人インタビューなのにほぼ全編で精神論の話しかしておらず正直ガッカリした。色々出てくるインタビューのシーンもなんかみんなずっと同じこと言ってるし繰り返しでも観てるのかと思った。今年ワースト早くも出た?

 

・非常宣言 (原題:비상선언) - 3.8 (2023.1.10/ミッドランドスクエアシネマ2)

監督 脚本:ハン・ジェリム。2020年。日本公開2023年。劇場で座りながらみる航空パニックモノは最高としか言いようがない。最初の急降下シーンは観る価値あり。まさかの超バッドエンドかと思いきやそんな筈は無く普通に盛り返して終わり。その分、長くなってしまった様な気もするが仕方ないか。ツッコミ所は多い。

 

・ケイコ 目を澄ませて - 4.0 (2023.1.9/センチュリーシネマ)

監督 脚本:三宅唱。脚本:酒井雅秋。2022年。非常にクールな画面がセリフや劇伴の無い映画をグイグイと引っ張っていくのが気持ち良かった。特に、中盤ケイコが警察に声を掛けられた後の高架下でのシーンは早くも今年イチカッコいい画面を見てしまったかも知れない。もう1度観てみたい。

 

・恋のいばら - 3.5 (2023.1.9/センチュリーシネマ)

監督 脚本:城定秀夫。脚本:澤井香織。2023年。とにかく、劇中のいつの時代だよみたいなEDMのフリー音源みたいなのがキツ過ぎてその度集中力が削がれた。にしなくてもちょっとモッサリ気味でキレを感じなかった。終盤の展開は正に城定ワールドで楽しかったが、98分にも関わらず長いなと感じてしまった。

 

・友情にSOS (原題:Emergency) - 3.9 (2023.1.8/Amazon Primevideo)

監督:キャリー・ウィリアムズ。脚本:クリステン・ダビラ。2022年。アトロクの未公開映画で紹介されていた?のと、町山智浩氏がYouTubeの番組で年間ベストに挙げていたので鑑賞。

 

・デンジャラス プリズン ー牢獄の処刑人ー (原題:Brawl in Cell Block 99) - 3.6 (2023.1.8/U-NEXT)

監督 脚本:S・クレイグ・ザラー。2017年。

 

・ねじけたつま咲き - 未採点 (2023.1.7/U-NEXT)
監督 脚本:石川幸典。2022年。つんく♂総指揮「TOKYO青春映画祭」グランプリ。三宅隆太監督がアトロクにて紹介していたので鑑賞。

 

・カンパニュラの少女 - 未採点 (2023.1.7/U-NEXT)

監督 脚本:安本未玖。脚本:時岡怜美。2022年。三宅隆太監督がアトロクにて紹介していたので鑑賞、夜中に観たのがいけなかった。

 

・かがみの孤城 - 3.8 (2023.1.6/中川コロナワールド)

監督:原恵一。脚本:丸尾みほ。原作:辻村深月。2022年。原作は未読ですがこういう規模でこういう内容を書く事には意味があると思う。し、実際にこの作品で救われる子は居ると思う。観客15人くらいでしたが12人くらいはリアル中学生な感じで彼らにどう響いているのか気になった。おじさんから見ても意味のある物に感じた。

 

・ミスト (原題:The Mist) - 3.7 (2023.1.4/WOWOW)
監督 脚本:フランク・ダラボン。原作:スティーヴン・キング。2008年。主人公がバカすぎる。終わり方は嫌いではないが、とにかく主人公がバカすぎてそれしか入ってこない。モノクロバージョンが良いらしいのでそっちも観てみたい。嫌いではない。

 

・ゼア ウィル ビー ブラッド (原題:There Will Be Blood) - 3.9 (2023.1.4/U-NEXT)

監督 脚本:ポール・トーマス・アンダーソン。原作:アプトン・シンクレア。2008年。原作があるみたいなので、どれくらい脚色が入っていてこういう仕上がりになっているのかは分からないが、話自体がそこまで面白いとは思えなかった。ただ、映画として描きっぷりだったり、緊張感の生み出し方、狂う程に悲しい描写などは実にうまく、さすがのPTAだなあと思わざるを得なかった。これが当時どれくらいの人にどれくらいの温度でエンターテインしたのかが気になる。

■2022年に公開(または再上映)して劇場鑑賞(または配信鑑賞)した作品

80本 (うち短編1本) (新作映画)

17本 (リバイバル上映、旧作)※(R)…リバイバル上映

0本 (本年公開で公開期間に配信にて鑑賞したもの)

 

(12月)  9本 / 0本 (R)

・シスター 夏のわかれ道 4.1 (ミッドランドスクエアシネマ2)

・THE FIRST SLAM DUNK - 3.8 (イオンシネマ岡崎)

・あのこと - 3.5 (伏見ミリオン座)

・夜、鳥たちが啼く - 3.3 (ミッドランドスクエアシネマ2)

・MEN 同じ顔の男たち - 3.7 (伏見ミリオン座)

・グリーン ナイト - 3.3 (伏見ミリオン座)

・月の満ち欠け - 3.5 (ミッドランドスクエアシネマ)

・ルイス ウェイン 生涯愛した妻とネコ - 3.5 (伏見ミリオン座)

・ファイブ デビルズ - 3.6 (センチュリーシネマ)

 

(11月)  8本 / 0本 (R)

・RRR - 3.7 (ミッドランドスクエアシネマ2)

・奈落のマイホーム - 3.3 (センチュリーシネマ)

・ザ メニュー - 3.4 (イオンシネマワンダー)

・ある男 - 3.7 (小牧コロナワールド)

・ドント ウォーリー ダーリン - 3.2 (ミッドランドスクエアシネマ2)

・窓辺にて - 3.9 (センチュリーシネマ)

・パラレル マザーズ - 4.0 (伏見ミリオン座)

・ヒューマン ボイス - 3.5 (伏見ミリオン座)

 

(10月)  2本 / 1本 (R)

・夜は千の眼を持つ (R) - 未採点 (シネマスコーレ)

・ザ ミソジニー - 3.5 (シネマスコーレ)

・マイ ブロークン マリコ - 3.2 (ユナイテッドシネマ岡崎)

 

(9月)  8本 / 1本 (R)

・秘密の森の、その向こう - 4.1 (伏見ミリオン座)

・LOVE LIFE - 3.8 (伏見ミリオン座)

・LAMB ラム - 3.3 (ミッドランドスクエアシネマ2)

恋する惑星 4Kレストア版 (R) - 3.6 (センチュリーシネマ)

・渇きと偽り - 3.7 (センチュリーシネマ)

・靴ひものロンド - 3.8 (伏見ミリオン座)

・百科 - 3.6 (イオンシネマワンダー)

・Zola ゾラ - 3.7 (ミッドランドスクエアシネマ2)

・さかなのこ - 3.6 (中川コロナシネマワールド)

 

(8月)  6本 / 1本 (R)

・セイント フランシス - 4.0 (センチュリーシネマ)

・グリーンバレット - 3.2 (センチュリーシネマ)

・NOPE - 3.5 (109シネマズ名古屋/IMAX)

大人は判ってくれない (R) - 未採点 (伏見ミリオン座)

・ボイリング ポイント/沸騰 - 2.7 (伏見ミリオン座)

・女神の継承 - 3.9  (ミッドランドスクエアシネマ2)

・モガディシュ 脱出までの14日間 - 4.2 (ミッドランドスクエアシネマ2)

 

(7月)  8本 / 3本 (R)

・セルビアン フィルム 4Kリマスター完全版 - 2.4 (センチュリーシネマ)

・ビリーバーズ - 3.6 (イオンシネマ岡崎)

・リコリスピザ - 3.7 (伏見ミリオン座)

・こちらあみ子 - 3.3 (伏見ミリオン座)

・X エックス - 4.0 (TOHOシネマズ赤池)

・夜を走る - 3.9 (今池シネマテーク)

家庭 (R) - 3.8 (伏見ミリオン座)

・わたしは最悪。- 4.0 (伏見ミリオン座)
逃げ去る恋 (R) - 3.9 (伏見ミリオン座)

・ベイビー ブローカー - 3.2 (イオンシネマ岡崎)
・哭悲 The Sadness - 2.2 (ミッドランドスクエアシネマ2)

 

(6月)  4本 / 0本 (R)
・神は見返りを求める - 3.7 (センチュリーシネマ)

・FLEE フリー - 3.7 (伏見ミリオン座)

・はい、泳げません - 3.9 (イオンシネマワンダー)

・トップガン マーヴェリック - 4.3 (109シネマズ名古屋/IMAX)

 

(5月)  7本 / 3本 (R)
・息子の面影 - 3.9 
(伏見ミリオン座)

・マイスモールランド - 3.8 (中川コロナシネマワールド)

・シン・ウルトラマン - 3.7  (イオンシネマ岡崎)

勝手にしやがれ 4Kレストア版 (R) - 3.9 (伏見ミリオン座)

・N号棟 - 1.7 (中川コロナシネマワールド)

・死刑にいたる病 - 3.5 (中川コロナシネマワールド)

(ハル) (R) - 3.8 (ミッドランドスクエアシネマ2)

・インフル病みのペトロフ家 - 3.7 (シネマテーク)

THE DEPTH (R) - 3.5 (シネマスコーレ)

・ニトラム NITRAM - 4.1 (伏見ミリオン座)

 

(4月)  9本 / 4本 (R)
・カモン カモン - 3.9 
(109シネマズ名古屋)

・ハッチング―孵化―  - 3.0 (伏見ミリオン座)
・ベルイマン島にて - 3.2 (伏見ミリオン座)

ブンミおじさんの森 (R) - 3.8 (センチュリーシネマ)

・アネット - 3.8 (伏見ミリオン座)

・女子高生に殺されたい - 3.6 (109シネマズ名古屋)

欲望のあいまいな対象 (R) - 3.9 (シネマテーク)

・シャドウ イン クラウド - 3.4 (ミッドランドスクエアシネマ2)

ブルジョワジーの秘かな愉しみ (R) - 未採点 (シネマテーク)

・英雄の証明 - 3.0 (伏見ミリオン座)

・TITANE/チタン - 3.8 (伏見ミリオン座)

・ポゼッサー - 3.4 (シネマテーク)

ハッピーアワー (R) - 3.8 (シネマスコーレ)

 

(3月)  5本 / 4本 (R)
・ベルファスト - 3.6 
(伏見ミリオン座)

・SING/シング:ネクストステージ - 3.0 (イオンシネマワンダー)

・猫は逃げた - 3.6 (センチュリーシネマ)

親密さ (R) - 4.4 (シネマスコーレ)

PASSION (R) - 3.7 (シネマスコーレ)

メイン テーマ (R) (ミッドランドスクエアシネマ名古屋空港)

時をかける少女 (R) (ミッドランドスクエアシネマ名古屋空港)

・MEMORIA メモリア - 3.0 (伏見ミリオン座)

・ウエスト サイド ストーリー - 3.9 (109シネマ名古屋/IMAX)

 

(2月) 6本
・愛なのに - 3.7 
(センチュリーシネマ)

・ちょっと思い出しただけ - 3.7 (イオンシネマ名古屋茶屋)

・ザ ビートルズ Get Back:ルーフトップ コンサート - 採点なし (109シネマ名古屋/IMAX)

・ノイズ【noise】 - 3.1 (イオンシネマワンダー)

・フレンチ ディスパッチ  ザ リバティ、カンザス イヴニング サン別冊 - 3.6 (ユナイテッドシネマ岡崎)

・コーダ あいのうた - 3.8 (イオンシネマ名古屋茶屋)

 

(1月) 8本

・前科者 - 2.2 (ミッドランドスクエアシネマ)

・さがす - 3.9 (伏見ミリオン座)

・クライ マッチョ - 3.0 (ミッドランドスクエアシネマ2)

・エッシャー通りの赤いポスト - 3.5 (シネマテーク)

・こんにちは、私のお母さん - 3.9 (伏見ミリオン座)

・偶然と想像 - 4.2 (シネマスコーレ)
・ハウス オブ グッチ - 3.6 (伏見ミリオン座)

・ただ悪より救いたまえ - 3.7 (中川コロナシネマワールド)

 

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◆総鑑賞数  (劇場での鑑賞数)

12月  長編 10本  短編0本 (9本)

11月  長編 13本  短編0本 (8本)

10月  長編 3本  短編1本 (3本)

  9月  長編12本 短編0本 (9本)

  8月  長編13本 短編0本 (7本)

  7月  長編16本 短編0本 (11本)

  6月  長編11本 短編0本 (4本)

  5月  長編12本 短編0本 (1本)

  4月  長編22本 短編0本 (13本)

  3月  長編17本 短編0本 (9本)

  2月  長編16本 短編0本 (6本)

  1月  長編25本 短編1本 (8本)

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計   171本 (97本)

 

◆劇場別鑑賞数

伏見ミリオン座 - 29

センチュリーシネマ - 12

名古屋シネマスコーレ - 7

今池シネマテーク - 6

ミッドランドスクエアシネマ - 2

ミッドランドスクエアシネマ2 - 12

ミッドランドスクエアシネマ名古屋空港 - 0

中川コロナシネマワールド - 4

小牧コロナシネマワールド - 2

109シネマズ名古屋 - 6

イオンシネマワンダー - 5

イオンシネマ名古屋茶屋 - 2

イオンシネマ岡崎 - 4

名演小劇場 - 0

MOVIX三好 - 0

ユナイテッドシネマ岡崎 - 2

TOHOシネマズ赤池 - 1

 

◆劇場で複数回観た作品

・秘密の森の、その向こう(2回)

 

◆自宅にて配信、Blu-rayなどで複数回観た作品 (22本)

・藁にもすがる獣たち

・音楽

・空白

・Mr.ノーバディ

・ファーザー

・プロミシングヤングウーマン

・マリグナント

・OLD

・サマーフィルムにのって

・さがす

・MONOS

・Coda あいのうた

・こんにちは、私のお赤さん

・(ハル)

・神は見返りを求める

・愛なのに

・RUN

・ノイズ

・X

・トップガン マーヴェリック

・はい、泳げません

 

☆鑑賞本数記録

2022年 171本 (劇場:97本)

2021年 317本 (劇場:108本)

2020年 304本 (劇場:33本)

■2022年12月に観た映画

9本(劇場、配信、レンタル、見直した作品を含む)(うち短編1本)

 

・シスター 夏のわかれ道 (原題:我的姐姐/洋題:Sister) - 4.1 (2022.12.20/ミッドランドスクエアシネマ2)

監督:イン・ルオシン。脚本:ヨウ・シャオイン。2021年。2022年。後半からが非常にナイーブなというか自己と向き合って行く話になるが、そこ以降ソフトストーリーでありながらも敷居低く受け取り易い作劇は見事だった。主人公が佐藤まーちゃんと工藤遥を足して2で割った様な一部界隈歓喜なお顔立ちでした。

 

・THE FIRST SLAM DUNK - 3.8 (2022.12.18/イオンシネマ岡崎)

監督 脚本 原作:井上雄彦。2022年。原作を読んでなくても楽しめた!みたいな人たちとは話が出来ないな、と思う。静止画の連続という点で、漫画も映画も同じであるがそれが受動的か能動的かの差で表現はこんなにも変わるのかと感じた。山王戦を描くのであれば原作は越えられないだろう。

 

・蜜蜂と遠雷 - 3.6 (2022.12.17/U-NEXT)
監督 脚本:石川慶。原作:恩田陸。2019年。中盤非常に良かった。物語がドライブしてくる瞬間。クライマックスの持って行き方がいまいち腑に落ちなかった。というか特段心動かなかった。

 

・あのこと (原題:L'événement/洋題:Happening) - 3.5 (2022.12.13/伏見ミリオン座)

監督 脚本:オードレイ・ディヴァン。脚本:マルシア・ロマーノ。原作:アニー・エルノー。2021年。日本2022年。

 

・夜、鳥たちが啼く - 3.3 (2022.12.13/ミッドランドスクエアシネマ2)

監督:城定秀夫。脚本:高田亮。原作:佐藤泰志。2022年。

 

・MEN 同じ顔の男たち (原題:Men) - 3.7 (2022.12.9/伏見ミリオン座)
監督 脚本:アレックス・ガーランド。2022年。100分とタイトな作品であるがエンジンが掛かるのが遅く若干中弛み。後半は圧が半端なかったけどもう少し早くこのテンションで来てくれれば。面白かったけどね。ちょい期待し過ぎた。撮影の美しさと内容の差が印象的でそこも良かった。

 

・グリーン ナイト - 3.3 (2022.12.6/伏見ミリオン座)
監督 脚本:デヴィッド・ロウリー。2021年。日本公開2022年。監督の過去作が好きなので期待して観ましたが、どう頑張っても話が面白くなく、激烈な睡魔と闘う羽目に。元々なにかハッキリとエンタメする方向性では全くないので当たり前なんですが、なんだか今作はノレなかった。魅せ方は相変わらず良かった。

 

・月の満ち欠け - 3.5 (2022.12.6/ミッドランドスクエアシネマ)

監督:廣木隆一。脚本:橋本裕志。原作:佐藤正午。2022年。ハッキリ言ってめちゃくちゃな話なんだけど、豪華役者陣の演技で全て助かっている。この人の映画ほぼこんな感じじゃないすかね。そしていつも最後の最後に全てどうでも良くなる様なしょうもない1エピソードを加えて台無しにする。今作も。楽しかったですけどね。

 

・ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ (原題:The Electrical Life of Louis Wain) - 3.5 (2022.12.2/伏見ミリオン座)
監督 脚本:ウィル・シャープ。脚本:サイモン・ステフェンソン。2022年。とても分かりやすくお上手に作られた作劇と演技でウェルメイド度高い感じ。ただ、肝心の話の部分?深堀りをあまり感じず、わりと淡々と観てしまった。観なくても良かったかなーというのが正直な感想。

 

・ファイブ デビルズ (原題:Les cinq diables) - 3.6 (2022.12.2/センチュリーシネマ)

監督 脚本:レア・ミシウス。脚本:ポール・ギローム。2022年。面白く観てたはずが、だんだん何を言いたいのかよく解らなくなってきて、結局どうしたかったんだろう状態で映画館を後にした。観てから数日経ったけどもうどんな話だったか思い出せない。なんか自分にとってはその程度だったのかも。画面は良かった。

■2022年11月に観た映画

13本(劇場、配信、レンタル、見直した作品を含む)(うち短編1本)

 

・RRR (原題:RRR) - 3.7 (ミッドランドスクエアシネマ2/2022.11.30)

監督 脚本:S・S・ラージャマウリ。2022年。面白かった。けど、特に得られるものも無く、個人的にはそんなに心から楽しめるタイプのものでも無いので面白かっただけって感じ(充分だろ)。面白かったけどね。気軽に楽しめるので娯楽作品としては最高でしょ。でも3時間は長いか。80分で終わる映画のが好き。

 

・ギルバート グレイプ (原題:What's Eating Gilbert Grape) - 4.2 (U-NEXT/2022.11.29)

監督:ラッセ・ハルストレム。脚本:ピーター・ヘッジズ。1994年。ラストの家を燃やすシーンが非常に映画的な表現の豊かさにとんでおり、そこだけで全体が救われるというかそこに向かって閉塞していく話な感じがして、非常に切なくもあり、こみ上げるものがあった。良い映画だった。

 

・奈落のマイホーム (原題:싱크홀/洋題:SINKHOLE) - 3.3 (センチュリーシネマ/2022.11.25)

監督:キム・ジフン。2020年。日本公開2022年。つっこみ所とかそういう事をいう映画では無いのは分かるが、子供を殺しておいてタダで済むと思ってる作り手を許してはならない、と思う。パニック映画に対して言うことでは無いが無責任。薄っぺらな感動と引き換えに人間の心を売るな。雑。

 

・レクイエム フォー ドリーム (原題:Requiem for a Dream) - 3.8 (WOWOW/2022.11.24)

監督 脚本:ダーレン・アロノフスキー。脚本:ヒューバート・セルビー・Jr。2001年。

 

・ストレンジ アフェア (原題:Strange But True) - 3.8 (U-NEXT/2022.11.22)
監督:ローワン・アターレ。脚本:エリック・ガルシア。2020年。面白かった。

 

・ザ メニュー (原題:the MENU) - 3.4 (イオンシネマワンダー/2022.11.21)
監督:マーク・マイロッド。脚本:セス・リース。ウィル・トレイシー。2022年。途中まではこれどうなるんだろうと結構楽しく観たが、わりと終盤失速した感は否めず。。ジャンルものっぽくない豪華な作りは良いが実際はジャンルものなんだからもっと派手にというか濃い味に分かりやすくやった方が好みかなと思った。肝心の結末が弱い。

 

・水の中のつぼみ (原題:NAISSANCE DES PIEUVRES) - 3.7 (WOWOW/2022.11.20)
監督:オリヴィア・ワイルド。脚本:ケイティ・シルバーマン。2022年。

 

・ある男 - 3.7 (小牧コロナワールド/2022.11.18)
監督:石川慶。脚本:向井康介。原作:平野啓一郎。2022年。さっぱり目なサスペンス。わりと自動的に事が解決していくタイプのお話でその辺りは一切ノレなかった。テンポと画面は非常に良く、映画的な奥行きを感じる事が出来た。家族に掛けられる呪いは重い。他の石川監督作品も観てみようと思う。

 

・ドント ウォーリー ダーリン (原題:Don't Worry Darling) - 3.2 (ミッドランドスクエアシネマ2/2022.11.17)

監督:オリヴィア・ワイルド。脚本:ケイティ・シルバーマン。2022年。予告を見てあんま面白くなさそうだなと思ったらやっぱりあんまり面白くなかった。珍しくガーリーな出立ちのフローレンス・ピューが立ち上がり走り出す終盤はアツいものがあった。フローレンス・ピューを見る為だけの映画でしょ。

 

・窓辺にて - 3.9 (センチュリーシネマ/2022.11.14)
監督 脚本:今泉力哉。2022年。ハッキリとこれまでとは違う今泉作品を観られたように思う。ロングショットの意味が増して、シーン毎により深い感動が。渋みの増したオリジナル脚本は一見さんお断り的な空気も感じなくは無いが、一見さんではないので楽しめた。今回は特に画面のルックが良かった。

 

・モヒカン故郷へ帰る - 4.0 (U-NEXT/2022.11.13)

監督 脚本:沖田修一。2016年。しっかり笑えてほんのり泣ける。行って帰ってくるだけだし。あまりにも映画的な仕組みの連発に沖田監督の映画愛が伝わる。そしてなによりも柄本明力(えもとあきらぢから)に尽きる。

 

・パラレル・マザーズ (原題:Madres paralelas) - 未採点 (伏見ミリオン座/2022.11.8)

監督 脚本:ペドロ・アルモドバル。2021年。日本公開2022年。中盤まではちょっと薄味かなと思いながら観たがラスト思いもよらぬ着地で非常に考えさせられた。し、フェイバリットな作品になった。これまでの作風とはフェーズに入ったのだなとはっきり感じる。ラストカットが今年イチ良かった。パンフも必読。前作がかなり素晴らしく、キャリアに1つ区切りを付けたイメージがあったのでこの新作は嬉しかった。老境へ入った大林宣彦がそうであった様に、出生を辿ったり自己との向き合いになっていくであろうこれからのアルモドバル作品が非常に楽しみになった。

 

・ヒューマン ボイス (原題:The Human Voice) - 未採点 (伏見ミリオン座/2022.11.8)

監督 脚本:ペドロ・アルモドバル。2020年。日本公開2022年。「パレレル・マザーズ」上映時に特別公開された。30分。短編。ティルダ・スウィントンによる一人芝居は、劇中の独白(通話相手がいるが)が加速していくと共にグッと引き込まれた。単純にうまい。ラストも痛快で良かった。ただ中身はあるかと言われると、まあ。

■2022年10月に観た映画

4本(劇場、配信、レンタル、見直した作品を含む)

 

・ある娼婦の贖罪 (原題:LA MALA NOCHE) - 2.8 (2022.10.17)

監督 脚本:ガブリエラ・ カルバッチ。2019年。終盤の赤い服とリップを纏い復習する姿(よく目にするが)はどこからのモチーフなのだろう。

 

・夜は千の眼を持つ - 未採点 (シネマスコーレ/2022.10.14)

監督 脚本:高橋洋。1984年。「ザ・ミソジニー」と特別併映された。40分。短編。

 

・ザ ミソジニー - 3.5 (シネマスコーレ/2022.10.14)

監督 脚本:高橋洋。2022年。かなり虚実曖昧でぶっ飛んだ作劇に面食らいつつも、いやそんな訳は...と深く考える事なく観る事にしたらすんなり観られた。混濁した前半に比べ整理された後半が故にうーんと感じましたがオチでなるほど納得。鑑賞後感は微妙。

 

・マイ ブロークン マリコ- 3.2 (ユナイテッドシネマ岡崎/2022.10.12)

監督 脚本:タナダユキ。脚本:向井康介。原作:平庫ワカ。漫画原作。2022年。アトロクのアレで。終始いかにもなシーンやセリフ回しが続き、1歩いや3歩くらい引いて観続けてしまった。ある程度受け止めるつもりで観ないと楽しめない。漫画の様にしか描かないのであれば漫画を読めば十分なのでは...(原作読んでないけど)

■2022年9月に観た映画

12本(劇場、配信、レンタル、見直した作品を含む)

 

・秘密の森の、その向こう (原題:Petite maman) - 4.1 (伏見ミリオン座/2022.9.29)

監督 脚本:セリーヌ・シアマ。2021年。日本公開2022年。ポスターにも大きくある通り"燃ゆる女の〜最新作!"は監督への期待の高さが窺える。あまりにも映画的、丁寧且つ上品な作劇に唸らざるを得ない。過去と現在が並ぶ作品に個人的に弱い事もあるが、非常に豊かな表現の作品だった。天才か。

 

・LOVE LIFE - 3.8 (伏見ミリオン座/2022.9.27)

監督 脚本:深田晃司。2022年。語り口の切り替わりが多い話をロングショット且つ複雑に撮っているのにも関わらず、誰が観てもちゃんとシンプルに作劇されている手腕がさすが。フィックスと移動の使い分けが印象的だった。登場人物誰にも共感出来ないのでなんともですがリアルと言えばリアルか。

 

・LAMB ラム (原題:Lamb) - 3.3 (ミッドランドスクエアシネマ2/2022.9.27)

監督 脚本:ヴァルディミール・ヨハンソン。脚本:ショーン。2021年。日本公開2022年。予告を観るからにあまりタイプでは無さそうな感じがしてましたが的中。個人的にはちょっとニッチ過ぎ且つテーマが自分の実感みたいなものからかけ離れすぎててほぼノレず。羊人間の見た目の面白さはあったがそれだけ。(ムチムチの背中に笑った)

 

・草の響き - 3.9 (WOWOW/2022.9.25)

監督:斎藤久志。脚本:加瀬仁美。原作:佐藤泰志。2021年。

 

・恋する惑星 4Kレストア版 (原題:重慶森林) - 3.6 (センチュリーシネマ/2022.9.23)

監督 脚本:ウォン・カーウァイ。1994年。全然世代じゃなくて初鑑賞でした。大きな劇場が満席だったことや、アバンから全力の自由さを感じ、当時のパワーを想像できた。個人的には趣味とは少しズレるなぁとは思いますが、叙情豊かで良い映画だった。他のも見てみたい。
 

 

・渇きと偽り (原題:The Dry) - 3.7 (センチュリーシネマ/2022.9.23)

監督 脚本:ロバート・コノリー。脚本:ハリー・クリップス。2020年。日本公開2022年。非常に丁寧にしっかりと順序立てて組み立てられた作劇によるサスペンス。...という事は先どうなるかも予想が着いたし大体その通りに進みます。そういう部分での驚きは無いがしっかりある程度楽しめる、正にこういうので良いんだよ映画でした。うん。

 

・39 刑法第三十九条 - 3.6 (Blu-ray/2022.9.17)

監督 脚本:森田芳光。1999年。

 

・靴ひものロンド (原題:Lacci) - 3.8 (伏見ミリオン座/2022.9.13)

監督 脚本:ダニエレ・ルケッティ。2020年。日本公開2022年。父母子と3つの視点から展開されるそれぞれの言い分はたぶん一生分かり合えないし、世界中どこ探してもそれを出来てる家族なんて居ないんだろうなぁと思いながら観た。ラジオを放り投げてからの...シーンが非常によかった。

 

・百花 - 3.6 (イオンシネマワンダー/2022.9.12)

監督 脚本 原作:川村元気平。脚本:瀬謙太朗。2022年。ぶっちゃけ名前でアレルギーありましたが観てみると何とも特殊な映像表現をしている作品で驚いた。時折り入る過去映像が鼻につくと言えばつくが、全体的にはかなり渋い。抑制された音楽と音響的に魅せていくスタイルの対比もクールでカッコよかった。話はつまらなかった。

 

・ライダーズ オブ ジャスティス (原題:Retfærdighedens ryttere) - 3.5 (WOWOW/2022.9.11)

監督 脚本:アナス・トマス・イェンセン。2020年。日本公開2022年。最初の地下鉄のシーンがピーク。画面がつまらない。

 

・Zola ゾラ (原題:Zola) - 3.7 (ミッドランドスクエアシネマ2/2022.9.6)

監督 脚本:ジャニクザ・ブラボー。脚本:ジェレミー・O・ハリス。原作:デビッド・クシュナー。2021年。日本公開2022年。細かいギミックが隅々まで配置され、濃い。話自体はあるのか無いのか別にどっちでも良い感じだが、丁寧な画作りやカットのテンポなどは映画的。尚且つあくまで軽い作り上がりで楽しめた。突然起こる暴力は少し地味に感じたが非常に独特な作品で良かった。

 

・さかなのこ - 3.6 (小牧コロナワールド/2022.9.2)

監督 脚本:沖田修一。脚本:前田司郎。原作:さかなクン。2022年。演出や作劇は相変わらずの沖田節で充分に楽しめたのだが、単純にお話自体があまり面白くなく鑑賞後の満足度もやや低めだった。キャラクター設定にあまり説得力が無かったのもイマイチ入り込めなかった要因か。柳楽優弥の存在感が光った。

■2022年8月に観た映画

13本(劇場、配信、レンタル、見直した作品を含む)

 

・セイント フランシス (原題:Saint Frances) - 4.0 (センチュリーシネマ/2022.8.30)

監督:アレックス・トンプソン。脚本:ケリー・オサリヴァン。2019年。日本公開2022年。「カモンカモン」?と思う様な絵面ですが全然違う話で安心した(当たり前だろ)。画面も脚本からも監督の優しさが透けて見えた。なかなか直面することが無い事柄でもあり見る事が出来て良かったなと素直に思う。そして、映画の中の花火は美しい。

 

・グリーンバレット - 3.2 (センチュリーシネマ/2022.8.30)

監督 脚本:阪元裕吾。2022年。相変わらずの安画面と漫画作劇。分かっているしそれは許容してるつもりでしたが、このタイミングでもこれをやってしまうのかという...。ラストは何だかんだ感動的だっただけに全体的にもう少しクオリティ自体を上げてほしい。。

 

・星の子 - 3.6 (WOWOW/2022.8.29)

監督 脚本:大森立嗣。原作:今村夏子。2020年。

 

・NOPE ノープ (原題:NOPE) - 3.5 (109シネマズ名古屋/2022.8.28/IMAX)

監督 脚本:ジョーダン・ピール。2022年。待ちに待った新作でしたが個人的には思ってたのと違う感が拭えず、イマイチでした。前2作よりもまとまった分、画面から迸る熱量みたいなものがパッケージされ過ぎに感じてしまったかな。何かっぽい描写の連発にもあまりノレなかった。。

 

・大人は判ってくれない (原題:LES QUATRE CENTS COUPS) - 未採点 (伏見ミリオン座)

監督 脚本:フランソワ・トリュフォー。脚本:マルセル・ムーシー。1960年。

 

・ブギーナイツ (原題:Boogie Nights) - 3.8 (U-NEXT/2022.8.22)

監督 脚本:ポール・トーマス・アンダーソン。1998年。

 

・マグノリア (原題:Magnolia) - 4.0 (U-NEXT/2022.8.15)
監督 脚本:ポール・トーマス・アンダーソン。2000年。

 

・ゴッドファーザー (原題:The Godfather) - 未採点 (U-NEXT/2022.8)

監督 脚本:フランシス・フォード・コッポラ。脚本:マリオ・プーゾ。1972年。

 

・時計じかけのオレンジ (原題:A Clockwork Orange) - 3.7 (Blu-ray/2022.8.14)

監督 脚本:スタンリー・キューブリック。原作:アンソニー・バージェス。1979年。

 

・シティ オブ ゴッド (原題:Ciudad de Dios) - 4.2 (U-NEXT/2022.8.13)

監督:フェルナンド・メイレレス。脚本:ブラウリオ・マントヴァーニ。2003年。

 

・ボイリング ポイント/沸騰 (原題:Boiling Point) - 2.7 (伏見ミリオン座/2022.8.2)
監督 脚本:フィリップ・バランティーニ。脚本:James Cummings。2021年。日本公開2022年。試みはとても良く期待したが、トラブルの為のトラブルによる作劇のせいで余計にリアルに感じられない。ワンカットに拘る故の結果なのだろうがそもそもワンカットの必要性が...。テンポも悪いし結末も残念。コレジャナイ感が凄い。

 

・女神の継承 (原題:랑종) - 3.9 (ミッドランドスクエアシネマ2/2022.8.1)

監督 脚本:バンジョン・ピサンタナクーン。2021年。日本公開2022年。今更POVって...とか霊媒系かよ...と少々の不安から始まり中盤でダレながらも終盤は盛り返して何だかんだ結構面白かった。終始MAXテンションなのが良かったのかも。「REC」のアレが出てきてニヤついた。何を見せられてるんだ映画の新たな佳作。

 

・モガディシュ 脱出までの14日間 (原題:모가디슈) - 4.2 (ミッドランドスクエアシネマ2/2022.8.1)

監督 脚本:リュ・スンワン。2021年。日本公開2022年。No.1大ヒットの文言も頷ける見事なエンタメ大作。ツッコミ所は多々あるがそれを上回る熱量と真面目さで爽快な仕上がりに。緊張感とハラハラ感のバランスが絶妙。クライマックスとか本当テンション上がった。素直にかなり面白かった。

■2022年7月に観た映画

16本(劇場、配信、レンタル、見直した作品を含む)

 

・セルビアン フィルム 4Kリマスター完全版 (原題:A SERBIAN FILM) - 2.4 (センチュリーシネマ/2022.7.26)

監督 脚本:スルジャン・スパソイェヴィッチ。脚本:アレクサンダル・ラディヴォイェヴィッチ。2010年。4Kリマスター版にて劇場鑑賞。ハッキリ言って全然面白くなかった。わりと時間の無駄系。倫理観とかそういう話をするつもりも無いのに単純につまらないし、テンポも悪いし、画も悪いし、何これと言う感じ。誰がリマスターなんて企画したんだ。

 

・ビリーバーズ - 3.6 (イオンシネマ岡崎/2022.7.25)

監督 脚本:城定秀夫。原作:山本直樹。2022年。シネコンでちゃんとエロい方の城定作品を観ているのが不思議な気持ちだった。全編に渡り貫かれる瞬発力の高い閃きと編集テンポは安定のクオリティ。原作を読んでないので何とも言えませんがラストに何かもうひと裏切りあるのかと期待した点だけが、ちょっと。

 

・悪魔がみている (原題:Amulet) - 3.0 (U-NEXT/2022.7.24)

監督 脚本:ロモーラ・ガライ。2020年。

 

・天才マックスの世界 (原題:RUSHMORE) - 3.7 (U-NEXT/2022.7.13)

監督 脚本:ウェス・アンダーソン。脚本:オーウェン・ウィルソン。1998年。

 

・リコリス ピザ (原題:Licorice Pizza) - 3.7 (伏見ミリオン座/2022.7.12)

監督:ポール・トーマス・アンダーソン。2021年。日本公開2022年。PTA新作ようやく拝見。相変わらずな作風ですが様々な画面を楽しめた。25歳と15歳のお話をちゃんと観られる作りに落とし込めるのは流石の手腕か。プラトニックな関係性にロマンティックさを感じた。主人公が走り出す映画はだいたい楽しい。

 

・こちらあみ子 - 3.3 (伏見ミリオン座/2022.7.12)

監督:森井勇佑。原作:今村夏子。甘ったれた意見かもですが物語としての救いがせめて欲しかった。大人は優しさが皆無だし、何故こういう主人公を描いたのかもイマイチ分からず。リアルな様でファンタジーとしか見えなかった。結局どうしたいのかが分からない。パンしない画面には挑戦を感じた。

 

・X エックス - 4.0 (TOHOシネマ赤池/2022.7.9)

監督 脚本:イ・ウェスト。2022年。先日某ガッカリ映画を観たせいか、こういう心意気のが観たかったんだよ!!と声を大にしたくなる様な快作でした。話が動き出すまでがモッサリし過ぎではありましたが、ありそうで無かったテーマを描きつつしっかりとスプラッタしていく様は爽快。続編も楽しみ。

 

・夜を走る - 3.8 (名古屋シネマテーク/2022.7.6)

監督 脚本:佐向大。2022年。局地的に(?)話題になってますがそれも頷ける歪な作品だった。話で語るよりも映像作家として語った方が良いのでは無いかと感じる。終始緊張感がすごいが、尺的に少し間がもたないと言うか単純に長いなと感じてしまった。ショットや狙いは気持ちが良かった。変な映画だ。

 

・家庭 (原題:Domicile conjugal) - 3.8 (伏見ミリオン座/2022.7.6)

監督 脚本:フランソワ・トリュフォー。脚本:クロード・ド・ジヴレー。ベルナール・ルヴォン。1970年。日本公開1996年。レトロスペクティブ『フランソワ・トリュフォーの冒険』にて。
 

・わたしは最悪。 (原題:Verdens verste menneske) - 4.0 (伏見ミリオン座/2022.7.4)

監督 脚本:ヨアヒム・トリアー。2021年。日本公開2022年。お世辞にもしっかりしてるとは言い難い主人公のとある期間を見せられる121分。けれども誰にでも思い当たる節や瞬間、気持ち、シーンに見覚えがあるのでは。苦い顔しながらも心を掴まれてしまう。数々のショットが美しい。人も人生も綺麗な形では無い。

 

・逃げ去る恋 (原題:L' AMOUR EN FUITE) - 3.9 (伏見ミリオン座/2022.7.4)

監督 脚本:フランソワ・トリュフォー。脚本:マリー=フランス・ピジェ。ジャン・オーレル。シュザンヌ・シフマン。1978年。日本公開1982年。レトロスペクティブ『フランソワ・トリュフォーの冒険』にて。

 

・ブリーダー (原題:BLEEDER) - 3.7 (U-NEXT/2022.7.3)

監督 脚本:ニコラス・ウィンディング・レフン。1999年。日本公開2016年。全然まともに分かり易くお話がある。NWR入門にいいかも。

 

・シングルマン (原題:A Single Man) - 3.9 (U-NEXT/2022.7.3)

監督 脚本:トム・フォード。脚本:デヴィッド・スケアス。2010年。豊かなものを見た。そしてコリンファース力(こりんふぁーすぢから)。

 

・オーディション - 3.7 (U-NEXT/2022.7.3)

監督:三池崇史。脚本:天願大介。原作:村上龍。2000年。映画的文法。

 

・ベイビー ブローカー (洋題:브로커 Broker) - 3.2 (イオンシネマ岡崎/2022.7.1)

監督 脚本:是枝裕和。2022年。ショットや劇判は良いのだが、それ以外の部分がけっこう普通というかのぺっとしててなかなかのめり込む事が出来なかった。冒頭あからさまにパラサイトだった事が1番印象に残ってるくらいかも。正直後半眠かった。というか所々寝た。
 

哭悲 The Sadness - 2.2 (ミッドランドスクエアシネマ2/2022.7.1)

監督 脚本:ロブ・ジャバズ。2021年。日本2022年。。正直がっかり。まじめに感想書くものでもないのかも知れませんが。。SNSと予告に乗せられたなーという感じ。内容無し、描写貧弱、ゴア・スプラッタ?だからなに?こういうジャンルって、こんなスカスカな心意気では作れないでしょ。舐めんなと。予告だけ観れば充分。

■2022年6月に観た映画

11本(劇場、配信、レンタル、見直した作品を含む)

 

・失楽園 - 3.6 (Blu-ray/2022.6.27)

監督:森田芳光。 脚本:筒井ともみ。1997年。

 

・なま夏 - 3.1 (U-NEXT/2022.6.24)
監督 脚本:吉田恵輔。2005年。

 

・神は見返りを求める - 3.7 (センチュリーシネマ/2022.6.24)

監督 脚本:吉田恵輔。2022年。初日初回。吉田監督新作となれば観ますとも。このクオリティでオリジナル脚本を連発してるのは本当に凄い。2人の関係は切なく悲しかった。YouTube題材だからなのか分からないが珍しく画面が弱いなと感じた。そして監督がYouTuberを嫌いなのがよーく分かったw

 

・FLEE フリー - 3.7 (伏見ミリオン座/2022.6.21)

監督 脚本:ジョナス・ポエール・ラスムーセン。脚本:アミン・ナワビ。2021年。アニメでドキュメンタリーって今までもあったとは思うけどはっきり新しい感覚で面白かった。自分のすぐ横の世界はこの広い世界と何ら変わりなく地続きで、誰もが誰に対しても理解(の為の努力)と想像力を持たないといけないなと改めて感じた。

 

・JAWS ジョーズ (原題:Jaws) - 4.0 (U-NEXT/2022.6.18)

監督:スティーヴン・スピルバーグ。脚本:ピーター・ベンチリー。カール・ゴットリーブ。1975年。最高のクライマックス。思っている量の倍の大爆発と大絶叫で終わる。最高に笑える。

 

・はい、泳げません - 3.9 (イオンシネマワンダー/2022.6.13)

監督 脚本:渡辺謙作。原作:高橋秀実。2022年。ごく一部(城定監督やfilmarks有識者)で評判が良かったので鑑賞。平日昼間観客は6人。宣伝もあまりしていないし、キャストの割にこれでいいのかと思える公開規模。興行収入的にもかなり厳しいだろう。パンフレットが1000円したがぺージ数も多く読み応えばっちりだったので買ってしまった。さて始まって早々、麻生久美子の謎の関西弁や納豆攻めシーンなどかなり滑っていて正直めちゃくちゃ不安に。結論からいうとかなり楽しめましたが全編に渡って薄らスベっているコメディ描写があるにはある。渡辺監督の作品は初めて見たので、こんなものかと何とか我慢して見続ける事が出来ましたが危ない所も多々。また、プロット自体どうなのコレ?("子供の死"をテーマにしているので仕方ないのかもしれないがそれを物語とか主人公の感情の起伏(しかも観客に訴える為の)の起爆剤として使うにはちょっと露骨過ぎないか?など)と、言いたい部分が強くある所もありましたが、ショットや演出面での工夫の凝らし方がとても良く、全体的には非常に良かった。最後のくだり(大林宣彦に育てられているので死者が現世に現れるシーンに異常に弱いのである!)とかに関しては"こんなの泣かない奴いないだろ!(宇多丸Ⓒ)"と言いたくはなるが、まんまと号泣してしまった。エッセイを原作にしているので、劇映画としてビルドアップしていく作劇よりも画面による魅せ方優先なのは正解かも。それでも無駄なシーンが多くある様に感じたので100分くらいにシェイプアップしてくれれば言う事無かった。泳ぎのシーンが必要なんだろうけど面白くもなく微妙に長いなとも感じた。初体験としては作家性に非常に惹かれた。他の作品も観てみたい。石井裕也"舟を編む"の脚本を務めている様でさすがにこれが早いタイミングで次に観る事になるだろうと思う。

 

・未来の想い出 Last Christmas - 3.2 (Blu-ray/2022.6.12)

監督 脚本:森田芳光。原作:藤子・F・不二雄。1992年。

 

・トップガン マーヴェリック (原題Top Gun Maverick) - 4.1 (109シネマズ名古屋/IMAX/2022.6.7)
監督:ジョセフ・コシンスキー。脚本:アーレン・クルーガー。エリック・ウォーレン・シンガー。クリストファー・マッカリー。2020年。公開2022年。IMAXシアターにて鑑賞。平日昼間かつサービスデイでも何でもない普通の日に160人は居たんじゃないでしょうか。すごいなあと、シンプルに。全く観るつもり無かったのですが完全にナーメテーター案件。コッテコテのベッタベタでしたけど大作はこうあるべきという凄まじいサービス精神、どっしりとした作劇とトムクルーズ力(ぢから)で普通にめちゃくちゃ楽しめた。最後は落涙。全部のせ。やはり初作から約34年の時間が過ぎ、作品自体やトムクルーズのブランド力が上がり予算がかけられる状態になったこの作品は、当時は様々なトライが出来なかった(であろう)飛行機での空中アクションシーンが最高に楽しかった。正直、1作目の飛行シーンには意味があまり感じられずMV?素材?を見せられている様な気がしてマジで眠たくなったのですが、今作はがっつりと話に絡んできて(当たり前ですが...)どんどんと前のめりに集中して観る事ができた。また、飛行機がグルグルと天地無用に回りまくったり、超スピードで駆け抜けていくアクションシーンもしっかりと位置関係や内容が分かる様な画面になっているのはすごいなあと思った。この監督の他の作品にもちょっと興味が沸いた。IMAXの大音量で観られたのも良かった。いかにも80sハリウッド映画的なベタさでしたが安心して、いやそれ以上の楽しさを教授された。かなり良かった。

 

・トップガン (原題TOP GUN) - 3.3 (U-NEXT/2022.6.6)

監督 脚本:トニー・スコット。脚本:ジム・キャッシュ。ジャック・エップス・Jr。1986年。アトロクのアレで翌日には新作である「~マーヴェリック」を見に行く事を決めていたので興味は無いのですが鑑賞。もっとシリーズものなのかなと思っていたけど意外にもこれまで続編が作られていなかったことに驚く。なのでせっかくなら見ていこうと思った。結果から言えば全然面白くなかったし、テンポ悪いし、アクションシーンつまんないし、古臭いしで何が良いのかさっぱり。まあ当時はヒットしたのでしょう。ですが、これは完全に結果の話ですが見ておいて良かった。「~マーヴェリック」は単体で観ても全然分かる様に作られていましたがそれでも回想シーンや、"あ、コレ進研ゼミでみたところだ!"的なサービスオマージュシーンなども多かったのでそういった意味では味わいはより濃いものになった様に感じた。これ当時から思い入れ合って観ていた人達はマジで大号泣同窓会になってるだろうなあとうらやましくなった。ただ、この作品はつまらなかった。

 

・ドライブ マイ カー - 3.6 (U-NEXT/2022.6.6)

監督 脚本:濱口竜介。脚本:大江崇允。原作:村上春樹。2021年

 

・ザ フォッグ (原題:THE FOG) - 3.2 (U-NEXT/2022.6.1)

監督 脚本:ジョン・カーペンター。脚本:デブラ・ヒル。1980年。ノレなかった。カーペンター映画が性に合ってない説が濃厚になったきた。。