■2024年9月に観た映画
14本(劇場、配信、レンタル、見直した作品を含む)(うち短編 0本)
・僕はイエス様が嫌い - 3.5 (日付失念/U-NEXT)
監督 脚本:奥山大史。2019年。
・死霊のはらわた (原題:EVIL DEAD) - 4.1 (2024.9.29/Blu-ray)
監督 脚本:フェデ・アルバレス。脚本:ロド・サヤゲス。2013年。これ死霊のはらわたと名乗っていいの?ってくらい別物だったけどめちゃ面白かった。
・ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ - 3.8 (2024.9.27/イオンシネマワンダー)
監督 脚本:阪元裕吾。2024年。3作中では1番。映画を舐めているとさえ一瞬思う作劇と画作りは、今シリーズにおいては良い所の様にさえ感じてきた。アクションはいつもそうだがあまり良いとは思えず。池松壮亮の説得力がすごくて、この人やっぱ凄いんだと改めて。間違いなくこのシリーズでは一番。特に脚本が良くなっている。この人の映画を見るとわりといつも思うことだがアクションがずっとコロコロ転がってるだけなのは良いんだろうか。当たらないし、当たっても痛そうにも見えない。それなのに一撃でも当たったら何故かそれが致命傷になっている。ようわからん。池松壮亮の説得力がすごくてなんとか微かにリアルとして成り立っている。と思う。漫画の様な作劇と画作りはチャームの様に思えてきた。
・映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ - 3.3 (2024.9.18/U-NEXT)
監督 脚本:石井裕也。原作:最果タヒ。2017年。セリフが異常だった。なにこれ。
・侍タイムスリッパー - 3.8 (2024.9.18/センチュリーシネマ)
監督 脚本:安田淳一。2024年。評判を受け。主演の山口馬木也の力がこの作品の多くを占めている様に思う。作り手側の工夫や熱意を背負ってる感があまりにも伝わってきたのでちょっと驚く。この人の映画をもっと観たい。今作自体は評価ほどには感じなかった。
・ぼくのお日さま - 3.7 (2024.9.17/伏見ミリオン座)
監督 脚本:奥山大史。2024年。前作を見逃しているので監督作は初鑑賞(後日配信で観ました)。あまりにも流麗な画面と色調に見惚れる。撮影も自身で行なっているということをエンドロールで知り、感心。お話も非常に面白く観た。が、今テーマ、終わらせ方がやはり難しいよなぁとも感じた。
・ヴィレッジ (原題:The Village) - 3.6 (2024.9.15/WOWOW録画)
監督 脚本:M・ナイト・シャマラン。2004年。めっちゃシャマランっぽい
・威風堂々~奨学金って言い方やめてもらっていいですか?~ (2024.9.13/中川コロナワールド)
監督 脚本:なるせゆうせい。2024年。ロングバージョンの予告を見れば事足りてしまう内容。若い監督かと思ったら案外そうでなくて絶句。最終的に伝えたいことや演出のレベルが中学校の授業で見せるレベル。そこで流すには非常に良いのではないか。
・マミー - 3.8 (2024.9.12/ナゴヤキネマ・ノイ)
監督:二村真弘。2024年。何と言って形容していいのか迷うドキュメンタリーの形式。作為がそこかしこに散りばめられ、改めてドキュメンタリーの演出とは何かを考えさせられる一作。不思議な作風だった。この題材に対しても知らないものだったので知られて良かった。キネマ・ノイに初めて行った。
・エイリアン:ロムルス (原題:Alien: Romulus) - 3.7 (2024.9.10/ミッドランドシネマ)
監督 脚本:フェデ・アルバレス。脚本:ロド・サヤゲス。2024年。Dolby cinema。過去作観てようが観てまいが全く問題無しのかなり入りやすい作り。監督作らしい、静と動。横移動のアクションがクライマックスで縦移動へと変換していく仕掛けなど、ツボを的確に突きつつ、しっかりと楽しませる119分。エイリアンシリーズは、2作目までしか見ておらず、それも結構昔の話なので、これを機にしっかりと見返そうと思い、マラソン慣行中。
・幻の光 - 3.8 (2024.9.9/伏見ミリオン座)
監督 脚本:是枝裕和。原作:宮本輝。1995年。能登半島地震 輪島支援 特別上映。是枝作品で未見、かつスクリーンで観られると思っていなかったので嬉しい。初作っぽい仕上がりなのかと思いきや、全くもって拙さの無い、なんなら今よりも数倍鋭い表現を観た。画力が強く、今作の硬質な映像はモノクロでも観てみたい。
・ナミビアの砂漠 - 3.4 (2024.9.6/伏見ミリオン座)
監督 脚本:山中瑶子。2024年。予告の段階から予感はあったが完全に「わたしは最悪。」だった。「わたし〜」がものすごく刺さった身だが、今作はそこまで刺さらず。あくまで令和を生きる若者の為のもの?に感じ、なかなか迫ってくるものを感じなかった。いや、全然面白かったんだけどね。(感想が昭和おじさん過ぎる。)(時間が経ち、もう一度見てみたいという気持ちが沸き上がっているので見に行く)(というか、観たその直後はやはり理解の整理が追い付かずこういう言葉になってしまったと思う、なかなかに得体の知れない、つかみどころのない映画だと思う)
・愛に乱暴 - 3.7 (2024.9.4/ミッドランドシネマ名古屋空港)
監督 脚本:森ガキ侑大。脚本:山﨑佐保子。鈴木史子。原作:吉田修一。2024年。こんなに江口のりこを浴びる映画を観るとは...。フィルムでのルックを含め、非常に不思議な画作り。編集は苦労の跡が窺えた。話自体はありそうな話なのにどう表現するかの、作者の格闘を見た。チェーンソーはパンチがあり画面に出てくるだけで笑ってしまう。最終的に逆噴射家族みたいな画面になってくのにもニンマリしてしまった。
・箱男 - 3.3 (2024.9.2/伏見ミリオン座)
監督 脚本:石井岳龍。脚本:いながききよたか。原作:安部公房。2024年。覚悟はしていたが思った以上に好き放題やっていて、なんだか懐かしい映画を観ている様な気になった。結論というか、最終的なメッセージは意外にも分かりやすく作られており、鑑賞後感は良いが、最中はとにかくよく分からない。映画ってそういうものかも知れんが。