観た映画 2024年8月 | BTJJ

BTJJ

リハビリの為のタイピングブログ

■2024年8月に観た映画

16本(劇場、配信、レンタル、見直した作品を含む)(うち短編 0本)

 

・Chime - 4.0 (2024.8.30/シネマスコーレ)

監督 脚本:黒沢清。2024年。45分という尺が成せる企画という感じがすごいが、それ故のソリッドさやこれやってみようというアイデアが非常に良かった。し、単純に怖い。画が強い。長編で見たいような気もしたが、やはりこれは短編だから面白いんだと思う。良かった。

 

・至福のレストラン 三つ星トロワグロ (原題:Menus Plaisirs - Les Troisgros) - (2024.8.28/伏見ミリオン座)

監督:フレデリック・ワイズマン。2023年。日本公開2024年。4時間という尺もあるが冒頭のミーティングシーンから何かに到達するまでが掛かりすぎる。正直眠かった。前後半と分かれている件に関しては、前半の方がまだ面白かった。が料理の数々に惹きつけられる画が無く、ボヤけた。

 

・ラストマイル - 4.0 (2024.8.27/イオンシネマワンダー)

監督:塚原あゆ子。脚本:野木亜紀子。2024年。勿論、所謂エンタメ映画だしTV屋映画なのだが、総合的にかなり面白かった。そして、とにかく満島ひかりの独壇場が凄かった。やたら豪華俳優陣だなーと思ってたけどドラマのユニバース的なアレなのね(知らない人)。その部分タイトにして短かったらより良いのに。

 

・サユリ - 3.7 (2024.8.27/イオンシネマワンダー)

監督:白石晃士。原作:押切蓮介。2024年。夏ホラー新作滑り込みで白石監督新作。前半かなり面白かったし、後半も方向性として個人的には全然アリだが、ババアがサユリの家族を拉致、ボコる辺りからノレなくなった。主人公に「犯罪では?」と言わせてるので確信犯だろうがコレは…。父親の性的DVも不要では。不快。

 

・劇場版 アナウンサーたちの戦争 - 3.9 (2024.8.26/センチュリーシネマ)

監督 脚本:倉光泰子。2024年。知らなかった視点からの戦争映画で今年の8月は新たに今作を観られて良かった。面白かった。ただ、ドラマの再編集版故か、映像の処理自体やカラグレがどうかと思うレベルに雑過ぎた。さすがにスクリーンでこの汚い画面を見せられるのはちょっと。

 

・フォールガイ (原題:The Fall Guy) - 4.1 (2024.8.23/中川コロナシネマワールド)

監督:デビッド・リーチ。脚本:ドリュー・ピアース。2024年。予想以上に良く、終盤のとあるシーンにはホロリとさせられた。どうしてものを作るのか、どうして拘って何かをするのか、そしてその尊さとは。そう言ったことを派手なアクションと恋愛要素で巧妙に包みながら芯の熱さを感じた。素直に面白かった。

 

・658km、陽子の旅 - 3.9 (2024.8.18/WOWOW録画)

監督:熊切和嘉。脚本:室井孝介。浪子想。

 

・新米記者トロッ子 私がやらねば誰がやる! - 3.8 (2024.8.13/ミッドランドシネマ名古屋空港)

監督:小林啓一。脚本:大野大輔。2024年。序盤こそ、本当にちょっとコレ大丈夫か?と心配になったけど、最終的には分かり易くしかもカラッとしたある意味青春映画且つアイドル映画になっていたので結構良かった。それにしても髙石あかりは一気に存在感が増した気がしますね。

 

・夏の終わりに願うこと (原題:TÓTE) - 3.5 (2024.8.13/伏見ミリオン座)

監督 脚本:リラ・アヴィレス。2023年。日本公開2024年。予告編を劇場で観て良いなと思ったので観たが、今年の思ってたのと違った大賞候補かもしれない(映画の感想で、思ってたのと違ったは無いだろう問題は置いといて下さい)。とにかく画面が退屈でおまけに話も退屈(これは仕方ないが)なのでマジ退屈。

 

・蜘蛛の瞳 - 3.9 (2024.8.12/U-NEXT)

監督 脚本:黒沢清。脚本:西山洋市。1998年。

 

・恋は光 - 3.7 (2024.8.12/U-NEXT)

監督 脚本:小林啓一。原作:秋★枝。2022年。現在、新作「新米記者トロッ子~」が劇場公開されている小林監督。予告編やキャスト、ポスタービジュアルなどから、まあ見なくてもいいかと思っていたが、SNSやネットなどで有識者の方々が「小林監督の新作が~」と口々に言っていたので、気になり、評判も高かった今作を観て、面白ければ新作も観ようと思い、鑑賞。思ったよりは面白かった。

 

・(R) ひろしま - 未採点 (2024.8.8/シネマスコーレ)

監督:関川秀雄。脚本:八木保太郎。1953年。45年の敗戦の約7年後に作られた。実際に被爆した人たちを役者に使い、あまりにも本当の事すぎて直視するのが苦しかった。所謂、その日の再現になっているので撮影に際して、実際に被爆もし、演じられた方々の心労を察する。話をしては、むちゃくちゃ「はだしのゲン」で、あの漫画がいかに本当にことを描いていたのかが逆説的に分かった。(映画の方を真似た可能性もあるが)


・(R) 風が吹くとき (原題:WHEN THE WIND BLOWS) - 3.9 (2024.8.7/伏見ミリオン座)

監督:ジミー・T・ムラカミ。脚本:レイモンド・ブリッグス。1987年。話はともかく映像表現の不思議さに眼を奪われる。日本でもアメリカでもなくイギリス映画。ほんとうに不思議な作品だった。なんのために作ったのだろうか。


・牯嶺街少年殺人事件 デジタルリマスター版 - 3.9 (2024.8.5/U-NEXT)

監督 脚本:エドワード・ヤン。脚本:ヤン・ホンカー。ヤン・シュンチン。ライ・ミンタン。1991年。濱口竜介著「他なる映画と」内で頻繁に話題にされ、彼もフェイバリットに挙げている今作。少し前に劇場公開されていたが、ランニングタイムも手伝って鑑賞を逃してしまった。ので、このタイミングで鑑賞。面白かったが、やはりこういう類の作品は劇場で見ないと真価がわからないと思う。画面は、本に書いてあった場面など、しびれるものが多かった。あと、思ったよりも難しくなかった。


・ツイスターズ (原題:Twisters) - 4.2 (2024.8.1/中川コロナシネマワールド/4DX)

監督:リー・アイザック・チョン。脚本:マーク・L・スミス。「ミナリ」が結構苦手だったのでどうかなーと思ってたが、別人ばりにキビキビした作劇と編集に驚く。かなり面白かった。そして見るならマジで4DXおすすめ。騙されたと思って是非。


・インサイド ヘッド 2 (原題:Inside Out 2) - 3.7 (2024.8.1/中川コロナシネマワールド)

監督:ケルシー・マン。脚本:メグ・レフォーヴ。2024年。前作よりもよりリアルな描写(感情が増えてるから当たり前か)にグッと来る。が、それこそ前も思ったが、ピクサーのお話は基本的には、いやもうそれ分かってるんで...とどうしても俯瞰で観てしまう感が拭えず、今作もそんなにのめり込む事はなかった。道徳の教科書、こども向けである。