ここ3週間ほど人生初めての「歯痛」に悩まされておりました。

治療に通ったことはあるものの、それも小学生の歯科検診で「痛かった」から虫歯が見つかったということはありませんでした。

最初は歯磨きの時や冷たい物がしみたりしたので「知覚過敏?」と思ったもののそのうちに普通にしていても「痛いな」となったのです。

左の上下の歯が痛い、いつも肩こりの影響で痛い時は「右」だからこれは虫歯???とビクビクしていました。

 

寝る時も痛くて、いつの間にか眠っているから「我慢できないほど痛い」ということはありませんでした。

 

Cちゃんが電話をくれたときに「歯が痛くて」と言うと、「ほっといても治らへんで。」と自分が通っていた歯医者さんを教えてくれたのです。

さらに、「歯医者さんはまだ閉まってるところもあるかもしれないから、痛み止めはコレとかアレとかを服用すること。」

「開いてても既存の患者さんの予約でいっぱいで新規の受付はしてくれへんかもしれないから、そしたら緊急ダイヤルに電話して。」

 

大学病院の歯科は開いているので、緊急ダイヤルからそちらに回してくれるかもしれない、とアドバイスしてくれました。

 

偶然、F君からも彼が通院しているという歯医者さんを聞いて、そっちのほうが自宅から近いからと電話してみました・・・

ところが「予約一杯で新規受け付けはできません、緊急ダイヤルに電話してみて。」と言われしまった・・・・。

 

電話での英語の聞き取りにイマイチ自信の無い私、相棒が電話してくれて・症状の説明をなんとか自分でこなしたのに。

腫れもなく・膿んでもいないし・熱もないし・歯もグラグラしていないし、「緊急を要する症状ではない」ので大学病院の望みはボツでした。

そもそも大学病院の歯科は通常の歯科医院では処置できない手術が必要だったりする場合のようです。

 

電話を受けてくれた人も気の毒そうに「痛いときにはこの痛み止めを・・・・」とアドバイスをくれ、近所の歯科を検索できるサイトを教えてくれました。

そこでめぼしいところに片っ端から電話してまずは電話相談・可能なら新規の患者として登録・3~4か月後にはお医者さんに会える???

かもしれないとのこと。

 

3、4ヵ月後って・・・(いつもは避けたい)歯医者さんに会うのがこんなに難しいとは思ってもみなかった、というのが感想です。

 

ところがサイトを確認するとCちゃんの教えてくれたお医者さんは「新規の方を若干名受付ます。」の表示が!!

最初からここに電話すりゃよかったよ、と大慌てで電話しました。

 

結局その日のうちに予約がとれ、やっと念願の歯医者さんに・・・

いえ、実際は研修中??学生アルバイト??といった感じの若いポーランド人医師が診てくれました。

実際に歯科医に会う前の「状況確認」といった感じ???

結果的には詰め物が取れて神経が露出したために痛みがある、上の歯のみの問題で下の歯は大丈夫とのことでした。

 

「今日は神経をカバーするための仮処置しときます。混んでるから無理と思うけど、一応40分以後の時間でまた予約してください。」

「歯科医にちゃんとした詰め物入れてもらう必要がありますからね。」と指示を受けたのです。

 

処置後、「ほら、もう痛くないでしょう。」と励ますように言ってくれた先生。

実際はまだちょっと痛かったけど、勢いに押されて「本当です。もう痛くありません。」と元気よくお返事しましたわ。

 

結局、翌週の月曜日の午後に予約がとれ、まずは一安心・・・でもやっぱり「次の月曜歯医者」と思うと緊張しちゃうなあ。

 

痛みが治まって帰ってきた私を迎えた相棒、「ああよかった、これでコロナ離婚とかにならんですんだわ。」と。

なんでさ、と聞くと「ずっと元気なくて憂鬱そうで笑顔がなくて、もう俺様、夜も寝られへんかったわ。」

 

あら、私、そんなに怖い顔してましたかね。

でも本当に痛みを感じない生活ってありがたいものです

 

 

 

 

 

「ぽっぴんさん」とは私が勝手に命名したご近所の飼い鳥です。

赤が主体の鳥と黄色が主体の2羽、ペアなんだろうなと思っていました。

 

以前は赤いコのほうはヒインコではないか、と考えていたのですが、その後何回か少しちゃんと確認することができて、どうやらアキクサインコらしいとなった次第です・・・。

どちらも同じような高く澄んだ「ポッピン」という声で鳴いていたので「赤ぽっぴんさん」「黄色ぽっぴんさん」と私の中では呼んでいました。

 

去年の年末ごろでしょうか。

突然 赤ぽっぴんさん の姿が見えなくなり、黄色ぽっぴんさん がポツンと止まり木で不安そうにしているのが見えるようになりました。

私は飼い主さんを知らないので様子を消息を聞くことができなかったのですが、なんとなく 赤ぽっぴんさん は落鳥してしまったようでは・・・

という話が出てきました。

 

半年にわたり姿が見えないこと・黄色ぽっぴんさん が朝の3時半・4時頃から叫び始めることなどから「いなくなったパートナーを呼んでいる」という結論になったわけです。

その他にも風の音やカモメやカラスにびっくりした 黄色ぽっぴんさん が叫んだりすることがよくあるようにもなっていました。

よく通る声ですから結構遠くまで聞こえます。

 

買物に行く通りすがりたまに相手をしていた私は苦情が出て里子に出ないといけないなんてならなきゃいいな、と思っていました。

ぽっぴんさん とちょっと仲良くなっていたからです。

パートナーがいなくなって寂しくなったからでしょうか、私が通るたびに呼び掛けたりしてくるようになっていたのでした。

 

近所の人や配達に来る人なんかも口笛を吹いて挨拶するようになるにつれ、ぽっぴんさん の口笛バリエーションは増えていきました。

 

ナンパ風のヒュッヒューイ!! からピロピロピロ(トレモロ風)・ ヒュイッヒュイッヒュヒュヒュ(曲?)・カナリア風・いつもの ポッピン

時にはポッピーーーーン!!(弾けてる)などなど。

 

ただお天気が悪かったりして誰も相手をしてくれる人が見つからない時に寂しそうに「ポッピン」という声は妙に気になるものでした。

台風なみの暴風じゃ、なんて私が思いグレムリンが怖がって毛布に潜り込んでいるときにもベランダで独りぼっちの ぽっぴんさん はすごく気になるコだったのです。

 

グレムリンが時々「キーン」と反応してましたが・・・なんかアフリカ系のグレムリンとオーストラリア系?のぽっぴんさん は通じないのかあまり効果はなかったようです・・・

近所の人に「あそこにオウムがいる」(インコなんだけど・・)と知れ渡ったくらいでした・・・。

 

2週間ほど前に急に ぽっぴんさん の声が聞こえなくなり同時にベランダのきん舎も撤去されました。

どうしたんだろうと思っていたら、ある日の朝10時頃に「ポッピーン」と絶好調の声が。

慌ててキッチンの窓から見ると、グレムリンのケージよりも一回りほど小さいそうなケージに入った ぽっぴんさん の姿が見えました。

どうやら夜やお天気の悪い日は室内で過ごし、お天気のいい日はベランダで外を見ながら過ごすという生活になったようです。

 

ケージの移動をする生活となると、これまでと違い「人との接触」が増えるわけで飼い主さん側からも声掛けのチャンスがあるでしょう。

ぽっぴんさん の生活も寂しくなくなったんではないか、と思うとよかったよかったと思います。

 

 

 

 

 

 

「彼」と出会ったのはある日の買い物帰りでした。

 

相変わらず夜の8時頃に自転車で買い物に行ってるわけです。(混んでる時間帯を避けるため)

その日も物資をパニアバッグに詰め込んでいたら、突如現れた男性が「オレンジいりませんか?」と声を掛けてきたのです。

メガネをかけた年配のインド系の人かな?という風貌の男性で、カートには山積みのオレンジが。

 

「もう閉店間際で安くなってたから全部買ったけど、私も自転車で運びきれなくて」と。

6つ入りのオレンジ、価格2ポンドが5ペンスになっていたので残っていた分全部お買い上げということにしたそうで。

オレンジは相棒もグレムリンも大好きなのでうちもすでに2袋買っていたのです。

頂けない、いやどうぞご遠慮なくと押し問答の末に結局2袋頂くことになりました。

お金は受け取れませんという彼に「じゃあここのカフェがまた開いたらコーヒーをご馳走させてください。」と約束して。

 

そんなことが2回あって、私の中ではこの男性は「ミスター・オレンジ」となっていったのです。

相棒は「インド系の人だとお寺の人かなあ、よく炊き出ししてるからな」とか言ってました。

お参りに来る人・信者じゃなくてもお寺に来る人すべてに食事を振る舞うのが習慣だそうで。

相棒は学生時代、仲間と一緒に誘われて遊びに行ってご馳走になったことがあると教えてくれました。

 

このミスターオレンジ、3回目に会った時には「今日は鮭、いりませんか?」と声を掛けられました。

もうこうなると好奇心は抑えられません。

正式にご挨拶を、と自己紹介を始めた相棒にミスター・オレンジは「私ね、お寺関係じゃないんです。」

 

20年前にイランから移住してきたそうで、「宗教は特にこだわってないけど・・・まあもういいかなって感じで。」

「人生は短いからとにかくみんな仲良く楽しく生きていければいいなと考えてます。」

名前も教えていただきましたが、発音が難しくてなかなか覚えられない、私の中ではどうしてもミスター・オレンジになっちゃうな。

 

買物にきていろんな食材が見切り品扱いになっているのを見てお店の人に「売れなかったらどうするの?」と聞いたそうです。

「廃棄処分ですね」と言われてそれは痛ましいと全部買って「近所の人にも配ってる、そのほうが無駄にならなくていい」と思ったのだとか。

そうはいっても自転車で買い物にくるわけで、運べる量に限りがあることから「他に来てるお客さんとも分けようと思って。」と。

 

スーパーには食品や日用品を寄付するコーナーも設置してあってシリアルや缶詰などを寄付する人もいます。

でも生鮮食品は寄付できないので、オレンジ氏は「本当にもったいないよね」と話していました。

 

ただね、あんまりいつも頂いてばかりというわけにはいかないのでお礼を渡したいと思うものの何がいいのか迷っています。

本音を言えば「ありがたいけど気が咎めるしうちも自転車でいっぱいいっぱいなこともあるし」。

 

で、私の感覚では正直なところやっぱり知らない人から食品をもらってしまうのも怖いと思ったりして。

疑ってるわけじゃないけど正直なところグリコ・森永事件を記憶している世代としては怖いなと思ってしまうこともあります。

ミスター・オレンジは純粋に親切な人なので申し訳ないけど・・・他人を疑うことを経験した自分が残念な気もするけど。

だから彼にも会いたいような(断るのが大変なので)会いたくないような・・・気がするのです。

 

ちなみに頂いたオレンジは美味しく食べました。

ええ、食べたの???ってツッコミたくなる人もいると思いますが、美味しく頂きました!!!