最近のニュースで面白かったというか、相棒も私も夢中になったものがあります。


それは


ロンドンで起きた宝石商強奪事件です。


警察が記者会見を開いたりして大変でした。

イースター休暇中に起きたこの事件は、まるで映画にでも登場しそうな見事な手口で本当に感心したのです。


コトの顛末は

ユダヤ人経営の宝石関係業者が多く集まる地域でのこと。


お店が閉まったりする間に用心のために高価な宝飾品を預けられる地下金庫があるそうです。


ガス漏れの警報があったとかで、ガス関係の業者が出入りを始めました。

週末、2,3日続けて出入りがあったようです。


防犯カメラに写った映像も公開されていましたが・・・・

まずは見てすぐに相棒がひとこと。


「あのベスト、「ガス」って書いてあるだけやな。本当は「ブリティッシュ・ガス」とか「サウザン・ガス」とかの表示があると思うけどな。」と。


私はガス漏れ事故の通報で駆けつけたっていうことですでに作業員がマスクしている(顔を隠している)ことに感心。

誰も疑わないもんね。


作業員のはいていたブーツが一般的な作業用でない普通のものだったことなんかも取りざたされています。


つまり、「見る人が見たら、怪しい??」ってわかるポイントがいくつかあったようで。



それにしても大胆な犯罪が続きます。


この少し前にフランスで宝石運搬車が高速道路で車ごと強奪。犯人は捕まっていないそうで。

しかも、「渋滞中」だったのにね。

去年はドイツで銀行近くの貸し車庫の地下からトンネルを掘って、銀行の地下金庫を襲った銀行強盗もありました。


すごいね・・・・。


今回の宝石商強盗に至っては、警察も「どんなものが盗まれたか把握できていない」らしいです。

まあ、税金対策でダイヤってのもあるんですかね・・・。


ヘタに申告すると税務署に追っかけられることになるやもしれず、被害届を出したがらないパターンもあるそうで。



うーん、プロの仕事だ。

と感心した私達。


悪役好きなんでね、なんかこういう鮮やかで見事な手口に拍手喝采したくなる不謹慎な2人組みがここにもいるのでした・・・・。


夕食の仕度をしていたら、リビングでテレビを見ている相棒が大笑い。


なんだろうと見ると、テレビのニュースで選挙関連のニュースが流れていました。

ある地方で有権者に支持政党を尋ねたり、その政党に期待することなんかのインタビューをしていたのです。


現在のイギリスには7つの政党があります。


保守・労働・自民・イギリス独立などが目立ちますが、ほかにもいろいろあります。

(すみません、ここでは省きます)


このとき、ニュースではイギリス独立党が取り上げられていました。


「あなたの党は女性のための政策がない。女性蔑視ではないか。」というようなコメントに対して

党関係者が反論。


「そんなことはありません。わが党が政権をとったら、現在20パーセントの女性の生理用品にかかっている消費税を0にします。」と!!


思わず、「そんな政策って。」と突っ込んでしまったのですが、

それよりも相棒の


女性の生理用品は贅沢品に分類されてるから。のコメントにびっくりしました。


ええええ。


大人の女性なら必需品だし、「なんなら代用品で。」ってわけにはいかないのに???

「靴は贅沢品になるんだぞ。あれも生活必需品だろう。」っていうけどさ・・・

えええええ、なんか納得いかないわ。


ドラッグストアのオリジナルブランドなら60ペンスほどから買えるものですが、

もし消費税ゼロになるのなら、メーカー側も奮発して素材のいい商品とか開発するかしら?

消費者側もいつよりももワンランクアップの商品を買うとか????


意外な女性支援????


ただね、私が思いますに、きっとコメントした人は、

「女性の社会進出を応援するために、育児休暇の充実を」とか

「女性管理職をもっと増やすように企業に働きかけます」とか

「男女間の賃金格差を是正します」とかいうような内容を期待してたんじゃないでしょうかね・・・


私個人的には喜ばしいので、政権とらなくても検討してくださいね、と思いますが。


選挙戦、目が離せません。

今年の5月はイギリスでも選挙があります。


現在は保守党と自民党の連立政権ですが、次はどうなることやら。

キャメロン首相はなかなかよくやっている、と思うのですがね。

連立政権がうまく作動している、と思います。


労働党、ちょっと迷走気味という印象がします。


現在は毎日のようにテレビで各政党の党首が政策の話をしたり、BBCが有権者にインタビューしたりして必ずなんらかの報道があります。


選挙カーで候補者が回ってきて、ということはありませんが興味を持ってみると

チェスの試合をみるようで面白いものです。


今回の目玉として移民対策が大きく取り上げられています。

EUからどんどん流れ込む移民・アフリカや中東からの難民・EU外からの移民、今やイギリスも民族色はとりどりです。


相棒がおとついサウザンプトンの街に行ったときに「外国人ばっかり。」と思ったそうです。

大学近くはそれぞれ留学生がいるのでしょうが、ショッピングセンターでも乗り物の中でも

観光客でもない・留学生でもない外国人がたくさん目に付いたそうです。


今、「もっと移民の数を減らそう」として対象になっているのはEU圏内からの人々ですが、

やがては中東系の人々・アフリカやアジアからの流入も止めたいということになるのだろうと思います。


相棒が手術をした病院ではポルトガルから来た看護師さんが給食係として働いていたそうです。

ポルトガルの看護師資格はイギリスでは使えないので、病院で仕事をしながらイギリスの看護師資格をとるべく勉強中なのだとか。

「私の他にもこの病院にはたくさんポルトガルの看護師がいますよ。」と言ったそうです。


緊急入院したところには、アジア系とポーランド系の病院スタッフがたくさんいたので、

やっぱりその人達も勉強しながら今は看護師としてではなく、給食や掃除の担当として働いていました。


今、イギリス独立党がどんどん力をつけてきていますが、ここが政権をとるとこういう人達はどうなるのだろうと思います。

いろんなことを言う人がいますが、母国でも看護師として仕事をしていた人はやっぱりもともと優秀な人達が多いと思います。


だから、イギリスに来てからもイギリスの看護師資格をとる勉強をすることになんの問題もないようです。

英語での用語とか、生活するための英語の勉強も大変でしょうが、もともと教育のある人達ですから溶け込むのも早いようです。


資格の問題だけですから、もともと看護師さんだった人はイギリスで看護師になってもなんら仕事をするうえで困ることはないようです。


イギリスでの選挙権のない私が外から見るに、

今の問題はやっぱり「他所の国から来た人が、自分たちのやり方にしがみついてイギリスになじもうとしない」 「特別待遇を要求している」ことにあるように思います。


イギリス人にも根強い偏見はあります。

ただ、外国に来て自分のやり方だけ・考え方だけに固執するのは「じゃあ、来ないでよ。帰って。」といわれても仕方ないのではないか、と思ったりします。


さて、選挙の結果はどうなるでしょうか。