とうとう捕まってしまいました。

何がって、あのロンドンで起きた宝石強奪事件の犯人です。


見事なまでの手口で地下金庫を襲ったグループ、とうとう捕まってしまいました。

現在9人が警察に拘束されていますが、内2人は70歳以上の高齢者です。

確か、ひとりは76歳・もうひとりは74歳だったかしら。


グループ最年少は43歳っていう話と46歳ってのがあってあやふやだけどどうやら親子がいるらしい。


公開された金庫の壁はかなり分厚く、特殊なドリルなんかがないと穴を開けることなんかできそうもありません。

トンネル掘るような機械の小型バージョンがいるんじゃないかしら。


かなり特殊な工具ということで、私が思うに恐らくその購入者は限られていたりするんでしょうね。

そのあたりから捕まったのでしょうか。


あまりにも鮮やかな手口が面白く、「ええなあ。」と喜んでいた相棒と私、さっそくどうして捕まったのかの分析をしております。(不謹慎な・・・)


仲間の誰かの裏切り??

指紋が残っていたか・道具の一部を置き忘れたか??

それともダイヤモンドを盗まれた宝石商が賞金をかけて賞金稼ぎが動いた??

実は有名な窃盗団で長らく追跡している警官がいた??

(スコットランド・ヤードはこれアリです。切り裂きジャックも公的には調査中だったって有名ですよね。)


詳細はこれから明らかになるでしょうが、本当に捕まったんだとびっくりしました。


ある意味映画の「オーシャンズ11」を彷彿とさせるような犯人の顔ぶれの内訳です。


相棒と私のひとつの考えとして、税務署に調査されたら困る宝石商の「隠し資産」を狙ったと思う今回の強盗事件。

もしかしてそういった税金逃れを「あぶりだし」するための仕掛けだろうかなんて思ったりもしました。


それにしても英国警察、あっぱれです。

もしかして リアル・シャーロック・ホームズがいたりして・・・。


テレビでよく宣伝しているドイツ系スーパーに連れて行ってもらいました。

「あれも・これも安い」とすごい宣伝で、テスコなどの大型スーパーが売り上げを落とした要因の一部はこういう「外資」によるところも多いのでは、と噂されています。


私はドイツの「美味しいソーセージ」が欲しくてずっと「連れてけ。」と相棒にせがんでいたものです。


イギリスのソーセージは豚肉・ハーブ・パン粉などのカサ増しを腸詰にした、という感じのもので、日本でおなじみのソーセージのようなものではありません。

ここでは詳細は省きますが。


とにかく、いよいよ行ける、となって嬉しくて楽しみにしていました。


店内はなんの飾りつけもありません。

日本の業務スーパーみたいだけど、たくさんの人です。

安いから学生が多い、とは聞いていましたが他の人もたくさん買いに来ています。


その昔、相棒が友達と初めてこのスーパーに来たときに、友達は一足店内に入るなり黙って回れ右して出て行ったそうです。

「なんで?」と聞いた相棒に「ベネフィット受給者で溢れている。こんなところで買い物したくない。」と言ったとか。

まあそういう人も多そうです。


結果から言うと、

「安い」と評判なもののよーく見るとそれほど安くはありません。

安いのはドイツ・フランス・イタリアなどのEU諸国から入ってきている商品。


ドイツのソーセージ、フランスのジャムやパン・お菓子・イタリアのパスタやパスタソース、オランダのチーズなどEU諸国から入ってきているものは安いです。

イギリスの他のスーパーで買うよりも半額以下とかいうものもあります。


ところが英国産のものは他のスーパーと同じかちょっと高め?

国産の鶏肉・豚肉・牛肉などは普通の値段です。


ウェイトローズ以外のスーパーで、オランダとかデンマークとかの豚肉やタイからの鶏肉を見るととても安いことがあります。

(ウェイトローズは国産のみ)

私は国産大好き人間なので、安いとまず「どこ産?」と確認します。


フランスのクロワッサンやブリオシュ、ジャムは(癪だけど)美味しい。

ドイツのサラミソーセージに黒パン、はさすがだ。

イタリアの生ハムにワイン、なんてのも堪えられない。

チーズはね、私はイギリスのチェダーチーズのエキストラマチュアという熟成期間の長いものが好きなので、やっぱりここは国産にこだわります。


とにかく「どこそこ産のナニナニ」そういうものが欲しければこのスーパーはお得です。

でも日常の野菜や果物・その他の肉類・乳製品は普通のスーパーと変わりません。


この日、結局買ったものは


フランスのクロワッサンとチョコレートブリオシュ(本当に美味しいんですよ、これが・・・癪だけど)

ドイツから、ソーセージ2種類とサラミソーセージ3本(猪のサラミ1本・ローズマリーをまぶしたもの1本・普通の1本・・それぞれ子供の腕くらいで30センチくらいでしょうか)

なぜか黒パンがなかったので、これは後日ウェイトローズで買いました。


野菜や果物でどうしても国産が手に入らないものもあります。

グレムリンの大好きなオレンジとか私の好きな桃とかね。

これは地元の八百屋さんが品質が一番いい。


テレビの宣伝はすごいですが、よーく見て使い分けるのがいいかなと思ったのでした。






近所に高齢の1人暮らしの老婦人がいます。

戦後、イギリス人の空軍パイロットと結婚したドイツ人女性です。


もう90歳近いでしょうか、ご夫婦はとても仲良しでした。

ご主人は数年前に亡くなっていますが、スピットファイヤーのパイロットとしてとても有名な方でした。

女王陛下から勲章も授けられています。


戦後、当時のアフリカにあったイギリスの植民地、レディーシアに移住・現地ではホテルを経営していてかなり羽振りもよかったそうです。

奴隷もたくさん使っていたそうな・・・・。


ご本人はルフトハンザのキャビンアテンダントとして仕事をしていたこともあり、退職の際にはマイセンのディナーセットのフルセットを会社から選別として贈られたそう。


今の価値にするとマニア垂涎の超高価なものだそうですが・・・。

陶器に詳しくない私は価値はわかりません・・・。


まあとにかく。


ご主人が亡くなってからは1人暮らし、寂しさのゆえか痴呆の気配がでてきたといいます。


もともとは聡明な方だったそうですが、今は5分前のことも覚えておらず、近所の人に挨拶をしてもすぐに「どちら様でしたかしら?」ということがあったりするそうです。


相棒は若いころにドイツで働いたことがあり、ドイツ語は完璧です。

そのせいかこのご夫人のことで、トラブルがあるとよく助っ人を頼まれます。


問題はこの方、年をとってから「ヒットラーは悪者ってわけじゃないわ。」「黒人・アジア人はみんな奴隷か召使」という態度を隠すことがなくなったことです。


相棒が私を「妻です。」と紹介しても「中国人を雇ってらっしゃるの?」とコメントされました。


今日もガスボイラーの交換に来た人にむかって、「誰かが私の部屋を荒そうとしている。」と大騒ぎして仕事にならない、と大変なことになりました。

実はロンドンに娘がいるとかいうことですが、「忙しくて母の面倒を見てる暇がない」ということだそうで・・・。

親戚が市の福祉課に勤めていることもあり、事情を聴くことがありましたが

「うちの両親は、今まで税金をたくさん納めてきたのだから国が面倒みてくれて当たり前」と言われたそうです・・・・。


とてもお金持ちだそうですが、お母さんが亡くなったあとに受け継ぐ財産が減るのがイヤなんじゃないか、なんて言われています。


今日はガスボイラーの交換作業中はうちでお茶でも飲んでいただいて、ということになったんですが、私を見るなり相棒に「新しい家政婦をお雇いになったの?」と。


アジア人の私はメイドとしか認識されていないようです。

まあ、もういいんですが。


グレムリンは、知らない人が嫌い。

知らない人がリビングにいて私の姿が見えないので、大声で私を呼び始めます。


すると、この老婦人、「お前は私に話しかけているの?ピー、ピー、可愛い子ね。」と機嫌よくグレムリンに話しかけ始めました。

アフリカン・パロットのグレムリン、きっと人間にしたら小さい黒人の男の子だと思います。

もし幼い黒人の少年がリビングにいてビスケットをねだったりしたら、きっとこの婦人は「いないもの。」として無視するか、「お前はあっちへおゆき。」と追い払ったでしょう。


黒人は奴隷、アジア人は召使と考えているからです。


皮肉なものです。


元ドイツ人というだけで、今まで穏やかに付き合っていたご近所とも「ヒットラーはいいリーダーだった。」と言い出したためにトラブルになり・

郵便屋さん・ガスや電気の作業員・スーパーの従業員は「ロークラスの人間」として見下すので嫌がられ・私みたいな外国人は召使扱いされるのがシャクで距離を置き・

子供からは邪魔者扱いされるなんて。


グレムリンは知らないおばさんは怖いので、保護者の私を呼んでいるだけなんですが、自分と話をしたいのだ、と嬉しそうに相手をする老婦人を見て複雑な気がしました。


「知らない人間がたくさんでやってきて、自分の持ち物を盗もうとする。(実はガスの作業員)」と泣いていたという老婦人を思うと、なんだか虚しくなるのです。