毎日のようにテレビで観ていた選挙も終わりました。
結果は保守が大勝、労働・自民・イギリス独立の各党党首が辞任するという形になりました。
労働党はかなりの大物が議席を失ったりして大変だったようです。
自民は大幅減、党首のグレッグ氏はなかなかよくやっておられたので気の毒にも思います。
「党利よりも国益を優先したためにツケを払うことになった。」と惜しむ声もあります。
キャメロン首相も勝利宣言の際に、「(先の政権を支えてくれた)グレッグ氏には感謝している」とわざわざ述べたほどです。
グレッグ氏もキャメロン首相もなかなかカッコいい政治家だと思います。
政治ドラマを観るようで、とても面白かったのですが、もうそれが終わると今度は新政権になってどう変わるかに目が向きます。
早くもベネフィット受給していてベッドルームタックスを滞納しているために「立ち退き」の処置をとられそうな人が「助けてくれ」と訴えだしているという話も聞こえてきました。
それだけ聞くと、「生活に困っている人がいじめられている」という感じになりますが、ドラッグやお酒、タバコといった「余計なもの」を買うためにお金を使ってしまっているから。という批判もあります。
タバコは20本入りが一箱約10ポンドほど、1800円前後ほどでしょうか。
これも「手巻きタイプ」のタバコなら50グラムで18ポンド・3000円くらい、何本のタバコができるかはわかりませんが、少し長持ちするようです。
いずれにしてもすでに「巻いてある」普通タイプのタバコは手巻きタイプよりも高いです。
ベッドルームタックスは影響を受ける人の平均で1ヶ月60ポンドほどになるそうです。
ドラッグは問題外ですが、タバコを吸わず・ビールの量を控えてもちょっとイタイ金額かもしれません。
ただ、私の聞くかぎりでは働いている人がタバコもやめ・夕食時の晩酌?もやめているのにベネフィット受給者が「タバコも吸えない・ビールも買えない」と不満を言っているのはちょっと違うと思います。
基本の家賃は政府から支払われていますし、税金も免除されています。
人によっては自動車も支給されているし、バス料金も無料です。
フードバンク(貧しい人のために教会などが中心になって一般から寄附された食品を無料配布している)を利用している人も多いといいます。
ただ、本来のベネフィットのお金でタバコやお酒を買っているから食料品を買うお金が無い、だからもう少しベネフィットの金額を上げてほしいといわれればそれは違うと思うのです。
「ここはタバコもくれないし、飼っている猫の餌もくれない」なんて不満を聞くと、保護費の意味がわかっているのかと感じるのです。
しかも、「パートの仕事でも始めては」と言われて「どうして私が仕事をしないといけないの。あなたに仕事をしろ、なんていう権利がどこにあるの。」と開き直られると・・・。
「ふざけないで。」と感じる人が多くなっても仕方ないと思います。
労働党幹部が選挙戦中に「うちが政権をとったら厳しくなっているベネフィットの基準をもとに戻します。ベッドルームタックスを支払っていた人には補償金も出します。」と発言しました。
彼は議席を失いましたが、この一言も労働党離れを誘発したのではないかと考えています。
「労働党」、働く人のための政党ではなかったのでしょうか。
今回、案外指示を集めたのがイギリス独立党、議席こそ1議席・党首は当選しませんでしたが、
各地域で議席こそ獲得しなかったものの2番・3番手として支持を集めていました。
前回に比べると「大幅躍進」といってもいいでしょう。
ここは移民排斥、そうすればイギリス人に仕事がまわるという考えです。
労働党から離れた人がこっちに流れたかな、という印象があります。
EU離脱も政策にあがっていたところですから、ここがこれだけ指示を集めると。
EUに残るか離脱するかの国民投票が行われると、どう転ぶかわかりません。
選挙は終わったけれど、これからの政局はまだまだ目が離せません。
あ、結局「生理用品にかかる消費税をゼロに。」の話は、イギリス独立党は1議席に終わったので実現しそうにありません。
だからやっぱりドラッグストアの「いけてない」製品を買い続けます・・・。
みみっちいな。