オカトラノオの花が咲いている。

平均直径12mmの花の集り。
花穂の長さの平均は22cm。
平均の草丈は95㎝でした。


2011-06-04 8:08
画面上すこし左よりにツユクサ、右端にハクサンボク。
オカトラノオもツユクサもハクサンボクも植えたわけではない。



2011-06-04 8:09
山芋のツルが巻きついている。



2011-06-04 8:15
画面右上にヤマアジサイ。



2011-06-04 8:15

花穂の、虎の尾のように垂れるので、と言う人が、名前を付けてくれたのだと、

物言わぬ、美しい、野草のオカトラノオです。
オニグルミの移植
オニグルミの成木が多い場合、自然の受粉が容易で、実をたくさんつける。
秋に落ちた実を拾うのだが、ここは畑ではないので、取り残しがある。発芽率は非常に低いが、そういう実が、春に芽を出し、気が付かないうちに、あちらこちらで芽を吹く。

そうして生えたオニグルミを、試験的に、鉢に移植した。
鉢に移すのだから、それに相当する根をカットすることになる。
もっとも、発生したオニグルミの木を移すとき、深くは掘れない事情があった。柿だとかなんだとか、まわりの木の根を傷つけたくなかった。移すオニグルミの根は傷つけるのだけど。

昨年12月初旬、移植した本数は15本。
そのうち、
1本は樹高1.7m。
1本は樹高1.6m。
これら2本を内径27㎝高さ32㎝の鉢に移す。
残り13本は樹高0.7~1m。これらを内径19cm高さ22cmの鉢に移す。

鉢に移すのだから、根なんかけっこう切り飛ばさざるを得ない。そうしないと鉢に納まらない。
結局、ますダメだろう、というくらい鋏で切って、根を縮めた。

ところがなんと、みんな生きている。

写真2の根は、もうぶっちぎった、という感じだった。うーん、やっぱりダメだと言って、1.7m樹高のあった幹をおよそ40cmに切り詰めた。他の14本の幹は切り詰めていない、カットしたのは根だけ。

水は最初のうち、乾燥したらやった。12月下旬以降は天水まかせである。それが枯れないのだから。
肥料は与えていない。

※ここは暖地である。


写真1 2011-05-31 16:38
果実が落下し、自然に発芽したオニグルミ。↑
オニグルミのほか、画面にあるのは、アザミ、タデ、イヌビワ、ミツバ、ツユクサ、カタバミなど。↑



写真2 2011-05-31 16:29

移植したオニグルミ。↑
※オニグルミの実の殻が見えるけど、移植するとき、そこら辺の地山を掘って用土にしたからだろう。



写真3 2011-05-31 16:37

移植したオニグルミ。↑

つるし雲の一生
この日、2008年10月29日は、西よりの強風でした。
28日、30日の空を含む、多数の写真を撮りました。
その中から29日の8枚を。


※このつるし雲については、2008年11月9日に、多数の写真を15回に分けて、投稿しています。


写真1の雲が急速に収束して美しいつるし雲にまとまった。

雲の帯の先端部がつるし雲の形になりかかっている。

写真1 2008-10-29 16:41 pa290172


わずかの間に形が整う。

写真2 2008-10-29 17:07 pa290172


大きな雲の帯だったのに。

写真3 2008-10-29 17:16 pa290191


夕日を浴びて、
生き物の円盤のよう。

写真4 2008-10-29 17:23 pa290209


円盤の下に円盤。

写真5 2008-10-29 17:25 pa290212


左端の鳥はトンビ。
もうすぐ陽が陰る。

写真6 2008-10-29 17:28 pa290219


山の端に日が沈んで。

写真7 2008-10-28 17:32 pa290228


つるし雲は終局だ。

形を変えるだけだ。


写真8 2008-10-29 17:54 pa290234


不知
方丈記に鴨長明(1155?-1216)は記す。
「不知(知らず)ウマレ(生まれ)死ル(死ぬる)人イツカタ(何方)ヨリキタリテイツカタ(何方)ヘカ去ル」
洋の東西を問わず、誰しも同様のことを聞きなれている。

不知(知らないよ)と言っているが鴨長明は不知に、久遠の夢を託している。
始中終(生まれ、半ばを越え、死ぬまで)の、前にも後にも、鴨長明は漂っていて、不知に寄り掛かっている。

永遠を感じれば気は大きくなるだろう、広い心で動ける。
鴨長明がそうだったかどうか知らないけど、もしかして、しょぼくれていたのかな?