2008年8月22日


2008/8/22/6:27 撮影

カナリーヤシの様に見えますが、実生のナツメヤシです。

若い羽状葉が左に傾斜している。
木の中心部にギャップ(gap/隙間)ができている。

このナツメヤシがバランスをなくしているのを見つけたのは8月22日朝でした。

元気な姿を見ていて、はっと気付く、バランスを欠いていると。
これがヤシオオオサゾウムシによる食害の特徴です。

→はっと気付いたのではダメナノだけど。
→その徴候を、もっと早く見つけなくては。


木に申し訳ない気持ちでいっぱいですが、
もはや助ける術はありません。


この木の内部がどうなっているか、ご覧ください。
何回かに分けて投稿しますので。



8月31日


2008/8/31/14:03 撮影



9月3日


2008/9/3/7:02 撮影


このまま放置しておくと、
続々と成虫が飛び立ちます。

処理しなければなりません。





ハマユウの発芽


2008/9/2/8:30 撮影

上方に親木があって、種が落ちました。

白っぽく見えるのがそうです。



2008/9/2/8:31 撮影

右端の種から芽が出ています。

落ちた種子は、ほっといても、そこで発芽します。

ハマユウの種は少し軟らかいです。



2008/9/2/9:06 撮影

まだ熟していませんが、これはハマユウの種子です。

ハマユウの花は、いい匂いです。



このナツメヤシ、


2008/8/22/6:24 撮影 写真1

写真1ではよくわかりませんが、



2008/8/22/6:24 撮影 写真2

写真2を見ると、
形が少し崩れている。



2008/8/22/6:27 撮影 写真3

写真3もそうです。
この木だと、幹の軸線に沿って、ほぼ垂直に伸びていなければならない、若い羽状葉が左に傾斜しています。

それゆえ、
木の中心部にかなりのギャップ(gap/隙間)が出来ています。



2008/8/22/6:28 撮影 写真4


つい先日までバランスなど欠いていなかったのです。

けさ気がつきました。

恐らくヤシオオオサゾウムシによる食害です。

いつも見ていたのに、
カナリーヤシやナツメヤシの形が崩れているのに突然気がつく、ヤシオオオサゾウムシによる被害は、そうして分かります。

防ぐのは非常に困難です。


ここだけでなく、カナリーヤシは、
方々で大きな被害(枯死)にあっているようです。



ヤシオオオサゾウムシ、
熱帯のゾウムシです。

一度投稿した写真ですが。


2008/6/18/8:08 撮影


腹には小さな虫がびっしりついていました。


2008/6/18/8:05 撮影


このヤシオオオサゾウムシの全長は4.7cm。↓


2008/6/18/12:44 撮影




写真1~4のナツメヤシは、一見して、カナリーヤシに見えるのですが、それは、実生だからです。
ナツメヤシ属(フェニックス属ともいう)は種間交雑をしやすいのです。

実生では、変化に富む子供が生まれます。
実生だからこそ、種々の形、色彩を楽しめるのです。
葉柄が枝垂れ柳の様にしだれていたり、葉先が柔らかく、刺さらなかったり、葉の色が緑だったり空色だったりします。
果実目的なら話は別ですが、そうでなければ、ナツメヤシは実生ということでしょう。