このナツメヤシ、


2008/8/22/6:24 撮影 写真1

写真1ではよくわかりませんが、



2008/8/22/6:24 撮影 写真2

写真2を見ると、
形が少し崩れている。



2008/8/22/6:27 撮影 写真3

写真3もそうです。
この木だと、幹の軸線に沿って、ほぼ垂直に伸びていなければならない、若い羽状葉が左に傾斜しています。

それゆえ、
木の中心部にかなりのギャップ(gap/隙間)が出来ています。



2008/8/22/6:28 撮影 写真4


つい先日までバランスなど欠いていなかったのです。

けさ気がつきました。

恐らくヤシオオオサゾウムシによる食害です。

いつも見ていたのに、
カナリーヤシやナツメヤシの形が崩れているのに突然気がつく、ヤシオオオサゾウムシによる被害は、そうして分かります。

防ぐのは非常に困難です。


ここだけでなく、カナリーヤシは、
方々で大きな被害(枯死)にあっているようです。



ヤシオオオサゾウムシ、
熱帯のゾウムシです。

一度投稿した写真ですが。


2008/6/18/8:08 撮影


腹には小さな虫がびっしりついていました。


2008/6/18/8:05 撮影


このヤシオオオサゾウムシの全長は4.7cm。↓


2008/6/18/12:44 撮影




写真1~4のナツメヤシは、一見して、カナリーヤシに見えるのですが、それは、実生だからです。
ナツメヤシ属(フェニックス属ともいう)は種間交雑をしやすいのです。

実生では、変化に富む子供が生まれます。
実生だからこそ、種々の形、色彩を楽しめるのです。
葉柄が枝垂れ柳の様にしだれていたり、葉先が柔らかく、刺さらなかったり、葉の色が緑だったり空色だったりします。
果実目的なら話は別ですが、そうでなければ、ナツメヤシは実生ということでしょう。