太陽


2008/4/29/18:19 撮影


現在、黒点はほとんど消失したままの状態が続いており、太陽活動が停滞しているという。
この状態が今後数年続くようなら、地球の気温の低下を招く可能性を、まったく否定することはできないらしい。

※太陽活動が11年程度の周期で活発になったり(太陽黒点数↑)不活発になったり(太陽黒点数↓)することはよく知られている。
※太陽黒点数がほぼ消滅した状態の続いたマウンダー極小期(西暦1645~1715年/この期間は小氷期の最中に重なる)には、地球の気温は、相当に低下したことが分かっている。

何年続くのでしょうかね?

とはいえ、地球の気温の上昇傾向は続いているのだし、いまのところ、こっちのほうがはるかに深刻です。
現実問題です、熱帯からやってきた昆虫どもに、やられっ放しです。



けさ、残りの土嚢袋を開けましたので、その結果と、
今日までのヤシオオオサゾウムシの合計を。



その前に2枚の写真をごらんください。↓


2008/9/27/10:45 撮影

同じ木の写真です。
カナリーヤシ(別名:フェニックス)です。


2008/9/27/10:47 撮影

きのう見つけたのですが、バランスを欠いています。
元気な木のように見えるのですが、中央部に少しギャップ(gap/隙間)があります。
ヤシオオオサゾウムシに食われているはずです。
まだ調べていませんが。



敷地林内には下記のヤシがあります。
ナツメヤシ、カナリーヤシ、イワヤマナツメヤシ、ソテツジュロ、株立ちソテツジュロ、フェニックスロベレニー、これらはナツメヤシ属(フェニックス属ともいう)です。
ほかに、ジョオウヤシ(女王ヤシ/ジョオウヤシ属)、ヤタイヤシ(ブティア属、サバルヤシ(サバル属)、クマデヤシ(サバル属)、ワシントンヤシ(ワシントニア属)、クロッグ(クロッグ属/サトウヤシ属)、ビロウ(ビロウ属)など。

現在のところゾウムシの被害を受けているのはカナリーヤシとナツメヤシです。


土嚢袋を開けたら。

土嚢袋 No.1 を開けたら。(9月22日)
繭=65
成虫=41
蛹=4
幼虫=1



2008/9/27/9:00 撮影

気付かなかったが土嚢袋の底にも穴を開けていた。
成虫が脱出した。

成虫の脱出の仕方:先に角を突っ込んで次第に穴を大きくしていく。


2008/9/27/7:20 撮影

こんなに腐っている。


2008/9/27/7:47 撮影


土嚢袋 No.2 を開けたら。(9月27日)
繭=48
成虫=19(すべて生きている)
蛹=7(2匹だけ生きている)
幼虫=1(死んでいる)

土嚢袋 No.3 を開けたら。(9月27日)
繭=41
成虫=13(すべて生きている)
蛹=2(死んでいる)
幼虫=0

土嚢袋 No.4 を開けたら。(9月27日)
繭=22
成虫=6(すべて生きている)
蛹=3(死んでいる)
幼虫=0
※木屑が多く、葉柄の付け根の量が少なかった。


9月9日、9月16日、木の解体時に現れたもの。
繭=49(9月16日は繭の数を数えていませんでした。抜けています)
成虫=12
蛹=0
幼虫=70(9月9日に52、9月16日に12)



合計↓

繭=225(9月16日の分は含んでいない。数えていなかった。ほんと、抜けている)
成虫=91
蛹=16
幼虫=72

幹高123cmの、このヤシの木↓
の中に巣食っていたヤシオオオサゾウムシの数↑です。


2008/8/22/6:27 撮影

この木↑の幹は薄い外殻のみ、空洞になっていました。

やれんなあ。



結果は次のとおり。

葉柄の付け根を壊して得られた繭の数は65個。↓


2008/9/22/8:28 撮影 写真1


葉柄を壊す途中に転がり出た成虫の数は20匹。↓


2008/9/22/8:39 撮影 写真2



こんどは、写真1の繭を1つ1つ解す。

繭の中から成虫が次々に現れる。↓
成虫がいる繭はこの中に入れながら作業を進める。


2008/9/22/8:53 撮影 写真3


蛹。↓


2008/9/22/8:53 撮影 写真4


解し終わった繭。↓


2008/9/22/9:08 撮影 写真5



この有り様。↓


2008/9/22/9:12 撮影 写真6


調べた結果。
葉柄を壊す途中に現れた成虫=20
繭を解して現れた成虫=21
繭を解して現れた蛹=4
繭を解して現れた幼虫=1

合計46匹

※土嚢袋を破って、この袋から脱出しようとした成虫が1匹いた。
それをくわえると47匹になる。



今日見つかった繭の数は65、上記の数と一致しない。
念を入れて数えたので間違いはない。

9月8日、この一連の作業に取り掛かる前(ヤシの処理に掛かる前)に、成虫として飛び出したのだと思う。
よほど早めに対策を講じない限り、被害の広がりを防ぐことは出来ないのではないか。


樹高123cmのナツメヤシの若木から、今日までに見つかったヤシオオオサゾウムシの数は、
幼虫=71
蛹=9
成虫=54
繭=49(この繭は9月9日に見つかったもので解さないまま処理)
である。

調べていない土嚢袋はあと3つ残っている。