けさ、残りの土嚢袋を開けましたので、その結果と、
今日までのヤシオオオサゾウムシの合計を。



その前に2枚の写真をごらんください。↓


2008/9/27/10:45 撮影

同じ木の写真です。
カナリーヤシ(別名:フェニックス)です。


2008/9/27/10:47 撮影

きのう見つけたのですが、バランスを欠いています。
元気な木のように見えるのですが、中央部に少しギャップ(gap/隙間)があります。
ヤシオオオサゾウムシに食われているはずです。
まだ調べていませんが。



敷地林内には下記のヤシがあります。
ナツメヤシ、カナリーヤシ、イワヤマナツメヤシ、ソテツジュロ、株立ちソテツジュロ、フェニックスロベレニー、これらはナツメヤシ属(フェニックス属ともいう)です。
ほかに、ジョオウヤシ(女王ヤシ/ジョオウヤシ属)、ヤタイヤシ(ブティア属、サバルヤシ(サバル属)、クマデヤシ(サバル属)、ワシントンヤシ(ワシントニア属)、クロッグ(クロッグ属/サトウヤシ属)、ビロウ(ビロウ属)など。

現在のところゾウムシの被害を受けているのはカナリーヤシとナツメヤシです。


土嚢袋を開けたら。

土嚢袋 No.1 を開けたら。(9月22日)
繭=65
成虫=41
蛹=4
幼虫=1



2008/9/27/9:00 撮影

気付かなかったが土嚢袋の底にも穴を開けていた。
成虫が脱出した。

成虫の脱出の仕方:先に角を突っ込んで次第に穴を大きくしていく。


2008/9/27/7:20 撮影

こんなに腐っている。


2008/9/27/7:47 撮影


土嚢袋 No.2 を開けたら。(9月27日)
繭=48
成虫=19(すべて生きている)
蛹=7(2匹だけ生きている)
幼虫=1(死んでいる)

土嚢袋 No.3 を開けたら。(9月27日)
繭=41
成虫=13(すべて生きている)
蛹=2(死んでいる)
幼虫=0

土嚢袋 No.4 を開けたら。(9月27日)
繭=22
成虫=6(すべて生きている)
蛹=3(死んでいる)
幼虫=0
※木屑が多く、葉柄の付け根の量が少なかった。


9月9日、9月16日、木の解体時に現れたもの。
繭=49(9月16日は繭の数を数えていませんでした。抜けています)
成虫=12
蛹=0
幼虫=70(9月9日に52、9月16日に12)



合計↓

繭=225(9月16日の分は含んでいない。数えていなかった。ほんと、抜けている)
成虫=91
蛹=16
幼虫=72

幹高123cmの、このヤシの木↓
の中に巣食っていたヤシオオオサゾウムシの数↑です。


2008/8/22/6:27 撮影

この木↑の幹は薄い外殻のみ、空洞になっていました。

やれんなあ。