いつも読んでくださり
ありがとうございます
お待たせ?いたしました??
一昨日の記事の補足です
長文です
ホントにホントに長文です
よろしければ
休み休み、休み休み、休み休み…
お付き合いください
★今回の内容★
①間に入る分数は無数にあるよ
(いくらでも作れる)
→ここが導入部分
②この考え方が使えるパターンと
分子(分母)を通分した方がいいパターン
の見分け方は?
→ここでモヤっとが晴れると嬉しい
③果たしてこれは公式化するべきなのか
→何なら読み飛ばして
いただいても結構です
の3点です
まず
前回の抜粋(ザクッとおさらい)
↓↓↓
7/9 < 13/□ < 6/7
□に入る整数は?
→真ん中の分子13が
両端の分子の和(7+6)になっているので
分母も9+7の16で終了
7/9 < (7+6)/(9+7) < 6/7ってコト
分子の和/分母の和 は、
必ず2つの分数の間に収まります
理由・考え方(イメージ)はこちら↓
こつばさん、雫さん
ブログ記事にとりあげてくださり
ありがとうございました
もっとも、私が気付いていないだけで
他にも紹介していただいている方が
いるかもしれませんね
ありがとうございました
訪問者数が爆上がり⤴️でビックリです
↑↑↑
前回の抜粋終わり
はい、すっきり解けましたねぇ
食塩水だなんてスゴいよ
さすがぴえーる…おいおい
でもね…それはそれで
たまたま分子(分母)が
足し算になってるから
成り立つんじゃないの?
とか
どんなパターンなら
この考え方が使えるの?
なんて、
次のもやもやが
当然出てくるよなぁ
今回はそこを深掘りして
お答えします
では本題
テーマ①
間に入る分数は無数にあるよ
(いくらでも作れる)
食塩水の混合は1:1だけでなく
どんなa:bでもあり得ますね
(もちろんabは正の整数)
例えば
7/9(薄い方の濃度)
…9gの食塩水のうち7gが食塩
6/7(濃い方の濃度)
…7gの食塩水のうち6gが食塩
それらを2:3で混ぜるとどうなるか
(7×2+6×3)/(9×2+7×3)
…39gの食塩水のうち32gが食塩
この濃度は
「必ず」2つの濃度の間に収まりますね
と、云うことで
7/9 < 32/39 < 6/7
が成り立ちました
すなわち
混合比を変えるだけで
間に収まる分数は
いくらでも作れるってコト
テーマ②
この考え方が使えるパターンと
正攻法、すなわち分子(分母)を
通分した方がいいパターン
の見分け方は?
これは…
カンのいい方は
もう気付いたかと思います
先ほどの例で
7/9 < △/□ < 6/7 であれば
(a:bの混合をして)
分子が7×a+6×bなら
分母は9×a+7×bになるってコト
例えば
分子が33なら
7×a+6×b=33
に当てはまるabを探します
7×3+6×2=33
なので3:2の混合ですね
よって分母は
9×3+7×2=41 になります
…ここからは
文字式でのまとめになります
あ゛あ゛~っっ 文字式…
て思われた方は
★★まで飛ばしてください
すなわち
p/q < △/□ < x/y で
分子△=p×a+x×b ならば
分母□=q×a+y×b になるってコト
もちろんabは正の整数
「0」は混ぜ合わせにならないからNG
そんなabがすぐ見つかれば
この方法は使えるし
見つけるのに時間がかかるか
あるいはabが存在しなければ
正攻法、分子(分母)の通分で解くコトになります
★★文字式おわり
ただいま
…お帰りなさい
テーマ③
果たしてこれは公式化するべきなのか
う~ん…難しい
…人とタイミングによるかな
公式として覚えるとしても
「出たらラッキー」ぐらいの感覚で
(「万が一」出会ったら瞬殺してやる)
まずはベーシックな
通分のやり方を身に付けてからかな
本来は
通分は整数倍でなくてもできるんだよ
分数倍でも同じように解けるかな?
って問題(のはず)
この計算では
例えば7→13は13/7倍だね
ってのを定着させたいんだよね
そこがちゃんとできる子が
余力で公式として
記憶の片隅に置くのはアリ
ただ
今回のを公式として覚えたとて
入試では
abが見つからない
(約分がからむ)問題の可能性が大
実際、この問題を見たとき
まず「分子を通分する」
が頭に浮かびました
なので
授業では
正攻法の分子(分母)の通分を教えます
ちゃんと計算さえできれば
正攻法でも
そんなには時間はかからないし
(瞬殺はムリだけど)
じゃあ
何でこの問題を紹介したかって?
まずひとつは
考える過程が
純粋に楽しかったから
まずは普通に(通分で)解く
→あれ?分子も分母も和だぞ
→たまたまかな?
→他の数字だとどうかな?
→やっぱり成り立つぞ
→文字式で証明しよう
→やっぱり証明できた
→でも文字式は小学生にはちょっと…
→小学生にどうやって説明しよう…
→身近な例えはないかなぁ
→足したら間に収まるのか…
→食塩水(平均)みたいだな
→おぉ、イケたじゃん
この過程の楽しさそしてスッキリ感
もうひとつは
この問題を見て
何で分子が和だったら
分母も和なんだろう?って
モヤモヤしていた人たちや
どうやって子供に説明しようかしら?って
悩んでる人たちと
スッキリ感を共有したかったから
(そして、そのスッキリ感は
共有できたと思っています)
計算問題が
文章題のアプローチで解けたら
パズルみたいで面白いでしょ?
ね?ね?(押し売り?)
前回の記事の最後がすべて
↓↓↓
違った視点を持ち込むコトで
なるほどなぁ が現れる
違う単元の考え方と
有機的に繋がっているコトに気づく
いろんな考え方があっていい
それこそ
算数の醍醐味のひとつですね
長文、お付き合いくださり
ありがとうございました