いつも読んでくださり
ありがとうございます
一見、無機質に見える計算問題…
ただひたすら
訓練するしかない問題もある一方で
中には
「文章題的な」アプローチをするコトで
瞬殺できる問題もあります
★お受験カテゴリーで出会った問題です
↓↓↓
7/9 < 13/□ < 6/7
□に入る整数は?
これは
よくある「分子の通分」ですね
分子を13に揃えて解きます
7→13も6→13も分数倍なので
ちょっとだけ面倒ですね
でも、「結論から」いうと
(理由・考え方は後ほど)
この問題は
真ん中の分子13が
両端の分子の和(7+6)になっているので
分母も9+7の16で終了
7/9 < (7+6)/(9+7) < 6/7ってコト
分子の和/分母の和 は、
必ず2つの分数の間に収まります
え、そうなの?
分子同士、分母同士をたすと
必ず2つの分数の間に収まるの?


そこで
いくつかの数字を当てはめて確かめる
→パズル・算数好き
文字式で証明しようとする
→理論的
公式としてそのまんま覚えちゃう
→現実的
人それぞれ

今回のテーマは
「文章題的な」アプローチでしたね

食塩水(平均)をイメージしましょうか
薄い食塩水と濃い食塩水を混ぜると
混ぜてできた食塩水の濃度は
「必ず」もとの2つの食塩水の濃度の
間のどこかに収まりますよね
このイメージを
「そのまま利用」します
分母…食塩水
分子…食塩 とすると
分子/分母…これは濃度になりますね
7/9(薄い方の濃度)
…9gの食塩水のうち7gが食塩
6/7(濃い方の濃度)
…7gの食塩水のうち6gが食塩
それらをまぜた
(7+6)/(9+7)
…16gの食塩水のうち13gが食塩
この濃度は
「必ず」2つの濃度の間に収まりますね
(そんな濃い食塩水なんて無いけど)
すなわち
7/9 < (7+6)/(9+7) < 6/7
が成り立ちました
もちろん数字を変えても
この考え方なら
分子の和/分母の和 は、
必ず2つの分数の間に収まるコトが
納得いきますね
一見、無機質な計算問題
公式を覚えるコト・スピードを磨くコト
それも不可欠
そこに違った視点を持ち込むコトで
なるほどなぁ が現れる
違う単元の考え方と
有機的に繋がっているコトに気づく
いろんな考え方があっていい
それこそ
算数の醍醐味のひとつですね