近所に「おっっ!」と目を惹くとてもおしゃれな美容室ができたので行ってみました。
美容師さんは、なんていうか、おしゃれな男性でした(語彙力に難あり)。
そうですね、例えて言うなら、
ほら、あの、演技派で、髪の毛がうねうねと長めで、確か海外の作品にも出てる、一重風のあの俳優さん。
名前が一文字も思い出せないけど![]()
いや、もっとクリエイターっぽい、繊細かつ殺気のある感じかな。
コンクリート打ちっぱなしの、モノトーンで物がない部屋に住んでいそうな。
私には理解できないジャンルの音楽を聴いて、理解できない現代美術とか好きそうな。
とにかく、ものすごく話しかけにくい雰囲気の美容師さん。
とりあえず、カットとカラーをこんな感じでお願いしますとオーダー。
そして、しーーーーん…と静まった時間が広がりました。
たぶんあの時、東京で一番静かな場所でした。
雑誌を見て静かに過ごしても全然良かったのですが、
私は話しかけにくいと言われ続けて40年以上生きている人間なので、基本的に自分から話しかけることが習慣になっています。
その結果、上っ面のトーク(←表現)だけはいくらでもできるので、ちょっと腕試しでもしてみようかと思い、
彼という難題に挑んでみました。
さて、どこから切り込もうか。
無難な話題はいくらでもありますが、せっかくなら相手が喜びそうなところから行ってみようかなと、
鏡越しに美容師さんを見ると、タトゥーが入っていることを発見。
「そのタトゥーのデザイン、おしゃれですね」
「あ、わかります?」(笑った…!)
そうです。ここからずっとタトゥーの話が続きました。
・タトゥーのデザインの決め方
・入れる場所の選び方
・良い彫師さんとは
・一番痛い場所と痛みの耐え方
・デザインに飽きた時の対処法
全然難題じゃなかった。
教えてもらったタトゥーの豆知識はいつかどこかで披露しようと思います。
技術は本当に素晴らしかったので行って良かったです。
読んでいただきましてありがとうございました!




