実は娘ちゃん、先日の進路相談三者面談でクギをさされたことがありました。

 

子曰く、ならぬ師曰く。

 

「理系なのはわかりました。

きっと娘さんには明るくて楽しい将来が待っているでしょう!

(成績表をじっと眺めて)

でも、その前に先生、気になることがあります。

それは「社会」と「古典」!

まあ、最低点の音楽は芸術選択で高校で取らなくてもいいからムニャムニャムーニャ(明言は避ける)って感じだけど、このふたつは推薦に不可欠です。

とにかく社会と古典!

次のテストではがんばってね。

今日、帰ったら絶対に勉強してね。今日からだからね。今日から社会と古典だよーーーーー!!!!!!」

 

大流行の『8番出口』かというほどに、地底を無限ループで彷徨って今だ出口の見えぬホラーの様相を帯びた社会と古典を’今日から’勉強するよう厳命された娘ちゃん。

面談はほぼそのことだけに尽きました。

大学受験に向けて社会と古典が必要のないプレゼン資料をたくさん用意していったのに話ができず残念無念なり。

 

で、社会です。

小学校時代から、SAPIX時代はコアプラ、日能研に転塾してからはメモチェを解いていても「社会の全てが嫌い!苦手な天秤でも理科のほうが全然いい!」とキーキーわめいていたのを思い出されます。

今はわめかない代わりに「お母さん、どうしたらいいかな?」とキラキラした目で聞いてきます。

キーキー言われるよりハッキリと言葉にして頼ってくれたほうが人間としての成長を感じられて嬉しいけれど、そんなにキラキラした無垢な目で、自分の勉強方法を聞いてこないでー。

自走とか、自考とか、知っているのかナー?

 

さて今だチュートリアル状態の娘ちゃん、まずは基本の戦い方を教わってから自走や自考のフィールドに飛び出そう。

社会では、物理と同じ「教科書、読めば?」技は使えない。

なぜならば理科は理解ができれば解けるけど、社会は読んでも理解だけで終わってしまい、テストに出る語句を全く覚えていないから。

 

 

 

社会は地を這うような点数なので、目指せ平均点!

いや、平均点は無理かな。。

先生に怒られない程度の点数までは上げていこう!

 

というわけで、社会の教科書に準拠している問題集を買ってきて(娘にとっては準拠はとても大事なのです)試験範囲の問題のうち、基礎と確認問題だけを覚えるまで解いて解いて解きまくる大作戦。

字を書くのが大嫌いなので、わたしに解答を持たせて一問一答式でどんどん答えていきます。

覚えるのは地味だから嫌いだけど、解くことなら派手だから好き!(宇髄天元かな)そして解いているうちに覚える!

「満点狙うわけじゃないから、応用問題はやらなくていいよ」というお母さんの演出するお得感が、「わーい!それならできるかも!」と、娘ちゃんの心を開かせました。扱いよ……。

 

歴史と地理が壊滅的な娘ですが、今回は公民だったせいか、なかなか良い調子で覚えてくれました。

簡単な問題を覚えられたことによって欲が出てきたようで、教科書も読んでみる、先生のプリントもやってみる、と自らフィールドに繰り出してくれました。

 

と言っても無理がない程度の勉強なので、無理をしてない点数しか取れないと思いますが、それでもボンヤリ教科書を眺めていた今までよりかは全然いい。

何より、提案を素直に聞いてくれたことに救われました。

 

完全にお手すきになっている理科と英語と数学がとっても心配なことは内緒です。

 

次回は古典編。

乞うご期待!