学年末テストの季節がやってまいりました。

 

テストは午前中で終わるので娘もわたしもランチを楽しみにしていますが、外で待ち合わせをして楽しく嬉しく美味しく召し上がってしまった日には、すっかり気持ちがほぐれてしまいグダグダになり、結果、翌日に向けてのテスト勉強もグダグダになるという悲しい連鎖が起こります。

 

そんなわけで高2冬からやっと常人のヤル気レベルを手に入れた娘ちゃん、家でのランチをご所望されました。

わたしよりも堪え性があって目先の快楽主義じゃない。えらい。

 

なので張り切ってマスカルポーネのパンケーキやらクレープやらを作り、お外ランチ風を気取っているわけですが、今回の当たりは出先で見つけた美味しいベーグル。

もっちもちのふわっふわで味が濃くて「ベーグルってこんなに美味しかったんだ目」と開眼しました。

今までは噛むのも力がいるし、形はドーナツに似ているのにカリッとしてないし、ちょっとヘルシーな意識高め感がいけすかない粉もんだわ、ぐらいに敬遠していたのですが、その日は異様に惹かれてしまいトレイに載せてしまったら最後、毎日、買いに行きたいぐらいにハマっています。

 

また、先日「伊予柑🟰いい予感ピンクハート」なんて言って受験に向けての縁起物として娘に伊予柑シロップを作っていたのですが、シロップを濾した残りの伊予柑果肉にはるみの皮と少々のワタを加えて作った出来立てマーマレードがあります。

それをチョコチャンク入りのベーグルに挟んでいただくと甘くて苦くて濃いのに爽やかで至福ーーー!

わたしはオリーブ入りのベーグルに、岩塩とオリーブオイルをちょこんとつけていただくのが好きです。

 

学校には「集中したい時に!」とコピーが添えてある、オリヒロのブドウ糖ひとくちゼリー(ラムネ味)を凍らせて持っていってもらって、テスト(特に数学)の前に食べてほしいなと思っているのですが、高2にもなると選択科目の関係で教室移動もあるそうで「ゼリーを食べる余裕はない」と手付かずのまま帰ってきます。

余裕があるお子さまはぜひ娘の代わりにブドウ糖のゼリーを召し上がり集中力アップしてテストに挑んでいただきたく思います。(正式名称:オリヒロプランデュ ぷるんと蒟蒻ゼリー ブドウ糖 ラムネ味)

ひとくちゼリー、食べている姿が可愛くて好きなのです。どんぐりを食べているリスのようで栗

   

娘は少食を超えて無食と呼ばれるほどご飯に興味がなかったので、とにかく食べている姿を見られることが何よりも嬉しいです。

そうそう、食べる量が普通の女の子と同じぐらいになったぐらいから、生活面、勉強面、いろんな角度から見てお姉さんになってきた気がします。

成長が5年ぐらいは遅いイメージw

そしてこのたびわたしの身長を抜きました。良かった!(そもそも、わたしがチビですが)

娘の机のうえにたくさんのチョコレートチョコ

手作りあり、可愛いセットあり、ゴージャスなチョコがあり。

女の子の友チョコ交換は華やかです。

 

娘の今年の友チョコはポケモンを中心としたデパ地下小分けチョコ菓子セットでした。

前日にたくさんパッケージを作って、壊れないように硬い箱に入れてタブレットしか入っていない通学バッグに入れて嬉しそうに学校に行っていました。

もちろんこの日はお弁当はなし!ランチは皆んなからいただいたチョコレート菓子を食べるのだそうです。

「塩分が足りなくなったら食べてね」と小さなおにぎりを持たせたのですが、JKにとって塩分は1食ぐらいなくても大丈夫だったようです。帰ってから温め直して食べていました。

 

夫が風邪で(否インフル)で寝込んでいたので、いくら隔離しているとはいえ家に病人がいる以上、市販のものにしようとお菓子作りは断念しましたが、去年作ったチョコを友だちからご所望されたみたいで「ホワイトデーに作るラブラブ」と張り切っていました。

女子校でバレンタインにチョコをプレゼントして、されて、ホワイトデーにお返しするとは見事なマッチポンプ。

唯一の学校でお菓子が食べられる日を存分に楽しんでいます。

「ところで3月14日は登校日なの?」と聞いたら、「来年のバレンタインデーは受験でみんな学校に来てないかもしれないから、14日じゃないとしても今年にあげたいんだ」と言われ、急に卒業の日が遠くないことを実感してとても切ない気分になりました。

 

中1の時に「小学校でもずっと広報でした!」と演説して勝ち取った委員会も今年で終わりだそうで、先生から「本当に頼りにしていました」と学校限定グッズのプレゼントをたくさんいただいてきて感無量になっていました。

が、そのプレゼント「勉強がんばってね」の思いがこめられすぎている内容に見えるのは親だからでしょうかおばけ

中1の時は、立ち姿をもっと綺麗に、ご挨拶の声が大きすぎるなどとたくさん注意され、そこから5年、司会から受験生のお母様への相談を受ける係、他学年のイベントの取材まで多岐にわたるお仕事ができるまで成長させてもらいました。

 

部活の追い出しはもう少し後かな。

 

そんな娘、週明けから微熱を出し塾に欠席の連絡をするために電話をしたのですが、その時に名乗ったのが「新高3の◯◯」でした。(ゆっくりしたおかげでこじらせずに乗り切れました!)

その時は何も考えていなかったのですが、成人式の着物のご案内に書いてあった「高2なら、さらにお得!」という文字を見て「あ、この子は新高3ではなく、高2なんだよね……」と、少し苦い気もちになりました。

 

小学校の時から小4の2月になれば新小5、小5の2月になれば新小6と、常に親や塾の都合で「新」をつけられ、ずっと追い立てるように子ども時代を過ごさせてしまった、と思ったのです。

娘は機会があれば「あれもやる」「これもやる」と衝動的に活動をしてしまうタイプではありますが、のんびりしようと思ったらいくらでものんびりしている子だったのに。

 

娘が行きたい大学は、娘が自由になるための大学だとわたしは考えているので、こういう気分になるのはこれが最後にしたい。

あとは好きなだけ教養を掘ってほしい。

 

ああ、それにしたって卒業さびしいーーー!

2月1日、習いごとの関係で、偶然にも初日午後校と同じ駅でランチすることになりました。

 

駅近くのイタリアンに入ったのですが、午前をその駅にある学校で試験を終えた受験生さんたちでしょうか、はたまた午後校近くに移動してからランチする受験生さんたちでしょうか、広い店内にはたくさんの小6親子がいました。

いえ、たくさんなんてものじゃありません。

左右前後全ての席が受験生さんのご家族でした。

 

日曜日のせいか、パパママ兄弟ご家族全員で挑まれているご家庭も多く、何だかのんびり。

受験生とおぼしき女の子は全員スマホを見ていて、それもまた2021年の娘を思い出してほっこり。

 

そんな娘が突然、バッグの中から取り出したるは「英熟語1000」!

なぜだおばけ

 

席の間はそこそこ広かったので小声で「どうしたの?」と聞くと「いや、だってみんな受験生でしょ?近くにいる年上のお姉さんが単語帳出していたら、『わたしも漢字やろう』って思って、午後校の点数が増えるかもしれないじゃん」と言い出すではないですか。

確かに女の子たちが時おり娘のことをチラチラ見ていたのは感じていました。

(小学校高学年の女の子って隣にいる中高生のお姉さんのことを観察していますよね。そんな感じです。娘は隣にいる男子中高生の3DSをガン見していましたが笑い

 

ほえー。すき間時間に記憶物をするとか、1点のことを考えるとか、牛歩ながらもお姉さんの考え方になったものです。

また娘は一部の活動の立場において「憧れのお姉さん」であることを自分に強く課しているので、さまざまなシーンで「わたしがふんわりとさりげなく引っ張らなくては」という意識が身についていることがわかりました。えらい。

2021年のpicotに言いたい。「娘はちゃんと成長しますよー」と。

 

ちなみに今だから書ける受験時の失敗話をします。

当日、午前校から午後校へはタクシーで移動したのですが、降りた瞬間、気づいたのは「うわあ、スマホがない!」でした。そう、本命校の待合場所に忘れてきてしまったのです。

試験が終わってまだ30分、そんなタイミングで学校に電話すると「届いていますよ。いつでも取りに来てください」と優しく言ってくださって、娘連れでもう一度学校に戻りました。

ただでさえ慌ただしい受験期間に余計な手間をおかけしてしまい、本当に申し訳ありませんでした……。

「こんなドジな親を持っている子どもということで、マイナス10点されてしまったらどうしよう」と心配になりましたが、そのようなことはなかったようです。あー、良かったタラー

2021年のpicotに言いたい。「あなたは更にボケてますよー」と。

だいぶ遠くにきたつもりですが、それでも寒さが厳しくなってくると中学受験のことを思い出します。

あと2日で中学受験。

今年も戦う小学生たちのために娘たちはせっせと机を磨くそうです。

 

わたしが中学受験をした頃はゲン担ぎで、勝負に勝つための「カツ丼」やら敵を食うための「ステーキ」やらが主流でしたが、娘の時には「どうか胃に優しいものを食べさせてあげてください。カツ丼やステーキはは日能研のスタッフが食べますので!」と壮行会で言われて、世の中ずいぶんと科学的になったものだな、と思いました。

 

そんなことをつらつらと考えながら今日は伊予柑ビネガーを作ってみました。

 

伊予柑は「いい予感」だそうです。

ダジャレだけど柑橘系&いい予感という組み合せはさわやかで甘酸っぱくて、来たる中学受験のその先の楽しい青春を予想させてくれるようで可愛い。

その上、クエン酸で疲れもとれて、ビタミンCで風邪予防もできて科学的♪

 

高2になってつくづく、その時の勝ち(特に親目線の)よりも、子どもがいい予感のする学校に行けることの大事さを噛みしめています。

娘は小6の冬、湯島天神で合格祈願の絵馬に「楽しい中学校生活を送れますようにピンクハート」と書いて、「いや、ここには入りたい学校とか必勝とか書くんだよ」と、そのノンキさに焦って助言したところ、上記コメントの斜め上に吹き出しのように「◯◯中学で」とちょろっと書き足して「これでよしっ」とニッコリしていました。

「神様はこんなにのんびりとしたお願いを聞いてくれるのだろうか?」とさらに心配は加速しましたが、無事に聞き届けていただきました。ありがとうございますお願い

いま、娘が娘らしい中高生活を送っているのを見て、その絵馬へ書いた願いはあながち間違っていなかったのではないかと感じています。

 

で、伊予柑♪

シーズンのうちにビネガー嫌いの娘でも飲めるように伊予柑シロップを作って保存しておこうと思います。

なにせ娘の勝負はまだ暑い時期。

伊予柑ソーダでも飲んでいい予感に向かって頑張ってもらおう。

 

大学、高校、中学受験の皆さま、応援しています!

今日のデザートは伊予柑でいい予感オレンジオレンジオレンジ

 

(回し者ではありません)

去年に続いて、娘ちゃんと共有している学習手帳習慣は続いています。

 

使っているのは週間レフトタイプです。

時間軸が書かれた見開き左ページには、中受仕込みの教科分けカラーで勉強時間とやったことを記録。

フリーな右ページには探究活動のアイデアやら、絵やら、試験に向けてのやらなければいけないことの一覧表やらを書いています。

 

去年使っていた手帳がとても使いやすかったので、今年も全く同じものにしたため、差別化にシールを貼ることになりました。

 

で、娘が貼ってきたシールは

「新刊あります!」

 

なぜ?コミケでもらったシール?

今年もしょっぱなから娘には「なぜおばけ」が渦巻きます。

 

が、返ってきた答えは最高でした。

「これ受験用の手帳でしょう。だったら、新刊ありますの反対は?新刊◯としました、でしょ?」

 

なーるーほーどー!

 

というわけで、受験生の皆さま、新刊ありを目指して最後の追い込み頑張ってください。

娘もあと数ヶ月、走り抜けます。

あけましておめでとうございます絵馬

 

今日はたっぷり寝坊して、鴨のお雑煮をいただき、お節を食べに実家へ行きました。

 

そして2026年!

100年ぐらい先だと思っていた娘の大学受験の年が来てしまいました。

中学受験時代、コロナでランチもできず、志望校や成績も誰かと語り合う雰囲気でもなく、ひたすら不安で人寂しく、とうとう作ってしまったのが、娘の学習面にフォーカスしたブログ「まいにち、JK 」の前身「まいにち、JC」のさらに前身「まいにち、おうち」でした。

 

まさかその時はR4で入った中高でこんなに苦戦するとか、化学で行くと思っていたらすっかり文転とか、推薦なんてミリも考えていなかったのにまさかのド総合型選抜にトライするとか、何よりこんなに長く心のうちを吐き出し続ける場所になってくれるなんて思ってもいなかったです。

 

わたしが強がりなことを書いている時は最も弱っている時だし、弱気なことを書いている時はヤケッパチ一歩手前だし、ブチキレぎみなことを書いている時はふっきれて笑っちゃっているし、内容と気分が逆走していることもしばしあるのですが、それでも書いていると落ち着くし、少しだけ他人事のように思えて楽になります。

そしてお子を愛する先輩や同朋の皆さまの受験や勉強方法、塾選びを参考にさせていただいています。

 

2020年から2026年へ、もう中学受験やJCなんて言っていた頃が懐かしい。

 

推薦塾の先生との面談中「永遠に受験が来ないでほしい」と言ったところ「え!皆さん、早く終わってほしいと言われますよ」と驚かれ、心の中で「だって卒業したら、もう娘の制服姿が見られなくなってしまうので」と、それはまた違う話な解答をしていたのですが、受験とは別に延々と探求だけやっている日々が続くといいのにな、とも思ってしまいます。

いや、でももう評定平均の綱渡りをするのはいやー。

 

そんなわけで

 

実家近くの神社に行って娘の合格祈願を、

谷中にあるご先祖さまのお墓に行って娘の合格祈願を、

高輪にある義理の父のお墓に行って娘の合格祈願を、

 

お願いしてお願いしてお願いしまくってきました。

 

いや、本当は、そうお願いしようと思っていたのですが、いざ手を合わせると「みんなが笑顔になる2026年になりますよーに」と祈っていました。

 

今年は一層アップダウンの激しい一年になりそうですが、どうぞよろしくお願いいたしますお年玉

聞こえますか……

 

聞こえますか……

 

あなたの心に直接、呼びかけているこの声が聞こえますか……

 

特に幼い娘さん、大人と子どものバランスがとりづらいお子さんをお持ちの方に、年末にだけ発動する特別な魔法で語りかけています……

 

聞こえますか……聞こえますか……

 

 

 

 

幼い娘の成績不振がとんでもないことに起因していたことを、年の瀬の忙しいいま、お知らせしたいと思います。

 

11月の三者面談のあと、高1後半から高2前半まで、およそ1年間ものあいだ見せてくれなかった成績表を前に、青い炎を纏ったわたしが言いつけたのは

◯シラバスを見て、各教科ごとにどの教科書を使っているか教えなさい。

◯前回と前々回のテストの試験範囲と問題を持ってこい。

◯試験範囲とシラバスに登場した教科書・サブテキスト・問題集・プリント全てを1冊残らす次の土曜日までに学校から持って帰って来やがれ!

でした。以上、命令形三段活用です。

 

そして、期末試験2週間前にわかったこと。

娘は教材の約1/3を紛失している……。

だから勉強したくても(したくないとは思いますがおばけ)できない。

それにしても教材はどこに消えたのだろう。

 

わたしは推理しました。

いや、推理しなくても教材の居場所はわかっています。じっちゃんの名にかけて!

そう、全ては、ホテルの総支配人が手を引いた102号室の中にあったのです。

 

 
試験前の週末、8時間かけて部屋を掃除しました。
処分したゴミ袋は8袋になります。
娘は掃除しながら「お宝、発見〜〜〜ピンクハート」と喜び、紛失したと思っていた教材を発掘していました。
 
ただし同じシリーズの去年度の解答が挟んであったりして(おそらく今年の解答は捨ててしまった去年度の問題集に挟んであったと思われます)別冊や解答に抜けがあり、メルカリやamazonでゲットしました。
 
全部そろってから、どのテストに、どの教材が使われていて、それがどのような問題になっているのかを見直すと、中堅校だけに3/5ぐらいは教材がそのままテーマとして使われ、問題は違うけれども、さほどヒネっていず、初見は2/5ぐらいということが判明しました。
頑張れば2週間でなんとかなりそう!と活動をまるっと休んで突貫で詰め込み、首の皮一枚でなんとかなりました。
ちなみに娘は、どのテストに、どの教材が使われていて、それがどのような問題になっているのかを、ふわっとしか理解していず、25メートルの浅いプールを深くて足のつかない広大な海と勘違いして慄き諦めた、そんな精神状態だったようです。
 
娘談「そっか、みんな、こうやってテスト勉強をしていたんだねゾウ
1年前に、いや半年前に気づいていれば魂
 
 
聞こえますか……
 
揃っていますか……娘さんの教材すべて……
 
知ってますか……試験の具体的な傾向……
 
解答、別冊も忘れてはいけませんよ……

娘ちゃん、秋のテストやらかしました。

直前まで自分主催の重たい探求活動が入っていて身も心も多忙だったのはわかっていますが、満遍なくどの教科も凍えそうな点数でした。

評定平均が氷点平均になりそう雪の結晶

 

決して厳しいとは言えない、むしろ娘を応援してくださっている担任の先生にまで「12月のテスト、頑張らないと本当にやばい」と苦言を呈させてしまうという心底、申し訳ない事態におばけくん

 

面談シーズンが始まった頃には「三者面談のあとって、中学生の子たちはお母さんと手を繋いで仲睦まじく帰っている子が多いんだけど、高校生になると青い炎を背負ったお母さんと顔を引き攣らせた生徒の組み合わせがいっぱいいるんだよ。みんな大学受験を目前に控えているからかな目」なんて呑気に考察していた娘ですが、まさにうちも同じ状態になってますヨ!

ひとを観察している場合かー!

 

サイレントヒル的な心情風景がプロジェクションマッピングのように映し出す焔に覆われた床、暗雲たちこめる天井、闇で覆われている壁が迫り来る廊下を、今にも異形の者に変化しそうな勢いで歩いていたら、偶然、目の前にひとりの先生が現れました。

 

「あ、娘さんのお母様ですか?いつもお世話になっていますーーー!」

あ、進路指導の先生!

進路指導の先生は娘のことを「もうベタ褒めしちゃっていいですか?」と、いかに娘の着想が素晴らしいか、言語化が得意か、探求活動をしている友だちのために頑張れるか、めっちゃ語ってくださいました。

うわあ。突然、学校の床から花ピンク薔薇が芽吹き、蝶ちょうちょが飛び始めて、雲が割れて天使が降臨〜。

 

気分が上向いてきたわたしは、先生に「でも今、成績が激落ちしてるんですよ〜」と訴えたところ

「大丈夫ですよ!娘さんみたいに自分から社会と繋がれるタイプは大学なんてどこでもいいんです。なんだったら行かなくったっていい!」と断言してくださいました。

 

進路指導の先生なのに!

大学なんてどこでもいい。

大学なんて行かなくていい。

このぶっ飛んだ発言に「やっぱりこの学校、大好きだーピンクハート」と嬉しくなってしまいました。

 

進路指導の先生までが「大学には関係なく」(笑)応援してくださるので、もともと「大学受験には関係なく」探求活動をしている娘は、塾から「(大学受験用の)実績はもう充分」と言われているにも関わらず、高3になってもどんどん活動を入れちゃうんだろうな。

テストが終わったその日の午後も翌日も、翌週も探求の予定を嬉々として入れていました。

ああ、来期が怖い。

 

さて。12月テスト結果。

ふてくされていた1ヶ月分を取り戻すために最後の2週間、探求断ちをしてなんとか元の成績に戻りましたー。良かった。

いえ、全く良くはない成績ですが、9月がどん底過ぎたので。

秋と冬で最もアップダウンが激しかった教科の学内偏差値の差が25といえば、どれほどまで落ちたかわかっていただけるでしょう。

 

面談は地獄と天国でしたが、成績は地獄と現世ぐらいかな。天国とはとても言えない娘クオリティです。

娘の勉強ライフの軸になるもの、それは「社会科嫌い」でした。

 

社会科が嫌いすぎて勉強すると喧嘩になるので、日能研の夏期講習のページだけ全部覚えて「ここから出ればラッキー、出なかったら理科でがんばれ」とメモチェも普段の勉強も投げ捨てたのが中学受験時代。

 

そして世界史・地理・公共をやりたくなくて、受験に使わない理lllが必須になる理系コースを取ろうとして学年会議にかけられていたのが、一昨年の今ごろ、中3の秋です。

 

そんな娘、なぜか高2から社会が大好きになってしまいました。

理由は「やっと、俯瞰で見えてきたから」だそうです。

 

娘の学校は授業を教科書のページ順に行わないのですが、試験前にブツブツ覚えたり、わたしに「これ、おもしろいー!」と教えてくれる教科書エピソードを総合すると世界史・公共・地理・英語の一部・現代文の一部がリンクする設定になっているようです。

 

確かに積まれていただけの中学校時代の地理の教科書を開いてみると、気候や国名を次々と覚えるシンプルな勉強方法が点数を取るのに効果がありそうな内容でした。

そして、今。娘が使っている地理の教科書を見せてくれたのですが、同じ地理は地理でも、地政学的に資源、国同士の関係性、産業など他の教科と組み合わせて学べる立体的な知識の宝庫になっていて、娘のような物語好きには体感として覚えやすそう。

 

「あー、世界史であの国とあの国がこういう関係になったのは、こういう位置関係だったからか!」とか「あ、この農作物とテクノロジーの英長文は地理で出てきた穀物メジャーが絡んでいるんじゃない?」とか、教科を横断して考察するのが楽しくなってきたようです。

 

さらに公共ではわたしたちの世代の微妙な母娘関係についても、ひとつの結論を出してくれました。

「お祖母ちゃんたちってさ、日本人が不平等だった大日本憲法世代のひいおばあちゃんから「家父長ばんざい。女は一歩下がって」と育てられているのに、途中で日本国憲法に改定されて、国民全員同権が当然の子ども世代から価値観を否定されて、孫世代は多様化もテクノロジーも進んじゃって、意識の変革に一番ついていきづらい世代なんじゃない?」と。

 

今日は大人のプロフェッショナルな方とご一緒させていただいていたのですが、その方の作品のテーマについて、公共のテストに出た憲法の話から着想した考察を述べたところ「おもしろい着眼点!いまの高校教育すごい!」という流れになったそうで、背伸びしていない等身大の意見が言えたのも公共のおかげだーと喜んでいました。

 

前述の文理・私立国立コース選択の際、鶴の一声となったのは夫の「(文系の)総合型選抜を目指そうとする人間が、社会で習う世界情勢を知らないでどうするよ?」だったのですが、今思うと本当にありがたい助言でした。

また大学の先生とお話する時もゼミの専門性と娘の持つ専門性を繋ぐものとして社会科で得た考察が非常に役に立っているそうで、夫、でかした!しかないです。

 

社会=社会科の勉強、ではなく、世界をより良く生きるための学びであることを娘に教えてもらいました。

成績に反映されているかどうかは、それはしばらしくしたらわかるお話です。

おお、こわおばけ

肌寒い、が、本格的に寒い、になって受験の足音がすぐ後ろに聞こえてくるようになりました。

娘の受験は来年ですが、2年前の受験生応援CMを見てはギュウッとなる毎日を過ごしています。

 

数学の道を目指す女の子と、美術の道を目指す女の子の大学受験を応援するカロリーメイト、のCMです。

 

 

音楽が2012年放映の『スマイル!プリキュア』のアレンジなので、当時幼稚園の年少さんだった現高2娘さんや、年中さんだった現高3の娘さんたち、そして一緒に観ていた保護者の皆さんの心にとても刺さりそう。

 

娘が一番はまったスマイルプリキュアの音楽もさることながら、数十年前、美術予備校に通うJKだったわたしには心の奥底まで思いっきり突き刺さって抜けてくれません。

何度見ても涙が出ます。

つらいけど、それでいて甘やかな涙です。

 

このカロリーメイトを飲みながら複数本の鉛筆を持っている制服姿、まさに美術予備校に通っているJKです。

今はわかりませんが、当時、美大を受験する人の割合は浪人生のほうが多く、浪人生は朝から夕方まで美術予備校に通い、高3は18時から21時まで月〜土、他校の子たちと机ならぬイーゼルを並べていました。

鉛筆の長めの削り方もリアル。手に鉛筆3本持ちもリアル。なんなら競馬予想の赤ペンよろしく耳にもかけていました。

そうそう。集中しすぎて食用ではない木炭デッサンの消しゴム代わりの食パンを食べている男子もいたっけ。

 

高校よりもずっと自分の才能を突きつけられる場所だったせいか、同じ苦しさと共に闘う仲間たちがいたせいか、藝大・美大の子の多くは、実は出身大学の前に、高校・浪人時代、どこの美術予備校だったかを気にするところがあります。

 

高校生の多感な時期に「才能」と「努力」どっちだ、と突きつけられているシーンも覚えがありすぎて心が痛いです。

最初は努力が大事と言っていた美大を目指す女の子が、下を向いて「うそ、やっぱり才能かも……(努力ではなく)」と手を握りしめる、デッサンが上下3段に並んだシーン、あれは「講評」の時間です。

上の左端が最上位で、3段目は「観る価値なし段」と当時は言われていました。すすり泣きの時間でもあります。

 

講評のシーンを見た瞬間、現役東京藝大生でもある先生たちが並べてくれるデッサンの位置に一喜一憂していたあの頃の気持ちに引き戻されました。

美術予備校の雰囲気が好きで高1から通い始めてしまったわたしは高3の夏休み前にスランプに入ってしまい、最後の最後に抜け出すまで本当に地獄だったのを思い出します。今でも講評が怖い。

 

そして受験の「はじめ!」の声。

出身校で受けた実技試験の空気は今でも覚えています。

校舎が白くて明るくてかっこよくて、憧れの大学という場所で絵を描くことに浮かれて、脳内で楽しい音楽を再生してデッサンしていました。

逆に藝大は高すぎる天井に慄いてしまったことも、途中で藝祭などで顔馴染みになった監視の大学生たち(予備校の先生含む)がちょいちょい顔を出してくれて良い具合に気が抜けてくれたのも、苦味と甘味がまざった思い出です。

 

一生のうちで最もがんばった時間のひとつだし、入学試験で番号を見つけた時が初めて自らの人生を親からもぎ取れたような、自分側にグイッと引き寄せられたような、人生やっと自分ごとにできたような、そんなふうに感じた瞬間でもありました。

 

娘ちゃんも今の苦労が数十年後に苦くて甘い青春の思い出になってくれればいいな、自分の足で人生を歩いているということを実感するキッカケになって欲しいな、というのがわたしの本心です。

 

探求と勉強の両立は本当に大変そうだけど、中学受験はコロナを理由に塾にも行かず全力でやりきれてなかった分、ここは自らの力でもぎとってほしい。

そんなことをCMを観ながら思ってしまうのです。

 

がんばれ、青春。

カロリーメイトといっしょにわたしも26年組を応援します桜

もちろんがんばる12歳の中学受験もです桜