※前回の続きです。




















あれは忘れもしない昨年8月14日の朝。
皮膚表面の肉芽を指摘されてから3ヶ月後のことです。
私は寝ていたのですが、苦しそうに泣く声で目が覚めました。
この時はまだバルブを使っていなかったので、声が聞こえるはずがありません。
一瞬で抜管している事を悟りパパを叩き起こしました。
大人のベッドにそっちゃんを横にして再挿入を試みるも大きな肉芽が気切孔を蓋してしまい入らない!!!
だんだん息が出来なくなり、顔は紫色。くったりするそっちゃん。
頭が真っ白になり完全にパニック状態。
手が震えてますます入らない。
見兼ねたパパが私からカニューレを奪い取り何とか入れてくれました。
後2秒遅かったらそっちゃんは完全に意識を失っていました。
あの時パパが居なかったら今頃そっちゃんも居なかったでしょう…。
それくらい怖い体験でした。
今思い出すだけでも背筋が凍りそうです

退院してから1度も自己(事故)抜管が無かったので安心していましたが遂にやってしまいました

ちなみにカニューレが入るとすぐ自発呼吸し出して、顔色も戻りました。
その後は普段通りのそっちゃんに戻ったのでホッとしました。
【補足】
先にそっちゃんが起きたのに我々がまだ寝ていた為、構って欲しくてカニューレを触っているうちに抜けてしまったようです。
NICU入院中のカニューレ交換練習以来初めての再挿入だったので完全なるパニック状態でした。
手元にあったにも関わらず、新しいカニューレなんて用意出来ませんでした

せめて中の軸だけでもすぐに取り出せたら良かったのですが
全く頭が回りませんでした






















自宅での抜管のリスクを考えると、直ぐにでも肉芽をどうにかして欲しいと思い耳鼻科の医師に相談。
直ぐにオペ室を押さえて下さり、昨年8月31日に切除して頂きました!
当日はトリクロで眠らせてからオペ室へ。
しかしオペ室で起きてしまったようで大暴れ。大人数人で押さえ付けて肉芽をちょきん
としたそうです


汗だく&涙でぐしゃぐしゃの顔で帰ってきました。
切除した肉芽を見せてもらったのですが、とーっても小さかったです

そっちゃんの首にいたときは大きく見えたんだけどなぁ…。
そこからは自己抜管無く来れているので、このまま行って欲しいなぁと思います
油断大敵

抜管予防には人工鼻バンドが欠かせませんね
