モース警部シリーズ読書会始めました! | pinoの読書日記

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長編全13作、定期開催

いつもの西東京読書会は新刊ミステリーに特化した読書会ですが、
シリーズ単位、作家単位の読書会もやってみることにしました。
 
新企画の初回から挫折するのも悲しい。
なので、こんな条件で探してみました。
 
①長すぎない(シリーズにしろ、1冊の分量にしろ)
②高すぎない(1,000円前後が望ましい)
③難しすぎない(内容にしろ、入手方法にしろ)
 
それでピンときたのがコリン・デクスターのモース警部シリーズ。
 
全部で13作。
なんとすべてKindleで買えます。
お手頃価格で、目にもやさしい。
もう昔の文庫本はしんどいの……
 
というわけで、今年の2月5日から始めました。
 
2カ月に1度、偶数月の第1金曜日夜に開催しています。
オンラインです。
告知・募集は開催前月の上旬。
全国翻訳ミステリー読書会サイトでご確認ください。
 
 
第1回の様子をすこしだけご紹介します。
 

 

 

日時:2021年2月5日(金)

課題書:『ウッドストック行最終バス』(1988)

著者:コリン・デクスター

訳者:大庭忠男

出版社:早川書房

 
 
参加者は全員で9名。
(定員を決めたので、ご案内できなかった方、ごめんなさい)
 
モース警部シリーズはドラマ化されているので、映像からはいった方もいらっしゃいました。
 
みなさまの感想は――
 
・「(女好きな)モースを好きになれない」
・「モース、捜査していない、どこが有能かわからない」
・「モースの妄想多し」
・「モース、感じ悪い」
・「モース、わがままなおじさん」
 
えええええ!
主人公のモース警部、大丈夫?
こんなに読者に嫌われちゃってますけど~。
みなさんから、出るわ出るわ、モースの欠点(笑)。
 
でも、こんなご意見も――
 
・「モースは寅さん」
 
惚れっぽいところがモースの魅力でもあるんですよね。
その流れで言うと――
 
・「おじさんのロマンス小説」
 
なるほど、そういう見方もできますね。
 
少数ながら、モースに好意的なご意見も。
 
・「モース、チャーミング。(初めて読んだが)思ってた人とちがって、人間味がある」
 
 
作品全体としてのご意見としては――
 
・「地方都市の閉塞感」
・「謎の設定がうまい――もうひとりの娘は誰か?」
・「ストーリー展開がクリスティー作品を彷彿とさせる」
・「タイトルが秀逸」
 
みなさん異口同音におっしゃていたのが、モースとルイスのコンビネーションの妙。
とにかくルイスは人格者ですよね。
 
こんな感じでした。
定期的に開催していきますので、よろしかったらご参加ください。
毎回初参加枠も設けています。