長編全13作、定期開催
いつもの西東京読書会は新刊ミステリーに特化した読書会ですが、
シリーズ単位、作家単位の読書会もやってみることにしました。
新企画の初回から挫折するのも悲しい。
なので、こんな条件で探してみました。
①長すぎない(シリーズにしろ、1冊の分量にしろ)
②高すぎない(1,000円前後が望ましい)
③難しすぎない(内容にしろ、入手方法にしろ)
それでピンときたのがコリン・デクスターのモース警部シリーズ。
全部で13作。
なんとすべてKindleで買えます。
お手頃価格で、目にもやさしい。
もう昔の文庫本はしんどいの……
というわけで、今年の2月5日から始めました。
2カ月に1度、偶数月の第1金曜日夜に開催しています。
オンラインです。
告知・募集は開催前月の上旬。
全国翻訳ミステリー読書会サイトでご確認ください。
第1回の様子をすこしだけご紹介します。
参加者は全員で9名。
(定員を決めたので、ご案内できなかった方、ごめんなさい)
モース警部シリーズはドラマ化されているので、映像からはいった方もいらっしゃいました。
みなさまの感想は――
・「(女好きな)モースを好きになれない」
・「モース、捜査していない、どこが有能かわからない」
・「モースの妄想多し」
・「モース、感じ悪い」
・「モース、わがままなおじさん」
えええええ!
主人公のモース警部、大丈夫?
こんなに読者に嫌われちゃってますけど~。
みなさんから、出るわ出るわ、モースの欠点(笑)。
でも、こんなご意見も――
・「モースは寅さん」
惚れっぽいところがモースの魅力でもあるんですよね。
その流れで言うと――
・「おじさんのロマンス小説」
なるほど、そういう見方もできますね。
少数ながら、モースに好意的なご意見も。
・「モース、チャーミング。(初めて読んだが)思ってた人とちがって、人間味がある」
作品全体としてのご意見としては――
・「地方都市の閉塞感」
・「謎の設定がうまい――もうひとりの娘は誰か?」
・「ストーリー展開がクリスティー作品を彷彿とさせる」
・「タイトルが秀逸」
みなさん異口同音におっしゃていたのが、モースとルイスのコンビネーションの妙。
とにかくルイスは人格者ですよね。
こんな感じでした。
定期的に開催していきますので、よろしかったらご参加ください。
毎回初参加枠も設けています。