『日々翻訳ざんげ』読書会 | pinoの読書日記

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あれ……開催から3カ月も経っていましたあせる

 

ご無沙汰しております。

 

第12回西東京オンライン読書会は3月20日春分の日に

翻訳家・田口俊樹先生のエッセイ本を課題図書にし、

田口先生と版元の本の雑誌社・浜本茂氏をゲストに迎えて開催しました。

 

『日々翻訳ざんげ』

 

 

 

いつもは10名前後のこじんまりとした会ですが、

せっかくなのでどどんと倍増し、総勢20名での会となりました。

 

田口先生のファンの方や、わたしと同じく田口先生の元生徒だったり、同業翻訳家のみなさんも参加してくださり、とてもなごやかであり、にぎやかで温かな雰囲気で終始進みました。

 

本の感想のほか、田口先生の訳書のなかでとくに好きな作品も挙げてもらったので合わせてちょっとだけご紹介します。

 

・「(マイクル・Z・)リューインさんいい人」

『神は銃弾』

 

 

・「(エピソードが)思い出深い。SF作品(『オルタード・カーボン』を田口先生が訳したときには驚いた」

ローレンス・ブロック作品全般

 

 

・「ライブ感のあるエッセイ集。『アクシデンタル・ツーリスト』の訳者あとがきにまつわるエピソードが可笑しかった」

 

・「くすっと笑えてほのぼのした印象」

 

・「田口先生のお人柄がそのまま表れたエッセイ集」

 

・「プロとは何か」

『郵便配達は二度ベルを鳴らす』

 

 

・「どんどん読める。(大ベテランの)田口先生でもこれほどご苦労されていることに驚いた」

 

・「(旧友・編集者)染田屋茂さんとの関係がすばらしい」

ハーラン・コーベン作品

 

・「現在形と過去形の問題が興味深かった。リューインさんとぜひ対面を果たしてほしい」

『チャイルド44』

 

 

・「自分の読書体験を思い出す」

『アクシデンタル・ツーリスト』

 

 

・「田口先生のサービス精神がすごい」

「待っている」 *下記短編集に収録

 

・「音楽的な文体」

 

・「訳者によって違いがある点が面白い」

 

・「ピュアな魅力が伝わる」

 

・「田口先生の声が聴こえてくるよう」

 

などなど。

担当編集者の浜本茂さんからは

「訳者がここまで考えて仕事をしていることに驚いた」

 

ちなみにわたしの好きな訳書はこちら(絶版なのが残念です)

『世界のハーモニー』

 

 

 

メモを読み返すと、話に夢中だったのかまたもやあまり取れておらず……ほんのすこしだけのご紹介となりました。

 

ミステリに限らず翻訳小説の好きな方はもちろんのこと、ふだんは国内作家の小説がお好きな方にもお勧めします!

 

参加のみなさま、田口先生、浜本さん、ありがとうございました!