『赤と白とロイヤルブルー』読書会 | pinoの読書日記

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話題沸騰中のロマンス小説

ブログすっかり沈黙していましたが
オンライン読書会の様子をさかのぼってぼちぼち書いていきますね。
まずは記憶も新しい昨夜の回から。
 
第11回西東京オンライン読書会の課題書はこちらでした。

 

 

赤と白とロイヤルブルー

ケイシー・マクイストン著

林啓恵・訳

二見文庫

(2021年)

 

 

本書の主役カップルは男性同士。

 

アメリカアメリカ初の女性大統領の息子アレックス

イギリスイギリスの王子ヘンリー

 

いやあ、まずはこの設定に驚きました。

ありえないと思えるのに、全然違和感ないんですよね、読んでいると。

 

2019年~20年にかけての時代設定ですので、もちろんある種のパラレルワールドではありますが、そこもすんなりのみこめてしまい、読者をぐいぐいひっぱっていってくれる作品です。

 

さて、昨夜の読書会ですが

訳者の林啓恵さんと担当編集の方をゲストにお招きし、

応募多数のため抽選で選出させていただいた9名の参加者さん、

そして幹事のわたしの12名、Zoomミーティングで開催しました。

 

みなさまのご感想をすこしご紹介します。

 

・アレックスが恋に目覚める描写にキュン死

・家族の絆、友情も読みどころ

・アレックスがコンプレックスを克服していくところもすてき

・アレックスとヘンリーのメールのやりとりがキラキラしている

 

・ミュージカル化希望!(映画化決定だそうですね)

・YAの王道の構図

・群像劇の一面あり

・メールの描写が新鮮

・ラノベ的な印象あり

・ある意味ファンタジー

 

・男性同士のロマンスなので、(女性読者として)カップルの両者に感情移入できる

・現在形の文体の臨場感、ワクワク感(現在形ということに気づかなかった方がほとんど、わたしもです)

・ベッドシーンの描写が上品

 

・読後感がさわやか

・高揚感

・幸せな気分になれる作品

 

・(カップルはもちろん)みんなの成長物語

・アメリカの多様性を受けいれる現実と競争は競争と徹底している現実が興味深い

・米・共和党支持者が本書をどう読むだろうか

 

などなどでした。

 

「群像劇風」との感想が出ましたが、ほんとうに登場人物全員が魅力的で、甲乙つけがたいのですが、好きなキャラクターをみなさんに選んでもらいました。

 

ラファエル……若手上院議員、アレックスの友人

ジューン………アレックスの姉 2票!

エレン…………アレックスの母、大統領 2票

ビー………… ヘンリーの姉

キャサリン……ヘンリーの母

ノーラ…………アレックス、ジューンの友人、副大統領の孫

フィリップ………ヘンリーの兄

ザハラ………大統領次席補佐官

オスカー……アレックスの父 上院議員

 

というわけで、ジューンとエレンは2票獲得ですが、ばらけました!

 

 

最後に「本書に続けて読むとしたら」のおすすめ本を何人かの方が紹介してくださいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

※最後のこちらは発売前の読者向けのゲラ読みだったそうです。

 

以上です。

気になった方、チェックしてみてくださいね。

 

昨夜も楽しくなごやかに意見交換ができて、とても充実した会となりました。

ゲストの林さん、編集のYさん、参加のみなさま、ありがとうございました!

 

参加を希望された方全員にお席を用意できず、申し訳ございませんでした。

またの機会にお越しくださいますよう、今後もよろしくお願いいたします。