バグパイプバッグのメンテナンス | クル・クルリン小話

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バグパイプのバッグって定期的にメンテナンスをしないといけないんです。

 

ハイランドパイプの様に太古の楽器なのに物凄いテクノロジーが搭載されメンテナンスフリー、更には口から吹いた空気内の水分をバッグ内の乾燥剤で分離して一定の湿度の空気のみ各パイプに送るなんてシステムが搭載されているパイプもあります。

 

見かけによらずかなりハイテク。

 

対してパイプ自体の演奏面の機能が強化された私が弾いているノーサンブリアンスモールパイプやアイリッシュパイプ等のハイランドパイプ以外は未だにバッグのメンテナンスをおこないわないといけないものが多くて。

 

バグパイプのバッグには必ず縫い目がありそこに僅かな隙間が空いてきまして。

長い間使っているとそこから空気が漏れてくるんですよね。

 

これらの穴をバッグ用のシーズンイング剤で塞ぐお手入れを定期的にしないといけません。

 

というわけで恒例のバッグのシーズンイング。

 

あんまり観たことないと思われるので上げてみました。

 

先ずはバッグに刺さっている全ての管を抜いて置いておきます。

 

シーズニング作業に使用する液体が付着したらリードが終わりますので。

 

置く場所が無いから愛用のELECTRIBEの上に。

 

【中古】 KORG / EMX-1SD Electribe MX 【御茶ノ水本店】

並べておきます。

 

ノーサンブリアンスモールパイプのリードはダブルリードで他のバグパイプとはかなり違う形状しています。

 

 

ドローンはシングルリードですけど。

 

そしてパイプを抜いた後のストック穴にはこの様な木の栓をしていきます。

 

 

こんな感じ。

 

 

そしてこういうシーズンイング液注入。

 

 

 

 

これはバックの縫い目から空気漏れが発生するのでその縫い目に入り込む蝋の様な液体です。

 

これをバッグ内に投入し圧力を加え更に革の中側にもめんべんなく刷り込むと空気漏れがなくなります(100%)ではないですけどね。

 

こちらの動画にまとめました。

 

 

そしてこんな感じで空気を入れて少し置き、更に空気を抜いてシーズンイング液が半固形化するのを待って再度、パイプを接続すればOKです。

 

 

一日ほど、寝かしておきます。

 

 

これシーズンイングが完了してパイプを接続すると信じられないくらいに弾きやすくなってます。

 

ちなみにこのバッグは私が作ったものですが色落ちしているしそろそろ新調しないといけません。


そうしないとまた『きったねぇ〜バック』なんて言われるので。


で、とりあえず着色しました。




バックスキンだったのでわりと綺麗に染まりました。

使ったのはこちらの水性染料。

で、お気に入りのズポンに落としてしまった😲😲😲😣


でわでわ(^_-)