塩田 武士 著, 大泉 洋 (写真)
出版業界の不況の煽りを受ける大手出版社「薫風社」は、社長の急逝によって次期社長争いが勃発し、専務の東松による大改革が始まり、雑誌が次々と廃刊の危機に瀕することになった。
カルチャー誌「トリニティ」も例に漏れず、編集長の速水は雑誌存続のために奔走することとなる。速水は黒字化のために大物作家の連載や映像化、タイアップなど新企画を探るが、速水輝也は私生活を犠牲にして雑誌存続の道を探るも結果が出ずに退社を決意する。部下は上司のスパイ、不倫相手は自分の得しか考えていない。同期と言えども足の引っ張り合い。速水は退社後に「株式会社トリニティ」を設立する。トリニティを支えていた作家、女優、テレビ、スポンサー、アニメ、編集を全て取り囲み、大逆転。そのモチベーションになっていたのは、自分を助けてくれた本好きな義父から感じた本への愛情。だが、愛情だけでは本は売れない。永遠のテーマが描かれていた。
速水はバブル時代の名残かバックのなかに電動バリカンが入っていて。
あの時代は急に坊主頭のスーツ姿のテレビマンもよくみた時代もありました。
スマホ時代に作家や編集者はいかにして生き延びるのかを考えさせてくれる作品になっています。
