『はじまりは5つ星ホテルから』を見て。旅で訪ねた世界の一流ホテル。 | ・・・   旅と映画とB級グルメ と ちょっと本 のブログ

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『はじまりは5つ星ホテルから』を見て。旅で訪ねた世界の一流ホテル。
監督:マリア・ソーレ・トニャッツィ
キャスト:マルゲリータ・ブイ、ステファノ・アコルシ

高級ホテルの覆面調査員を仕事として、自由な生活を謳歌しながらも、複雑な人間関係に悩み揺れ動く主人公イレーネを演じたマルゲリータ・ブイ。彼女は、本作でイタリアのアカデミー賞にあたるダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞主演女優賞に輝いている
■覆面調査員という仕事
主人公イレーネは、高級ホテルチェーンの覆面調査員。その仕事は、世界各地を訪れて豪華な5つ星ホテル滞在に宿泊すること。まさに「旅が日常」という誰もが憧れる生活ではあるが、漫然とホテルライフを楽しんで給料がもらえるほど、世の中は甘くない。彼女に課せられたミッションは、宿泊したホテルのサービスが5つ星ホテルとしての基準に達しているかを徹底的に調査することである。審査項目は800以上、客室の清潔度から宿泊客一人ひとりへの対応まで事細かく設定されているのだ。

覆面調査員といえば、レストランを『星』の数で評価する赤い本の元調査員の方から、調査の舞台裏の話を聞いたことがある。調査員は毎年必ず、お客として店に足を運び、改装されているか、前年より良くなっているかを調べる。さらに深く調べる必要性を感じた場合には、料金の支払い後(!)、調査員としての身分をオーナーに明かし、すべて(冷蔵庫の中身までも)を見せてもらう、というのである。覆面調査員も必要に応じて、身分を明かすということをそのとき知った。本作でも、チェックアウト直後に再訪したイレーネが、フロントで名刺を差し出し、それを見た従業員が、“ミステリーゲスト”の来訪を支配人に告げるというシーンがある。


元婚約者のアンドレアとは、現在は恋人というよりも、自分の良き理解者として親友のようなつきあいである。そんな彼に新しい恋人が出現し、イレーネは孤独感を深める
■女性監督がおくる、現代を生きる女性たちへのエール
イレーネの仕事は5つ星ホテルの覆面調査員。仕事で世界各地の豪華ホテルを旅し、貯まったマイレージを使ってバカンスを楽しむ、そんな自由で気ままな生活を謳歌していた。誰もが憧れる仕事だが、家を空けることが前提となる仕事ゆえに、犠牲にしてきたことも多い。私生活では40歳の独身。豪華なホテルで優雅な時間を過ごしても、帰宅すればひとり冷凍食品で食事をすます日々なのだ。何の疑問もなく続けてきた生活だったが、彼女の人生観を揺るがすような事件が、身のまわりで続けて起きる。そのことがきっかけで将来への不安を抱き、不意に孤独を感じてしまうことに。 仕事、恋、家族、友情・・・、何かをあきらめることと引き換えでなければ、自分らしい人生を手にすることができないという現実と向き合い、自分の生き方を見つめ直し、イレーネは新たな人生の一歩を踏み出す。

※映画『はじまりは5つ星ホテルから』の原題は『Viaggio Sola(ひとり旅)』。それは、ホテル調査員であるイレーネの仕事上の旅スタイルであり、独身で子供もいない40歳女性という主人公の境遇を表している。さらに、自由で独立した女性としての彼女自身の生き方を示す言葉とも取れる。

旅先のホテルで意気投合した人類学者のケイトに将来の自分の姿を見出すイレーネ。「豪華ホテルの贅沢さよりも、真の贅沢は生を全うする歓び」と語る彼女から、自由の意味を教えてもらう
■高級ホテルチェーンが撮影協力
さて、本作で特筆すべきは、イレーネが調査で訪れるすべての高級ホテルが実在するということである。 今回の撮影は、世界80カ国、430軒以上のホテルが加盟するザ・リーディングホテルズ・オブ・ザ・ワールド(LHW)の協力のもとで撮影が行なわれている。同ホテルチェーンの加盟の5つ星ホテルならではのラグジュアリーな空間がスクリーンに広がり、旅気分を盛り上げてくれるだけでなく、覆面調査員がいかにしてサービスをチェックするのか、その仕事の裏側を覗くこともできる。本来なら門外不出のはずのホテル調査員のチェック項目も公にしてしまうので、この映画を観た後、だれもがサービスに過敏になり「にわかホテル調査員」気取りで行動しないか心配である。


パリ、コンコルド広場に面して建つオテル・ドゥ・クリヨンは、1758年に国王ルイ15世の命で建てられた歴史的な建物を利用している。冒頭でイレーネの仕事が明らかにされるシーンが撮影された

イタリア、トスカーナにあるフォンテヴェルデ・タスカン・リゾート&スパは、以前から監督お気に入りのホテルで、オリーブの木立とぶどう畑に囲まれたナチュラルスパが自慢のリゾート

イレーネが姪っ子たちを連れて旅したイタリアのプーリアの中心に位置するリゾートホテル、ボルゴ・イグナシア

ブランデンブルク門の隣に位置するホテル・アドロン・ケンビンスキーはベルリン有数のホテル

グシュタード・パレスはスイス有数の高級リゾート地グシュタードにある代々家族経営のホテル。映画にはホテルスタッフや家族も出演。ウェイターとフロントオフィス マネージャーは実生活どおりの役を演じている

モロッコ、マラケッシュのパレ・ナマスカは、アトラス山脈を望む広大な敷地に建つスタイリッシュなホテル

映画のエンディングクレジットに登場するザ・プリ・ホテル・アンド・スパは、上海静安地区に建つアーバンリゾートホテル
■名作映画の舞台となったLHW加盟ホテルの数々
十数年前のラスベガスでのこと。LHW加盟ホテルの「べラッジオ」を訪問した際、駐車場でしばらく待たされたことがあった。理由を聞くと映画のロケらしい。ジョージ・クルーニーとジュルア・ロバーツが出演する映画だということがわかったが、タイトルはわからずじまいだった。そのとき撮影されていたのが『オーシャンズ11』だった。この「べラッジオ」のほかにも多くのLHW加盟ホテルのラグジュアリーな空間がスクリーンを飾っている。
『ノッティングヒルの恋人』で女優のアナが宿泊した「ザ リッツ ロンドン」、『ダ・ヴィンチ・コード』ラングドン教授が滞在した「リッツ パリ」、『ミッドナイト・イン・パリ』で主人公たちが宿泊した「ホテル ル ブリストル」、『007カジノ・ロワイヤル』のヴェネツィアロケでヨットが停泊しているシーンに登場し、撮影期間中、ダニエル・クレイグなど俳優や制作チームの一部が宿泊した「ホテル チプリアーニ&パラッツォ ヴェンドラミン」など、枚挙に暇がない。
映画紹介記事より
40歳の独身の仕事のできる女性の将来へ不安・・・・そして、恋。今をどう生きるかを考えさせる映画になっています。
ジョン・アーヴィン「また会う日まで」よんで、若き刺青師の母と幼子が、男を追って北海の国々を巡ってゆく。旅をする時に一流ホテルに泊まり、朝食のバイキングを食べる話が出てきます。これを読んでから貧乏旅行をしながらも一流ホテルも訪ねる機会が増えました。
おじさんの行ったことのある一流ホテル。
ドイツ ドレスデンHotel Elbresidenz Bad Schandau エベル川下り行くときに。

タンザニア ダルエスサラーム ホテル キリマンジャロ

ハンガリー ブタペスト ホテル ニューヨーク
ベトナム ハノイインターコンチネンタル ハノイ ウエストレイク
ニュージーランド ウェリントン Bolton Hotel