前向きなオルガンという意味ではなかった件 | 笛吹きの備忘録

笛吹きの備忘録

おばあさんのモノワスレ対策ブログです。
アマチュア楽団でフルートを吹いています。
お芝居が大好き!

彩の国さいたま芸術劇場で、バッハの勉強をしてきました。

大塚直哉さんのレクチャー・コンサートvol.11「鍵盤の上で踊るバッハ!?」です。
大塚直哉さんって、朝6時からのNHK-FMラジオ「古楽の楽しみ」の案内役をされています(金曜日かな?)。

ステージには、チェンバロと…。
⤴️可愛いパイプオルガンです。

拡大すると⤵️
M.ガルニエ・オルガン製作所(フランス)製の据え置き型のパイプオルガンです。

パイプオルガンというと、壁面に太いパイプをいっぱい作り付けた大きな楽器で、移動は不可能だと思ってませんか?
⤴️こういうのね🎵

でも、移動できるタイプもあるんですよ。
リードオルガンではなくて、ちゃんと一つの鍵盤で一本のパイプに空気を送り込んで音を出すシステムのパイプオルガンです。
ストップもあって、4段階に音色を変えられるそうです。
詳しくはこちらを⤵️

ちょっと長い動画ですが、組み立てるところから見せてくれます。

…で、このオルガンね、ポジティフオルガンと言うのですよ。
一見して、ポジティブって読んでしまいますよね。前向きで元気なオルガンなのかな…?ってね。
ま、そうとも言えますが、ポジティフ「positif」はフランス語で活動的…、移動可能ってことだそうです。

大きなパイプオルガンでバッハを聴くと、荘厳な響きに圧倒されて、神の国は畏れ多く、そこへ続く道は険しく、近づくことができるのは、己れの罪を厳しく律するものだけ…、私なんか…というようなネガティブな気持ちになりがちかも…。
しかし、この可愛いオルガンで聴いたバッハは楽しかった~🎵
演奏されたのが、イギリス組曲♪で舞曲だったこともありますが…(゜_゜)ヘヘヘ