新春浅草歌舞伎を観てきました。
観劇の前に浅草寺にお詣りしとこうかな…と思ったのですが、

仲見世通りも、浅草寺境内も、インバウンドさんたちで大にぎわいでして、遠くから眺めるだけにしました。(人混みが苦手なもので…)

⤴️尾上左近さんの幟です。私、左近ちゃんのオッカケ始めました♪♪♪
新春浅草歌舞伎は、若い役者さんたちが、歌舞伎座で大御所が演じる古典作品にチャレンジして「これ、演ってみたかったんだー」という夢を叶える場のような、お正月の恒例興行です。
始まりは1980年で、当時の若手! 二代目吉右衛門さん、五代目勘九郎さん(お二人とも、もう故人…)、玉三郎さん(こちらは後進のご指導はもちろん、現役バリバリ)などが出演されています。
途中、コロナ禍で中止する年もありましたが、45年も続いているんですよ。
若手の登竜門とも言われていて、浅草で実力を認められたら、大歌舞伎でも良い役につけるようになって、めでたく卒業するシステム(?)のようです。
去年のメンバー、松也さん、歌昇さん、巳之助さん、新悟さん、種之助さん、米吉さん、隼人さんたちがゴソッと卒業されて(皆さん、大歌舞伎でのご活躍が期待されます)、今年は、すんごく若返りました。
若返り過ぎちゃって「やってやるぞー」というギラギラした感じが薄まったような気がするんですよね。
橋之介さんも、染五郎さんも「しっかり勉強させていただきます」的な、とってもお行儀のいいお芝居でした。
破天荒とか、破壊力とかの、熱いエネルギーを期待していたもので、なんか…肩透かし…。
選んだ演目も、おとなしめかな…。

⤴️これは、私が観劇した二部の演目です。
一部は、『絵本太功記』が役替わりで上演され、もうひとつ、莟玉さんのおかる、橋之介さんの勘平で『落人』(道行の舞踊)があります。

これ、観たかった…。
でもね、文化予算が限られているので、二部だけの観劇にしました。左近ちゃんのお姫さまを見たかったので…。
左近ちゃんは、舞踊『春調娘七草』で蘇我五郎、『絵本太功記』では、初菊(これを見たかったのね)でした。どちらも、きちんとやりきってましたよ🎵
18歳、最年少での参加ですが、落ち着いてましたね。
荒事の蘇我五郎では、華奢な身体を、力を張り詰めることで豪快に見せていましたし、
⤴️これは初日のダイジェスト動画ですが、ほかにも開幕前の予告として、演目を役者自らか紹介するコンテンツも発信しています。
それが、よく出来てるんですよ。何より、皆さんイキイキしてるし、出演者たちの仲良し感もさらっと醸し出されてるし、楽しくて爽やかなんです!
そうか…、彼らは、歌舞伎界のZ世代なんですね…。