元気なうちに、有名なオペラを観ておこうシリーズ第三弾!

『ウィリアム・テル』を観てきました。
第一弾の『リゴレット』
第二弾の『トスカ』
この二つは、内容は知らなかったけど、タイトルを聞いたことはあったし、それがオペラだとも知ってました。
でも『ウィリアム・テル』は、スイスの伝説の偉人の物語だと知ってはいたけど、それがオペラになっているとは知りませんでした。
ロッシーニの🎵 タッタカ♪タッタカ♪タッタッターン🎵の行進曲も、オーケストラのために作曲された曲だと思っていて、幕が上がる前、序曲が始まって、この🎵タッタカ♪タッタカ♪が聞こえたとき、えっ!これって、このオペラの曲なの?とビックリしちゃいましたよー
今回も4階からの観賞です。
さて、『ウィリアム・テル』と言えば、息子の頭に載せたリンゴを、弓で射ったお父さんですよね。

その場面は第3幕にありました。
とても重要な場面で、圧政者と、自由を求める民衆とが対決するんです。
そう!『ウィリアム・テル』って、祖国を奪われ、為政者による弾圧に苦しむ民衆が、武器(鋤や鍬などの農具なのね)をとって蜂起、勝利するまでの壮大な物語なんです。
一途に父を信じる息子と、勇気ある父親との愛情物語は、その中のひとつのエピソードでしかありません…。
つまり、オペラ『ウィリアム・テル』の主人公は民衆なのですよ。
もちろんヒロインの皇女マティルド、
その恋人アルノルドとギヨーム(ウィリアムのフランス語読み)

抑圧される民衆は、圧政者からの理不尽な要求に誇りを踏みにじられ、その苦しみを歌い、絶望と諦めを歌い、そして沸き上がる怒りを歌います。
オマケ…。