デニス・ブリアコフさんの演奏会に行きました。
会場はトッパンホールといって、文京区にあるトッパン小石川本社ビル1階にあります。
トッパンと聞いて、絵本を思い出しませんか?
⤵️こういうのです。懐かしいでしょう?

幼少期、私は本のことを「トッパン」と言っていた記憶があります。
検索したら、この「トッパンの絵本」を出版していたのは関連会社で、トッパンとは「凸版」、エルベート凸版法という印刷技術に由来した社名だそうです。
詳しくはこちらを!
朝ドラ『らんまん』で、万太郎さんが凸版の印刷技術では細かい線が滲むし、絵が隆起するから、正確さに欠けるとか何とか言って、石版印刷の修行をしましたよね。
そういう印刷技術の歴史を知りたいときは、本社ビルの近くにある「印刷博物館」にどうぞ!
…そうでした、デニスさんのリサイタルでした。
どの曲も圧巻でした。YouTubeで聴くのとは大違い…。
ピアノの石橋尚子さんも素晴らしかった!
ハチャトリアン『フルート協奏曲』のオーケストラをピアノ1台で引き受けてしまうのですから、その熱量たるや!
ちなみにオーケストラとの共演はこちらです。⤵️
アンコールは、きっと、そうだろうと思っていたラフマニノフの『ヴォカリーズ』でした。
ウクライナに生まれ、10歳からモスクワで音楽の英才教育を受けた彼が、今のウクライナvsロシア情勢に、どれほど心を痛めているか…。
笛で祈るとは、こういうことなのだと思いました。