羽田空港です。

5カ月ぶりの帰省です。
そして、高校時代の仲良し六人組は、70歳のおばーさんになっていますが、しゃべって、食べて、元気です。
仲間のひとりが、この秋に夫さんを看取りました。
抗がん剤治療をあきらめ、余命1年と言われて退院、自宅で家族と共に最期まで過ごしたのです。
ようやく四十九日が過ぎ、やりきった感と、もっとしてあげられたのでは…の後悔とが、日替わりで出たり引っ込んだりする毎日だそうです。
介護の日々でも、余命が分かってることが、心の準備ができて良かったと思う日もあれば、なんて残酷な宣告やろ!と腹の立つ日もあって、「ジェットコースターみたいやったのが、今も続いてる感じかな~」と、冷静に話してくれました。
自宅介護で一番困ったのは、食事のメニューがマンネリ化してしまうことで、病院でならプロの栄養士さんが病人食をいろいろ工夫してくれるけれど、「そんなこと、毎日やってられへんのよ」と…。
「何、食べたい?」と聞くと、夫さんは「何でもええよ、って言うと困るんやろ? 」と、やっぱり困った顔で答えたのだそうです。
そして末期の、咀嚼も嚥下もできなくなったとき、もう、夫のための食事で悩まなくてもええんやわ、と思うとホッとして、自分の食べたいものを作って食べたらおいしかった…、と苦笑いするのです。
仲良し六人組だからこそ言えたこと、それでも言えなかったこと、いろいろあるでしょうが、元気に笑い合えて良かった!
私たちは、ずっと、友だち!