テゼって聞いたことあります?
フランスの東部ブルゴーニュ地方にある小さな村です。
そこにテゼ・コミュニティというエキュメニカルな男子修道会があります。
エキュメニカルとは、ざっくり言うと、カトリックとかプロテスタントとか分けずに、キリスト教としてひとつになろうという考えです。
そのテゼ・コミュニティでは祈りに、とてもシンプルな歌が使われます。
8小節のみ…。これを繰り返し、繰り返し、歌います。
伴奏はキーボードやギターで、リコーダーやフルート、オーボエ、クラリネット、ホルンなどの管楽器がオブリガードを担当します。
私、これを演奏したいと、ずっと思ってました。フルートで祈りたい!と…。
分厚い楽譜集も持っているのですよ。
バッハの教会カンタータのように、演奏が神への捧げ物になるような体験をしてみたかったんです。
3年前、その夢が実現しました。
カトリック所沢教会で「黙想と祈りの集い~テゼの音楽と共に」がひらかれたのです。
私、フルートを吹かせていただきました。
ただ歌い、祈り、そして沈黙…。
とてもシンプルな集いでした。
上手に吹こうとか感動させようとか考えず、祭壇に向かい、音に全集中しました。
そして、集いが終わったとき、それまでの演奏会では味わったことのない清々しさがありました。
私、この集いのために、フルートを吹き続けよう! そう決めたのです。
でも、新型コロナウイルス感染拡大で、定期的に開催されるはずが、無期延期となりました…。
3年が経ち、ようやく、20人以内で、距離をとって、マスク着用なら、テゼの歌を練習してもいいってことになったのですよ!
なので! いつか! 近い将来! 再び! 集いをひらくために、準備を始めました!