「夢見る力」だけではダメなのかも…と思った件 | 笛吹きの備忘録

笛吹きの備忘録

おばあさんのモノワスレ対策ブログです。
アマチュア楽団でフルートを吹いています。
お芝居が大好き!

三月大歌舞伎の一部を観てきました。


戦いのない、民が幸せに暮らす世の中をつくりたいと夢見る、高潔純粋な勇者たちの物語『新・三国志~関羽篇』です。


原作は、羅貫中(らかんちゅう)の『三国演義』で、その子孫の羅昆虫(らこんちゅう)さんが物語の発端をざっくり説明します。
羅昆虫さん…、もちろん市川中車(香川照之)さんですよ、ウケました~

長い長い物語を2時間10分で上演しちゃうのですから、展開の速いこと!
じっくり芝居を味わってると置いてかれちゃいます。脳内で駈け足してるような気分でした…。

舞台は黒を基調にとてもシンプルで、大がかりな場面転換はなくて、舞台端に字幕で、「呉」とか、「魏」とか、国名が出るシステムなんです。
そして、国ごとに衣装のテーマカラーが決まっていて、ブルーだから曹操のチーム、赤だから関羽のチームと、とっても分かりやすくなってます。その色が照明に映えて綺麗でした。
宝塚のショーみたいに…♪♪♪♪

しかも、劉備が実は女性だったという大胆な脚色をしていて、女形なんだけど男装してる…という複雑な役柄を市川笑也さんがスッキリ演じていて、これまたカブキジェンヌと呼びたいくらい素敵でした。

ラストシーンはもちろん!猿之助さんの宙乗りで、桃吹雪(桜じゃないのよ)が盛大に舞って、夢見心地にしてくれます。

文明堂のフルーツサンドをお土産に、所沢まで帰ってきたら、上空で爆音!
西武球場でのライオンズ開幕戦のとき、ブルーインパルスがアクロバット飛行をするらしいのですが、その練習…?

帰宅すると、ニュース速報で北朝鮮がミサイルを発射したと…。

呑気に暮らしてるけど、この状態が平和ではないですよね。